スポットクーラーの処分方法は家庭用・業務用で違う?注意すべき点も解説
この記事では、スポットクーラーの処分方法について解説します。
家庭用・業務用どちらのスポットクーラーも、自治体を利用しての処分は難しいアイテムです。
特に、事業活動で使用したスポットクーラーは、法律に則って処分しなければ罰則を科されるリスクもあるので、処分に伴い知っておくべき注意点をまとめました。
費用相場も比較しているため、スポットクーラーの買い替えや処分を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
スポットクーラーは何ゴミに分類される?
スポットクーラーとは屋外用のエアコンのことで、家庭用のものと業務用のものの2種類があります。
それぞれの分類について、以下の項目で解説します。
家庭用のものは家電リサイクル法対象外
家電リサイクル法とは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などの家庭用電化製品を適切にリサイクルし、資源を有効活用するための法律です。
これらの対象家電は「家電4品目」と呼ばれており、スポットクーラーも対象のように思えますが、実は家電リサイクル法の対象外となるアイテムです。
家電リサイクル法の対象になるのは壁掛け型・床置き型のエアコンで、スポットクーラーや天井・壁埋込型エアコンなどは対象外になるものの、ほとんどの自治体で粗大ゴミとして捨てることはできません。
稀にスポットクーラーを自治体で回収しているところもあり、神奈川県横浜市はその例として挙げられますが、充電式のタイプは充電池を取り外すよう規定されています。
これは、近年リチウムイオン電池が原因の車両火災が頻繁に発生していることが背景にあります。
2025年1月にも埼玉県川口市でリチウムイオン電池による火災が起きているため、一人ひとりが取扱いや処分方法に気を付けなければいけません。
リチウムイオン電池は、無理に外そうとすれば衝撃が入り思わぬ事故に繋がるリスクがあるため、例え自治体で回収が行われていたとしても、安全性に配慮し不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。
自分では捨てづらいアイテムの運び出しはスタッフが対応するのはもちろん、安全性に配慮した回収・処分が可能です。
充電池が内蔵されていなくても、重さのあるスポットクーラーを自力で処分することに不安があるのであれば、ぜひ不用品回収業者を利用も検討してください。
業務用のものは産業廃棄物に分類される
スーパーや駅で見かける大きい業務用のスポットクーラーは、産業廃棄物に分類されます。
コミケや野球場などのイベントや屋台で少し使用していた程度だったとしても、事業目的で使用していたことになるため、産業廃棄物収集運搬業者に依頼し適切に処分する必要があります。
特に、工場などで使用するような大型の業務用スポットクーラーは、フロンガスが多く使用されており、冷媒機能が優れています。
業務の効率化が見込める一方で環境への多大な影響があることも事実なので、処分する際には産業廃棄物収集運搬業許可証を持つ不用品回収業者に依頼しましょう。
家庭用スポットクーラーの処分方法
家庭用スポットクーラーは、乗用車やキャンピングカーに載せておけるくらいの大きさのものが多いです。
アウトドア好きな方の中には、夏場のキャンプやバーベキューの必需品として、テントをはじめとしたキャンプ道具と一緒にスポットクーラーを車に積んでいることも少なくありません。
ここでは、家庭用スポットクーラーの処分方法について3つ解説するので、買い替え時や処分時の参考にしてください。
家電量販店の引き取りサービスを利用する
多くの家電量販店では、不要になった家電の引き取りサービスを実施しています。
以下に主な家電量販店の対応をまとめました。
家電量販店 | 対応 |
ケーズデンキ |
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ジョーシン |
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ヨドバシカメラ |
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エディオン |
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アイリスオーヤマ |
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家庭用スポットクーラーの引き取りについて、明確な記載はどの家電量販店においてもありませんでした。
しかし、ケーズデンキのようにフロンガスを使用しているものは引き取りサービス対象外としている家電量販店もあるので、その他の家電量販店でも同様の対応をしていないか事前に確認すると安心です。
また、アイリスオーヤマでは、オンラインショップで対象商品を購入した場合に限り引き取りサービスを利用できます。
他の4つの家電量販店と対応がやや異なるため注意しましょう。
フリマアプリ・リサイクルショップで売却する
昨今のキャンプブームもあり、アウトドア用品の一つとしてスポットクーラーを安価で探している方は意外と少なくありません。
例えば、人気フリマアプリのメルカリでは2,000円~30,000円ほどで出品している方が多く、リサイクルショップ「ハードオフ」のオンラインショップ「オフモール」でも10,000円~30,000円ほどで販売されています。
夏に向けて季節商品の需要は徐々に高まっていくと見込めるので、夏本番前に出品・売却してみるのも一つの手です。
ただし、リサイクルショップでは傷や汚れが目立つものや製造年が古いものだと買取を断られる場合があり、フリマアプリでも買い手が見つかるまで手放せないということがよくあります。
今すぐ処分したいわけではないのであれば、活用するのもおすすめです。
不用品回収業者を利用する
自治体の粗大ゴミの回収が利用できないことや、充電池が内蔵されているものであれば自力で取り外せないなどの理由から、スポットクーラーを捨てるのは容易ではありません。
