なぜ片付けられない?ゴミ屋敷になる人の心理状態とその理由

なぜ片付けられない?ゴミ屋敷になる人の心理状態とその理由

身内や周りの方が、ゴミ屋敷状態の部屋や家に住んでいるのを見て、なんとか力になりたいと思っている方や、ご自身がどうにか今の状態から抜け出したいと思っている方なら、この記事を頼ってください。

 

「なぜ?」「どうして?」という疑問が心の中を駆け巡っていると思いますが、理由や原因が分かれば対処方法もわかります。一朝一夕には解決しないかもしれませんが、トンネルの先に出口の光を見出すことができればやっていけます!

 

ゴミ屋敷になる人の心理状態について

ゴミ屋敷になる人の心理状態について

ゴミにあふれた部屋で暮らさざるを得ないような状況になってしまう方の心のあり様をご説明します。

 

ゴミ屋敷だと思っていない

「なぜ、あんな状態の部屋で平気なんだろう?」と周りの人は考えますが、当事者は、周りの人が考えるほど、部屋の状態をゴミ屋敷だと考えていません。

 

彼ら・彼女ら(以後、彼らとします)の論理では、「普通の状態」だと考えておられるようです。

 

捨てるのがもったいない

彼らからすると、まだ使える、まだ問題ないものをなぜ捨てなきゃならないのかが理解できません。

 

「もったいない」というのは、日本人の美徳であると言われていますが、その意識に絡めとられてしまっている状態です。

 

汚れて散らかった状態に慣れてしまっている

「慣れ」というのは、恐ろしいものです。最初の頃は、忙しさにかまけて片付けられなかったのが、いつしか散らかった状態が当たり前のような感覚になってしまっているのかもしれません。

 

あるいは、子どものころから、散らかり放題の家で育ってきたという場合もあります。

 

どうしようもないというあきらめ

はじめの頃は、片付けようとしたけれど、片付けても片付けても目途が立たず、あきらめてしまった、開き直ってしまったという場合もあります。

 

また、「どうせ、私なんか・・」という自己否定の気持ちが、片付けに向かわない原因の一つになります。

 

孤独感や疎外感

孤独感や疎外感にさらされることによってゴミ屋敷状態になることも、ゴミ屋敷状態になることによる孤独感や疎外感に圧倒されて、何をする気も起きないということもあります。どちらが先とは言えないし、相互作用も働きます。

 

壁に向かって、膝を抱えて悩んでいるというイメージです。本人もすごく苦しいのです。

 

ゴミ屋敷の住人がとりがちな行動

ゴミ屋敷の住人がとりがちな行動

ゴミ屋敷の住民がとりがちな行動をまとめました。そのような行動をとるからゴミ屋敷になるのか、ゴミ屋敷になったからそのような行動になるのか、どちらもが正解だと言えます。

 

物の管理ができない

ゴミ屋敷になるのは、物の量が管理できる適正量を超えてしまったため、管理できず、グチャグチャになってしまうのです。

 

ゴミ屋敷にならないまでも、今、多くの人が、自分が管理できる量以上の物を抱え込んでしまってアタフタしています。しかし、多くの人はゴミ屋敷にはならず、なんとか均衡を保っています。

 

物を管理するためには、肉体的にも、精神的にも、レジリエンス(困難をしなやかに乗り越え回復する力)が必要です。

 

SOSが出せない

「しんどいことをしんどいと言え」たり、「助けが必要な時に助けを呼べる」ことがなかなかできない人が多いです。

 

しんどさを自分で抱え込んでしまいます。周りの人がどのようにアプローチしていくのか、その仕方が問われます。

 

ゴミ屋敷にしてしまう原因

ゴミ屋敷にしてしまう原因

ゴミ屋敷にしてしまう原因についても考えてみましょう。原因が分かれば、対処法も見えてきます。

 

ストレス

ストレスフルな現代を生きる私たちは、多かれ少なかれさまざまなストレスにさらされています。どんな人でも、ストレスのあまり、爆発しそうになる瞬間がありますが、多くの人は何らかの方法でストレスを発散して、ストレスと折り合いをつけて生きています。

 

ゴミ屋敷にしてしまう人の多くが、ストレスの発散の仕方、折り合いのつけ方がわからず、ゴミをため込むという方向に流れて行ってしまっています。

 

買い物依存症

ストレスにさらされたとき、「やけ食い」をする人がけっこういます。それと似ているのが、買い物依存症です。ただ、買い物依存症は、精神疾患の一種です。

 

買い物依存症の人は、過剰に買い物を繰り返してしまいます。買い物をすると、多くの場合、買って満足するものですが、買い物依存症の場合は一時的に高揚感を得るだけです。そのため、買い物をしても心から満足することはできません。

 

極端な話、ネットでポチする瞬間が満足できるだけで、荷物が届いても開封さえせず、山積みされていることが多いです。

 

自己肯定感の低さ

ゴミ屋敷にしてしまう多くの人に共通するのが、自己肯定感の低さです。怒られ続けたり、否定ばかりされて育ってきた場合、なかなか自己肯定ができません。

 

自己肯定感が低い人は、自ら積極的に動くことができません。さらに、失敗しそうなことにあえて挑戦することができないなどの特徴があります。

 

精神疾患

先ほど説明した買い物依存症も、ゴミ屋敷にしてしまう人に多い精神疾患です。ほかには、ためこみ症、セルフネグレクト、うつ病、統合失調症なども考えられます。

 

最近では、物やごみをため込む行動障害で、強迫性障害の一つと考えられている精神疾患を、「ディオゲネス症候群=ゴミ屋敷症候群」と呼ぶこともあります。

 

高齢による認知症

久しぶりに実家に帰ったら、今まできちんとしていた実家がゴミ屋敷状態になっていてショックを受けたという話を聞きます。

 

高齢による認知症が疑われます。その場合は、「片付けないとだめでしょう!」といくら言ってもわからないのが現実です。病気なのですから!公的機関や医療機関に、今後について相談することが大切です。

 

汚部屋の掃除方法について、さらにお知りになりたい方はこちらの記事もどうぞ!

