食洗機の処分方法をビルトイン・卓上のタイプ別に解説!廃棄や取り外し費用・寿命も網羅
食洗機を処分したいと考えておられる方に、卓上型、ビルトイン型のタイプ別に分けて処分方法をご説明します。
暮らしを格段に便利にする家電製品のひとつが、食洗機です。その便利さが認知されて、食洗機を設置する方は増えています。
ただ、直接、食品を入れたり、口をつけたりする食器を洗うものですから、壊れたり、寿命がきたりしたら、処分・交換しなければなりません。
食洗機処分に関する役立ついろいろな情報をお伝えします。
目次
食洗機はタイプ(卓上型・ビルトイン型)によって捨て方が違う!
食洗機には、卓上型(据え置き型ともいう)とビルトイン型の2つのタイプがあります。
卓上型は、設置スペースさえ確保できれば、大がかりな工事は不要なので、賃貸住宅にお住まいの方や手軽に導入したい方にピッタリです。
一方、ビルトイン型は、システムキッチンやキャビネット下に組み込んで設置するため、施工業者による取り付け工事が必要です。
それぞれ設置方法が違うように、捨て方も異なります。
卓上型(据え置き型)食洗機
卓上型食洗機は、シンクやテーブル、ワゴンなどの上に置いて使います。システムキッチンに組み込むビルトイン型に比べて、設置することも取り外しも簡単です。
分岐水栓をつけることができれば、自分で設置することも可能です。ということは、取り外しも自分でできます。
ただ、取り外した後の処分については、卓上型食洗機は小型家電リサイクル法の対象製品となっているため、その趣旨に則った方法で処分しなければなりません。
ビルトイン型食洗機
ビルトイン型食洗機は、システムキッチンやシンク下のキャビネットに設置する食洗機です。キャビネット内に設置するため、振動や音が気にならず、調理スペースも確保できるので人気です。
ただ、設置も取り外しも、専門業者にしてもらう必要があります。もちろん、自分でしてできないことはないかもしれませんが、推奨できません。特に、取り外した後の空いたスペースをどうするかなど考えなければならないことが多いです。
また、きちんと水栓の処理ができていなければ、水漏れなどのトラブルが発生するおそれがあります。
卓上型食洗機同様、ビルトイン型食洗機も小型家電リサイクル法対象品目ですから、適切な方法で処分しましょう。
卓上型食洗機のおすすめ処分方法
食洗機は、小型家電リサイクル法対象ですから廃棄するより、リサイクルする方を推奨されています。小型家電リサイクル法対象品目の回収は、家電量販店、自治体で行っています。
市役所や図書館などの公共施設に小型家電リサイクル回収ボックスが置かれていますので、そこに入れることができれば、無料で処分できます。ただ、投入口の大きさに制限があるので、卓上型といえども入れることは不可能です。
以下の方法で、あなたに最適な方法をお選びください。
家電量販店に回収してもらう
大手家電量販店では、小型家電リサイクル法に基づき、不用家電の回収を行っています。処分費用は、お店によって少し異なりますが、数百円程度です。出張で取りに来てもらう場合は、出張費が別途かかります。
また、新しい食洗機を買う場合は、処分費用がかからない場合もあります。新しい食洗機の設置と古い食洗機の処分を同時に行うことができるので、便利です。
自治体の粗大ゴミ回収に出す
食洗機は、小型家電リサイクル法対象品目ですから、小型家電リサイクルボックスに入れることができれば、無料で処分できます。
ただ、リサイクルボックスの投入口の大きさに上限があるため、食洗機を入れることはほぼ無理です。回収ボックスで回収できない製品は、宅配便による回収を行っている自治体もありますから、お住いの自治体に問い合わせてみるといいでしょう。
粗大ゴミとして出すことも可能です。自治体によって費用は異なりますが、500~1,000円程度で回収してもらえます。詳しくは、お住いの自治体のゴミセンターにお問い合わせください。
フリマアプリ・ネットオークション・リサイクルショップに売る
状態がいい食洗機なら、多くの人が利用するフリマアプリ・ネットオークションを利用して、売却することもできます。
ただ、卓上型でも、大きくて重いので、送料がネックになります。また、直接口につける食器を洗うものなので、型式の古いもの、汚れているものなどは売れにくいです。また、個人間取引なので、クレームなどにも対応する必要があります。
お近くのリサイクルショップを利用する手もありますが、状態がいいもの、新しいもの、人気ブランドなど以外は、買取ってもらえない可能性が高いです。事前に、食洗機の取り扱いの有無を確認するといいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に処分を依頼することもできます。不用品回収業者なら、大きくて重い食洗機でも、運び出してくれます。電話一本で即日回収も可能です。
食洗機単品での回収もできますが、他の不用品と一緒に定額パックを利用すれば割安に処分ができます。
不用品回収業者の中には、状態のいい家電を買い取ってくれるところもありますから、問い合わせてみてもいいでしょう。「手間いらず」という点では、一押しの方法です。
不用品回収業者に依頼するメリットをさらに知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!
