この記事は、工事で発生する残土について、残土処理場や処分費用相場、残土処分費が変更される要因、産業廃棄物処理業者を安く利用する方法などを詳しく解説しています。

残土は、「ガラ」と呼ばれる産業廃棄物が混入している場合や、汚泥となった場合は、産業廃棄物として扱わなければなりません。

間違えてしまうと、廃棄物処理法違反となるため、注意を怠らないようにしましょう。

残土の処分について知りたい方はぜひ、この記事を参考にしてください。

 

残土とは

ここで言う「残土」とは、一般家庭の園芸で発生するような残った土ではなく、正式名称を「建設発生土」と呼ぶものです。

この残土は、建物を作るときや土木工事をする際に、基礎工事として土を掘削した際に出る余分な土のことです。

残土は適切な処理をされ、盛土として再利用されます。

 

この残土は、きれいなものなら産業廃棄物には該当しません。

しかし、産業廃棄物に該当する「ガラ」と呼ばれるものが混ざっていると、残土も産業廃棄物に該当します。

「ガラ」とは、コンクリートなどを砕いたものや、木材、金属や紙のくず、有害物質などで、工事の際に混入しやすいものです。

そして、ガラが混ざっていなかったとしても、残土が水分を多く含み、汚泥となると産業廃棄物に変化してしまいます。

 

また、残土を処分できる業者は、産業廃棄物処理業者やエクステリア業者をメインとし、掘削残土処分工事業者や残土運搬処理業者などでも対応します。

産業廃棄物処理業者とエクステリア業者の違いは後述します。

 

汚泥と土砂の違い

汚泥は産業廃棄物ですが、土砂は産業廃棄物ではありません。

この判断を間違えると、廃棄物処理法違反となるため注意が必要です。

 

土砂は、掘削時に発生する土や砂を指しますが、汚泥は副産物です。

汚泥は水分が多く、再利用ができません。

そのため、汚泥は一般的なダンプに載せることができないうえ、その上を人が歩くことができません。

これが判断基準のひとつです。人が歩けないということは、盛土には不適切なので再利用できないということです。

また、万が一ダンプに積めたとしても、運搬中に泥状に変化しやすい土は、汚泥に分類されます。

これが土砂と汚泥を見極める判断基準の2つ目です。

 

残土処分場とは

建設残土などで山間部の谷地を埋め立てる場所が、「残土処分場」です。

発生した残土の種類によって、異なる処分場で残土は処分されます。

また、近年では、残土を処分場に運んで処分をするのにお金がかかるため、建設現場で発生した残土は現場で保管し、盛土として再利用される処分方法が一般的です。

そうして余った残土だけが、残土処分場へ行くと考えてください。

 

残土の種類について

残土には4つの種類があります。前述の通り、以下の種類によって処分場が変わります。

 

• 第1種建設発生土……砂やつぶてのこと
• 第2種建設発生土……砂を多く含む砂質土（さしつど）やつぶての割合が多い礫質土（れきしつど）
• 第3種建設発生土……粘性土などのうち、施工性が確保されている土のこと
• 第4種建設発生土……第3種建設発生土以外の粘性土
• 泥土……泥状の土のことで、再利用できない場合は汚泥に分類される

 

残土処分にかかる費用の内訳

残土処分費用は、以下の4つから構成されています。

• 交通運搬費
• 人件費
• 重機費
• 処理場受入費

 

処分する残土が多ければ多いほど、価格は安くなります。

反面、残土が少ないと重機が使えず、スコップでの手作業になるか、重機の数が減って効率が悪くなるため、より人件費がかかり、高くなります。

そのため、残土はできるだけ溜めてから処分をすると良いでしょう。

 

残土処分費の相場

次に、残土処分費の相場を確認しますが、これはひとつの目安として考えてください。

残土処分費は、「トラック1台当たり幾ら」で計算されます。

 

今回は、関東圏でのきれいな残土の処分費相場を、「トラック1台当たり幾ら」で記載します。（税抜き）

• 残土処分2t車……9,000円
• 残土処分3t車……10,000円
• 残土処分4t車……12,000円
• 残土処分7t車……17,000円

 

これを見てわかるように、該当のトラックいっぱい分積載した方がお得です。

残土の量が多ければ多いほど安くなるのは、このためでもあります。

 

次に、産業廃棄物であるガラが混ざった残土の処分費用相場を確認してみましょう。

こちらも、関東圏の相場で、「トラック1台当たり幾ら」で記載します。（税抜き）

• ガラ残土処分 2t車……10,000円
• ガラ残土処分 3t車……13,000円
• ガラ残土処分 4t車……16,000円
• ガラ残土処分 7t車……20,000円

