ガソリンの正しい処分方法|劣化した燃料の危険性やNG行動を徹底解説

ガソリンの正しい処分方法|劣化した燃料の危険性やNG行動を徹底解説

本記事では、ガソリンの正しい処分方法を解説します。

 

ガソリンは極めて引火性が高い危険物であり、消防法で厳格な管理が義務付けられています。保管方法を誤れば火災や事故のリスクを伴うため、不要な燃料は正しい知識を持って安全に手放すことが大切です。

 

また、劣化したガソリンの使用はエンジントラブルの原因にもつながりかねません。

 

ガソリンを安全に捨てるための具体的な方法やNG行動、注意点などを詳しく紹介します。

ガソリン処分に悩むよくあるパターン

ガソリンを処分したいと考える動機は、日常生活のあらゆるシーンで発生します。ガソリンの処分に悩む主なパターンを見てみましょう。

劣化したガソリンの使い道がない

仕事やプライベートのために用意したガソリンが劣化し、処分に困るパターンです。主に、以下の理由が考えられます。

 

  • 長距離移動の際の燃料切れ対策
  • 山間部・アウトドア活動での作業
  • ガソリンスタンドが少ない過疎地での備蓄 など

 

使い切れずに放置したガソリンは、次第に酸化が進みます。

引越しや遺品整理などで処分に困る

引越しや実家での遺品整理の際に困るケースも多いです。主に以下の悩みが発生します。

 

  • 引越し先にガソリンを持っていけない
  • 遺品整理で古いガソリン携行缶が見つかった など

遺品整理で見つかった場合はこちらをご確認ください。

 

一般的な引越し業者や運送業者では、安全上の理由から、災害用に備蓄していたガソリン携行缶の運搬を断られることがあります。

 

▼引越しで出た不用品処分についてはこちら▼

安全面への不安

古いガソリンを放置する行為は、精神的な不安材料にもなるでしょう。

 

たとえば、ガレージに数年前に購入したガソリンが置きっぱなしの場合、温度上昇に伴う火災や事故のリスクが高まります。

 

「いつか捨てよう」と先延ばしにせず、安全面への不安を感じたその時に正しい手順で速やかに手放すことが、家族や近隣住民の安全につながります。

劣化したガソリンを使うとどうなる?

「もったいないから」と劣化したガソリンを使うと、車の故障や火災事故のリスクが高まります。どのようなトラブルにつながるかを見ていきましょう。

車両・機械の故障やトラブルが起こる

劣化したガソリンの無理な使用は、車両や機械に深刻なダメージを与え、高額な修理費用が発生する恐れがあります。主に、以下のトラブルにつながるため注意が必要です。

 

  • 燃料タンクや配管などの金属部分の腐食やサビ
  • 燃料漏れ
  • エンジン不調や出力低下 など

 

一時的に動いたとしても、内部では確実に劣化が進みます。古い燃料は使用せず、早急に処分しましょう。

暑さで缶が膨張し危険を伴う

夏場の気温上昇によるガソリンの膨張は、大規模な火災事故につながる危険性があります。

 

ガソリンは温度上昇に伴う膨張率が非常に高い性質も持ちます。密閉された携行缶内部で内圧が急激に上昇し、容器の破損や漏洩を招きやすいのが特徴です。

 

携行缶は外気の影響を直接受けやすく、とくに夏場の高温下では、内部で気化したガスが充満する可能性が高いです。蓋を開けた瞬間にガソリンが噴出したり、劣化したパッキンから漏れ出したりする危険性があります。

 

内圧の上昇した古い缶を放置するのは、命に関わります。古いガソリンは夏場を迎える前に処分しましょう。

【NG】ガソリン処分でやってはいけない3つの行動

ガソリンの処分をする前に、避けるべきNG行動や不適切な処分による罰則について押さえておきましょう。

流す・燃やす・土に捨てる

ガソリンを「流す・燃やす・土に埋める」といった自己判断での処分は、重大な事故や環境破壊を招くため注意が必要です。

 

ガソリンは極めて揮発性が高く、少しのきっかけで爆発するだけでなく、有害物質を含んでいるため、取り返しのつかない被害を及ぼします。

 