ビルトイン型食洗機のおすすめ処分方法
ビルトイン型食洗機を処分するためには、最初にキャビネットの中から、食洗機を取り外す必要があります。
また、食洗機を取り外した後に空いた空間をどのように処理するのかも考えておかなければなりません。新しいものを設置するのか、もう食洗機は取り付けないのかを決めておきましょう。
専門業者に撤去と処分を依頼する
ビルトイン型食洗機は、水道配管や電気配線に接続されているため、水道業者や食洗機を設置したメーカーなどの専門業者に取り外しを依頼することをおすすめします。
取り外した食洗機をそのまま、処分してもらえれば一挙に片付きます。
水道配管を取り外すためには特殊な工具が必要です。たとえ、その工具を持っている場合でも、うまくできないと水漏れなどの原因になります。
新しい食洗機に取り換える場合は、取り外しと設置がスムーズに行えます。
撤去後、不用品回収業者に処分を依頼する
水道業者や食洗機のメーカーに取り外してもらった後、処分だけを不用品回収業者に依頼することもできます。
不用品回収業者は、電話一本で即日回収も可能なうえに、重くて大きい食洗機を運び出す必要もありません。すべてお任せできます。
食洗機の他に、不用品が多くある場合などには、この方法がおすすめです。
また、水道業者やメーカーなどに処分を依頼するより、定額パックを利用すれば割安に処分できます。
信頼できる不用品回収業者の選び方を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!
食洗機の取り外し・処分にかかる費用相場
食洗機の処分については、いろいろな方法があることがわかっていただけたと思います。食洗機のタイプや状況などに合わせて、最適な方法をお選びください。
それぞれの方法別の処分費用を表にまとめました。
【卓上型】
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
家電量販店で回収 | 数百円 引取りに来てもらう場合は、出張費が別途必要 |
自治体の粗大ゴミ | 小型家電リサイクル回収ボックスに入れることができれば無料 粗大ゴミ回収:1,000円程度(自治体によって異なる) |
不用品回収業者に依頼 | 軽トラック積み放題:15,000円~(他の不用品と一緒に処分) 単品回収:数千円~(別途出張費等かかります) |
【ビルトイン型】
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
専門業者に撤去と処分を依頼 | 工事費用:30,000~40,000円 |
撤去後、処分を不用品回収業者に依頼 | 軽トラック積み放題:15,000円~(他の不用品と一緒に処分) 単品回収:数千円~(別途出張費等かかります) |
食洗機の寿命は何年?点検って必要なの?
食洗機の寿命(=耐用年数)ってどれぐらいでしょうか?
卓上型で5~7年、ビルトイン型で約10年と言われています。もちろん、使用頻度やメンテナンスをしているかどうかなどによって、耐用年数は変動します。
2021年まで、食洗機は、「お客様による保守がむずかしく、経年変化により火災や死亡事故などの重大事故が発生するおそれがある製品」として「特定保守製品」に指定され、点検時期が来るとメーカーから通知が届き、点検を受けることが法律で決められていました。
ところが、近年、その安全性が向上していることから、上記の法定点検の義務付けが、2021年8月に廃止されました。
食洗機を使っていて、水漏れが頻繁に起きる、エラー表示がよくでるようになった、モーター音が高い、洗い残しや乾きが悪いなどの症状がおこるようになると、そろそろ買い替えのサインかもしれません。
法律による点検は義務ではなくなりましたが、気持ちよく、安全に使い続けるためには、メンテナンスを行うことと、寿命のサインが出始めたら、買い替えも考えるようにしましょう。
食洗機の処分なら、ビルトインも卓上も「エコキャット」におまかせ!
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