 

ガラが混ざっている残土は、ガラを取り除かなければならないため、その分割高です。

自分たちでガラを取り除いて処分すれば安くできますが、手間を考えれば産業廃棄物処理業者やエクステリア業者に依頼した方が楽だと言えます。

 

残土の処分費が大きく変更される要因について

残土処分費の相場は、あくまでも目安です。

この相場から大きく費用が変更されることもあります。

その原因は以下の通りです。

 

現場から残土処分場までの距離

一番大きな変動理由が、現場から処分場までの運搬距離です。

距離が長いと、人件費と燃料費がかかるため、より高額になります。

これは仕方がない出費と言えるでしょう。

 

道路事情

運搬時に高速道路や有料道路を通るか通らないかでも、残土の処分費用は変化します。

また、その価格によっても変わるため、地域差が出る部分でもあります。

 

産業廃棄物処理業者とエクステリア業者どちらを使うのか

産業廃棄物処理業者とエクステリア業者は、どちらも残土の処分を行ってくれますが、似て非なる業者です。

 

産業廃棄物処理業者は、「産業廃棄物」を処理する業者で、残土以外の産業廃棄物（木くずや金属くずなど）も回収可能です。

エクステリア業者は、敷地の中の建物以外の部分、門や塀、駐車場、外溝、庭、バックヤードなどを専門に扱う業者です。

そのため、廃棄物処理業者とは専門が異なります。

 

残土の量が比較的少ない際は産業廃棄物処理業者を、残土が多い場合はエクステリア業者を利用するほうが、一般的には安くなります。

 

残土処分場の価格

残土処分場には受け入れ価格があります。

その価格が変動する主な理由は地代です。

そのため、大きく分けると、残土処分場の受け入れ価格は都道府県ごとにわけられます。

 

産業廃棄物処理業者やエクステリア業者を安く利用するには

産業廃棄物処理業者やエクステリア業者を安く利用するために、以下のことを試してみてください。

 

産業廃棄物処理業者やエクステリア業者を見直す

残土を含めた廃棄物を処理できる各業者には、処理が得意なもの、不得意なものがあります。

不得意な廃棄物の場合は価格が高くなる傾向にあるため、処理業者を見直すだけでも安価に済ませられる可能性があります。

そのためにも、次に解説をする相見積もりを利用してください。

 

相見積もりをする

産業廃棄物処理業者やエクステリア業者は、相見積もりに対応している業者があります。

まずは、ホームページなどで見積もり後に無料でキャンセルが可能かどうかを確かめてください。

 

無料キャンセルが可能な業者が見つかったら、できれば5社程度に見積もりを作成してもらうと、お住いの地域の相場が判ります。

同時にスタッフの対応も見極め、極端に安い業者を敬遠することも忘れないでください。

 

そして、一番安い金額を他の業者にも連絡し、値下げが可能かどうかを交渉してください。

相見積もりが可能な業者なら、値下げしてくれます。

もちろん、スタッフの対応が悪かった業者にはキャンセル依頼をしましょう。

 

できるだけ残土を水に濡らさない

残土に限らず、廃棄物を水に濡らすとカサが増えてしまいます。

汚泥のように性質が変わってしまうこともあるため、濡れると価格が変動します。

できるだけ、残土は濡らさずに保管してください。

 

法人の不用品処分について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

産業廃棄物の残土処分ならエコキャットにお任せ！

エコキャットは、産業廃棄物処理業者でもある不用品回収業者です。

産業廃棄物収集運搬業許可証は、以下の通りです。

• 東京：許可番号13-00-224307
• 神奈川：許可番号01400224307
• 埼玉：許可番号01100224307

 

エコキャットでは、一般家庭の不用品回収をする際、買取も行うことでそれを販売し利益を得ているため、価格を安くすることに成功しています。

もちろん、出張見積もりは無料、見積もりに納得頂けない場合は無料でキャンセルが可能です。

ご納得頂いてからの作業を徹底し、即日対応・専門スタッフ派遣にとことんこだわって誠心誠意対応させて頂きます。

 

相見積もりにも対応し、他店よりも1円でも高い場合は値下げ致します。

当日に回収する残土の量が増えない限り、見積もりから金額を上乗せすることも一切ありません。

お得なWEB限定2,000円割引券もありますので、ぜひ、「エコキャット」にご相談ください！

 

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エコキャットについてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。