たとえば、下水に流した場合、管内で気化したガスが充満し、爆発事故や大規模な火災を誘発します。少量だからと空き地で燃やすと、急激な引火により制御できないほどの大火災に直結するおそれがあり、大変危険です。

 

そして、土に埋める行為は深刻な土壌汚染を引き起こし、近隣住民の健康被害や高額な除染費用を招くリスクがあります。

ガソリンの不法投棄は罰則の対象

ガソリンを捨てる行為は「不法投棄」に該当し、以下の重い罰則が科せられます。

 

  • 個人:5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金
  • 法人:3億円以下の罰金

 

少量であっても、法律に反する行為であることに変わりはありません。

 

一度の誤った判断が、取り返しのつかない社会的信用の喪失に繋がります。ガソリンを取り扱う際は自己判断で捨てずに、許可を持った業者に依頼して適切に処分しましょう。

ガソリンの処分はどこに相談するべき?

ガソリンの処分は、ガソリンスタンドまたは不用品回収業者へ相談しましょう。相談先を選ぶ際のポイントを紹介します。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドで不要になったガソリンの処分を相談してみるのも1つの方法です。

 

出光やENEOSのホームページでは、灯油の引き取りについて「お問い合わせください」と記載されています。ガソリンの回収に関する記載はありませんが、一部店舗では20Lまで回収に対応しているといった声もみられます。

 

ガソリンは、同じ系列店であっても設備や提携業者の有無によって、回収可否の判断が大きく異なるため、ガソリンを持ち込む前に電話で確認するのが安心です。

 

また、持ち込む際は消防法に適合した容器を使用し、安全な運搬基準を遵守するのも大切です。「どこでも捨てられる」と過信せず、必ず事前に連絡を入れた上で、店舗側の指示に従って安全に持ち込むようにしましょう。

不用品回収業者

手間と安全性を両立させたいのであれば、法令を遵守している信頼できる不用品回収業者への依頼がおすすめです。

 

大量にガソリンが入った携行缶は、高齢の方や多忙により外出が困難な方にとって処分が困難です。不用品回収業者に依頼すれば、自宅にいながらガソリンを手放せるため、個人でガソリンを運搬するリスクや手間を軽減できます。

 

ただし、業者のなかにはガソリン処分の許可証を持たずに依頼を引き受ける、悪徳な業者も存在します。依頼前に「産業廃棄物収集運搬業」の許可証を持つ業者かを確認しましょう。

 

許可業者であれば、消防法などの法令を遵守しながら、最終処分まで責任を持って適切に処理してくれます。

 

以下は、不用品回収業者の載せ放題プランの相場です。ガソリンだけでなく不用な粗大ゴミにお困りの場合、一度に処分が進められる便利なサービスです。

【不用品回収業者の料金相場】

トラック載せ放題プラン 目安の間取り 料金相場
(平車、箱車などトラックによる)
軽トラック載せ放題プラン 1R~1K 15,000円〜20,000円
1.5tトラック載せ放題プラン 1DK~2DK 30,000円~40,000円
2tトラック載せ放題プラン 2DK~2LDK 50,000円~70,000円
4tトラック載せ放題プラン 3DK以上 80,000円~要見積もり

 

▼灯油の処分についてはこちら▼

ガソリンの処分は難しい身近な施設

ガソリンの処分に対応していない施設について解説します。

カー用品店

多くのカー用品店では、ガソリンの処分は受け付けていません。

オートバックスやイエローハットなどの大手カー用品店では、食用油やエンジンオイルの廃油の回収を承っています。

 

しかし、ガソリンの回収については公式サイトに記載がなく、実際に持ち込んでも安全管理上の理由から断られる可能性が高いです。

 

食用油やエンジンオイルとガソリンは引火性が異なるため、同様の扱いは期待できません。「オイルが大丈夫ならガソリンも」といった自己判断は避けましょう。

消防署

火災から人々を守ってくれる消防署ですが、ガソリンの引き取りや処分を受け付けることはありません。消防署は火災予防のための指導や監督を担う行政機関であり、廃棄物の回収・処理を業務とする窓口ではないためです。