そこで頼れるのが、不用品回収業者です。エコキャットをはじめとした不用品回収業者は1点から回収を承っているところがほとんどで、品目やその状態に関わらず不用品を回収しています。
家庭用のスポットクーラーは、業務用のものと比較してコンパクトとはいえ重さが5kg~20kg前後あるものが多く、持ち運びや運搬が軽々できるアイテムではありません。
不用品回収業者であれば、自宅内からの運び出しや回収・運搬・処理まで一貫して任せられるため、体力的に自信がない方も気軽にスポットクーラーを捨てられます。
もちろん、キャンプ道具やバーベキュー用品、その他家具・家電など、自宅に置いたままになっている不用品も一緒に回収も可能です。
また、エコキャットのように、産業廃棄物収集運搬業許可証を持つ不用品回収業者であれば産業廃棄物の回収もできるので、イベント時に一時的に屋台などを出店する際にもぜひご利用ください。
さまざまなシチュエーションで排出される不用品の処分は、エコキャットがスピーディにお引き受けいたします。
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業務用スポットクーラーの処分方法
業務用のスポットクーラーは産業廃棄物にあたるため、粗大ゴミとして処分はできず、事業者として責任をもって処分することが求められます。
ここでは業務用のスポットクーラーの処分方法を2つ解説します。
産業廃棄物処理業者に依頼する
産業廃棄物処理業者とは、事業活動に伴い排出されたゴミを法律に基づいて回収・運搬・処分している業者のことです。
産業廃棄物の処分の依頼は、各都道府県の知事によるなどの許可を受けた業者にしかできません。
駅やスーパーなどで見かける業務用のスポットクーラーも、事業活動に使用されていたものなので、産業廃棄物処理業者に処分を依頼する必要があります。
依頼の際は必ず相見積もりを取り、料金の内訳はもちろん業者の対応なども比較したうえで契約を結びましょう。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者は、家庭から出る不用品の回収がメインの印象がありますが、実は産業廃棄物収集運搬業許可証を持つ不用品回収業者であれば、事業ゴミの回収も対応可能です。
エコキャットも産業廃棄物収集運搬業許可証を持つ業者なので、業務用のスポットクーラーだけでなく、その他の産業廃棄物も回収できます。
例えば、コミケなどのイベント終了後は、ブースを装飾するためのパネルや段ボールなどの梱包材などが事業ゴミとして排出されますが、これらも産業廃棄物にあたります。
エコキャットではスポットクーラーと一緒にこれらのゴミもまとめて回収可能で、回収後は適切な処理を行ないリユース・リサイクルを徹底しています。
家庭ゴミだけでなく、事業ゴミの回収も安心してお任せください。
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フロンガス使用のものを処分する際の注意点
多くのスポットクーラーにはフロンガスが使用されており、それが循環し熱を吸収することで冷たい空気を出す仕組みになっています。
このフロンガスが使用されているスポットクーラーは、処分する際に気を付けなければいけないことが2点あります。
お手持ちのスポットクーラーがフロンガスを使用しているものか否かを確認のうえ、ぜひお役立てください。
フロンガス回収業者による処理が必要
業務用スポットクーラーは、フロンガスが漏れ出るのを防ぐことを目的とした「フロン排出抑制法」に則って、産業廃棄物処理業者に処分を依頼する前に、第一種フロン類充填回収業者にフロンの回収を依頼する必要があります。
万が一フロンの回収を行なっていないスポットクーラーを産業廃棄物処理業者に引き渡そうとしても、第一種フロン類充填回収業者が発行する委託確認書や回収証明書の提示を求められるので、回収してもらえません。
一方で、家庭用のスポットクーラーも業務用のものと同様にフロンガスの回収を依頼することもできますが、時間や手間がかかるため、家電量販店の引き取りサービスや不用品回収業者の利用をおすすめします。
適切に処分しなければ法に触れる可能性がある
先の項目でご紹介した「フロン排出抑制法」ですが、違反した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される恐れがあります。
実際に、フロン排出抑制法に則って対応しなかったことにより、2021年3月に東京都で被疑者の検挙も行なわれています。
全国初となる検挙だったことでこの一件は注目を浴び、東京都ではフロン排出抑制法の取り締まりの強化を始めました。
事業者だけでなくスポットクーラーを使用するすべての人が適切に処分するよう心がけ、地球環境にも一人ひとりが配慮しましょう。
スポットクーラーの処分費用相場
スポットクーラーの処分費用相場を以下にまとめました。
処分方法 | 費用相場 |
家電量販店の引き取りサービスを利用 | 無料~約4,400円 |
フリマアプリ・リサイクルショップで売却 | 無料または送料のみ負担 |
不用品回収業者の利用 | 約3,000円~5,000円 |
家電量販店での引き取りサービスを利用する場合は、店舗によって対応や料金も異なるため、事前確認が必須となります。
ただし、料金的には不用品回収業者とあまり変わりなく、自身での運び出し・運搬・その他手続きなどの対応が必要になることを考えると、不用品回収業者を利用する方がメリットが多いと言えます。
特に、エコキャットはお見積もり後に処分費用が変わることはなく、見積もり金額にご納得いただかない限り作業を無理に進めることはないので、メリットだけでなく安心感も大きいです。
見積もり後のキャンセルも問題ありませんので、お見積もり・相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
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産業廃棄物収集運搬業許可証を所持しており、家庭から出た不用品だけでなく事業ゴミの回収も可能なので、どんな不用品にも柔軟に対応できます。
キャンプなどのアウトドアではもちろん、イベントや屋台の出店時にも大いに役立つスポットクーラーやそれに付随するゴミも、エコキャットを利用してより手軽に処分しましょう。