親族や周りの人ができること

親族や周りの人ができること

この章では、ゴミ屋敷にしてしまう人に対して、周りの人がどのように対処すべきかを、わかりやすく解説します。

 

全否定しないで、寄り添う

自己肯定感が低い人が多いということをしっかり理解しておいてください。そのうえで、ゴミ屋敷にしてしまった人たちの言い分を頭ごなしに否定せず、共感を持って聞きましょう。たしかに、聞く側には忍耐力が要求されますが、頑張ってください。

 

寄り添う姿勢に対しても、なかなか素直に心を開かないと思われますが、根気良く続けましょう。

 

人とコミュニケーションをとる機会を作る

ゴミ屋敷にしてしてしまう人の多くが、長い間、外界との接触を断ち、引きこもっています。

 

最近では、引きこもりの人たちやその家族たちの集まりが各地で開かれています。無理強いは厳禁ですが、そのような集まりに誘ってみるのも一つの方法です。

 

必要なら公的な相談や専門家の診察

ゴミ屋敷にしてしまう原因が精神疾患である場合、家族の励ましや共感だけではどうしようもありません。やはり、専門的なサポートや治療が必要です。

 

さらに、ゴミ屋敷で、引きこもっている場合、生活が成り立たないことも多いです。そんな場合は、公的機関に相談し、どんなサポートがあるのかを聞いてみることも大切です。

 

プロへの依頼など片付け方を提案・サポート

精神的なサポートや治療を進める一方で、目の前のゴミをなんとかしない限り、前に進めません!長年にわたって溜め込んだゴミ屋敷を自力で片付けるのは至難の業です。

 

ここは、片付けをプロの業者に依頼するのも一つの方法です。目の前のゴミが片付くだけで、気持ちもずいぶん変わるはずです。

 

プロの業者に依頼することや料金負担のサポートを提案されてはいかがでしょう?

 

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用について、さらにお知りになりたい方はこちらの記事もどうぞ!

 

ゴミ屋敷を放置するリスク

ゴミ屋敷を放置するリスク

ゴミ屋敷を放置することによリスクについてご説明します。ゴミ屋敷状態を長く続ければ続けるほど、リスクは増大します。

 

健康を害する

部屋中、家じゅうにゴミがあふれている状態が、健康にいいはずがありません。長い間、窓を開けたことがない、カビや害虫の発生など健康を害する原因にあふれています。

 

また、セルフネグレクトによる昼夜逆転や食事を摂らないなども健康を害する一因です。

 

近隣への迷惑・近隣とのトラブル

ゴミ屋敷から出る悪臭や通路にまで積みあがるゴミで、ご近所に迷惑をかけていることになります。

 

それが高じて、近隣とのトラブルに発展することも多いです。

 

ケガや火事などのリスク

積みあがったゴミが崩れたり、ゴミにつまづいてケガをすることも多いです。特に、高齢の方は、そのケガが原因で認知症が進むというリスクもあります。

 

また、積みあがってゴミやホコリなどは、火災の発生原因にもなります。

 

死亡率が高まるリスク

東京都健康長寿医療センターの発表によりますと、「一人暮らしの高齢者が、認知症が進行し身体機能が衰えてきたときに適切な支援が得られないと気に発症するいわゆるごみ屋敷症候群では、1年以内の死亡率が高まる」と報告されています。

 

適切なサポートと治療が必要です。

 

ゴミ屋敷の片付けなら、エコキャットにまかせて安心!

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ゴミ屋敷をなんとかしたいと考えておられるなら、プロの手を借りることも大きな選択肢になります。なかでも、「エコキャット」がおすすめです。

 

プロの業者に依頼することを恥ずかしく考える必要はありません。例えば、料理が苦手な人は外食や総菜を使うように、片付けが苦手な人は不用品回収業者のサービスを使えば良いと考えてみませんか?

 

山積みになったゴミ、自分たちだけでは動かすことがむずかしい家具など、プロの手にかかればあっという間です。たしかに、料金はかかりますが、何カ月もかけて自分たちだけで片付けるより、数時間で片付くなら、精神衛生上もとてもプラスです。

 

エコキャットは、ゴミ屋敷の片付け・整理に多くの実績があります。ゴミ屋敷の整理、何から始めたらいいかわからなくても、専門のスタッフがお伺いしますので、すべてをお任せできます。

 

エコキャットでは、ゴミ屋敷の片付け・清掃の他、不用品の単品回収もOKです。それぞれのご家庭のニーズに合った方法がお選びいただけます。相談は無料です。ゴミをどうしようと悩まれたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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