 

「火災のリスクがあるから、ガソリンを引き取ってほしい」と持ち込んでも、安全管理上の理由から受け入れを拒否されるでしょう。

 

ただし、地域によってはガソリンの処分に関する相談を受け付けており、処分先のアドバイスをもらえるケースがあります。困ったときの「相談窓口」として活用しましょう。

自治体

ほとんどの自治体では、ガソリンそのものをゴミとして回収することはできません。引火性の高いガソリンは、収集車での運搬や処理施設での処分の際に大規模な爆発・火災事故を招く恐れがあるためです。

 

たとえば、横浜市では、ガソリンを「適正処理困難物」に分類し、回収の対象外品目としています。

加えて、販売店や専門業者に相談するよう定められています。

 

ただし、中身が完全に空になったガソリン専用の携行缶のみであれば、ゴミとして収集可能な場合もあります。

 

ガソリンと容器の取り扱いについては、お住まいの自治体のルールに従いましょう。

ガソリンを処分する際に知っておくべき3つのポイント

ガソリンの処分では、法律や容器に関するさまざまなルールが存在します。家庭用と事業用の違いや、使用容器の基準、特殊な燃料の扱いなど、安全かつ適切に手放すためのポイントを解説します。

事業用で使ったガソリンは産業廃棄物として処理が必要

廃棄物処理法において、事業活動に伴って生じた廃油は家庭ゴミではなく「産業廃棄物」に分類されます。排出事業者が自らの責任で、許可業者へ委託して処分することが義務付けられている品目です。

 

主に、以下に使用したガソリンが対象です。

 

  • 事業で使用する自動車
  • 草刈機
  • チェーンソー
  • 発電機
  • 農機具 など

 

農業や建設業などの業務で使用したガソリンは、自家用車や趣味のバイクとは異なり、少量であっても自治体のゴミ回収には出せません。「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持つ専門業者へ回収を依頼しましょう。

非適合品の携行缶は使用も処分も困難

ガソリンは消防法に適合した専用容器に入れなければならず、非適合品を使用すると保管も処分も極めて困難になります。

 

ガソリンは静電気で容易に引火し、灯油や軽油用のプラスチック製ポリタンクでは強度が足りません。そのため、専用の金属製の缶に入れることが義務づけられています。

 

ガソリンスタンドでガソリンを購入する際は、本人確認と使用目的の提示が必要です。このときに、非適合の携行缶を持参しても、消防法適合品以外への給油は厳格に禁じられているため、ガソリンをもらうことはできません。

 

また、ガソリンを違法な容器に保管していた場合は、業者から引き取りを拒否される可能性があります。容器に染み込んだガソリンの成分は、洗浄しても取りきることが難しいためです。

 

適合品以外でのガソリンの保管は、火災事故のリスクを高めるだけでなく、処分時の大きな障害となります。必ず規定の金属製携行缶を使用し、不適切な容器を所持している場合は早急に処分しましょう。

 

なお、ガソリンスタンドで購入できるガソリンは、1店舗あたり1日200L未満と定められています。

ホワイトガソリンも通常のガソリンと同じく取り扱いに注意

キャンプ用品などで使用するホワイトガソリンも、自動車用ガソリンと同様に引火性が高いため、厳重な管理と正しい処分が必要です。

 

ホワイトガソリンは、精製度が高く不純物が少ない一方で、低い温度でも蒸発して可燃性ガスとなります。そのため、静電気などの微かな火種で爆発的に引火する危険性が高いです。

 

たとえば、キャンプで余ったホワイトガソリンを新聞紙に染み込ませて可燃ゴミに出すと、ゴミ袋の中でガスが蒸発・充満するおそれがあるでしょう。ホワイトガソリンを処分する際は、一般的なガソリンと同じく、引き取り可能なガソリンスタンドや不用品回収業者へ相談するのが安全です。

 

「キャンプ用だから」「少量だから」と油断せず、通常のガソリンと同じく適切なルートで処分しましょう。

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