【まとめ】冷蔵庫を処分する方法・費用・注意点
私たちの暮らしに欠かせない冷蔵庫!昨日まで何の問題もなく動いていたのに、いきなり変な音とともに冷えなくなったり、新居に引っ越すため、新しいものに買い替えたり、古いものはエコでないからと電気効率のいいものを選んだり・・・と、いろいろな理由で冷蔵庫を処分する必要が出てきます。
あの大きくて、重い冷蔵庫!どんな風に処分すればいいのでしょう?
冷蔵庫を処分しなければならなくなった方のために、冷蔵庫の処分に関する必要な情報をまとめました。
目次
冷蔵庫は、粗大ゴミとしては出せない!
平成10年、家電リサイクル法(正式には特定家庭用機器再商品化法)が、家庭用電化製品のリサイクルを行い廃棄物を減らし、資源の有効利用を推進するための法律として制定されました。家電製品のうち、エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(乾燥機)を特定4品目としています。
法律制定前までは、冷蔵庫は、自治体で粗大ゴミとして回収・処理がされていましたが、法制定以降は、自治体では、冷蔵庫を粗大ゴミとして回収しなくなりました。家電リサイクル法で規定されている方法で、正しく、処分しなければなりません。
冷蔵庫の処分方法と処分にかかる費用相場
冷蔵庫を正しく処分する方法には、いくつかの方法があります。それぞれの方法と費用相場をご説明します。
家電量販店・電器店
【処分方法】
買い替えではなくても、不要になった冷蔵庫を処分したい時があります。購入店がわかれば、購入した家電量販店や町の電器店に処分を依頼することができます。
家電リサイクル法では、処分を依頼されたら、受け付けなければならないと規定されています。購入店舗に行って、「冷蔵庫の処分をお願いします。」と申し込みましょう。
購入店がわからない、引越しのため、購入店が遠い場合などは、市町村に問い合わせをすれば、引き取りを受け付けてくれる業者を紹介してもらえます。
【処分にかかる費用相場】
冷蔵庫の処分を依頼すると、リサイクル料金と収集運搬料がかかります。
リサイクル料金は、冷蔵庫のメーカーと大きさによって異なります。リサイクル料金は、法律で定められています。170ℓ以下は3,740円~、171ℓ以上は4,730円~です。収集運搬料は、依頼先によって異なります。数百円程度から千数百円まで幅があります。
リサイクル料金を支払うと、家電リサイクル券が発行されますから、家電リサイクル券の写しを受け取ってください。収集される日時を確認して、引き取りを待てば、完了です。
指定引取場所に持ち込む
【処分方法】
指定引取場所とは、メーカーが使用済みの自社製品を引き取るための拠点で、全国に設けています。所在地は、公表されていますので、その地域の市町村のHPなどで発表されていますし、問い合わせれば、最寄りの場所を教えてもらえます。
指定引取場所へは、自分で運搬する必要があります。その分、収集運搬料はかかりませんが、運搬用の車が必要です。また、指定引取場所が限られていますので、遠い場合もあります。
事前に、冷蔵庫のメーカー、大きさを調べて、郵便局で、リサイクル料金を払い込みます。振込手数料が必要です。振り込むと、家電リサイクル券を受け取り、家電リサイクル券を冷蔵庫に貼って、指定引取場所に自分で持ち込みます。
【処分にかかる費用相場】
指定引取場所に自分で持ち込む場合は、必要なのは、法律で定められたリサイクル料金だけです。メーカー、大きさによって異なります。170ℓ以下は3,740円~、171ℓ以上は4,730円~です。
不用品回収業者に依頼する
【処分方法】
不用品回収を専門にする業者に、処分を依頼する方法です。電話で見積もりができたり、最短当日の引取可能だったり、いろいろなメリットがあります。
不用品回収業者に依頼する場合、リサイクル券の購入は必要ありません。不用品回収業者の料金プランや、サービスにあわせた料金を支払います。
不用品回収業者では、「軽トラック載せ放題」「1.5tトラック載せ放題」などの格安定額プランがあるので、ニーズにあったプランを選ぶといいでしょう。
冷蔵庫だけの場合、単品での引取が可能かどうかも、問い合わせの時に確認しましょう。
【処分にかかる費用相場】
軽トラック載せ放題 | 14,800円~ |
1.5tトラック載せ放題 | 39,800円~ |
下取りに出す
【下取りに出す方法】
下取りに出すとは、新しい冷蔵庫を買う際に、古い冷蔵庫を購入店で買い取ってもらうことです。ただし、すべての家電量販店が、すべての冷蔵庫を下取りしているわけではありません。家電量販店の一部だけが、下取りをしています。
また、下取りできる冷蔵庫も、製造から6年以内(場合によっては7年以内)の3ドア以上など条件があります。2ドア以下の小型の冷蔵庫は対象外のところが多いです。大きな傷や汚れ等がないことはいうまでもありません。
ただ、通販サイトなどでは、「どんな冷蔵庫でも下取りします」とCMしていたりしますので、そんな機会に下取りに出すのもいいかもしれません。
購入時に、下取りが可能かどうかをチェックするといいでしょう。ネットで、下取り価格の自動査定をするサービスもあります。
【処分にかかる費用相場】
下取り可能となったら、処分費用は発生しません。購入価格との相殺か、下取り冷蔵庫の検品後の支払いかのいずれかです。たとえ、少額でも、処分費用を負担するのと比べると、プラスマイナスの差は大きいです。
リサイクルショップ
【処分方法】
リサイクルショップでは、まだ使える冷蔵庫を買い取って、整備し、店頭で販売します。製造年から年数が経っていなくて、きれいなもの、内部の部品・コードや取扱説明書・保証書等がそろっているものなどが優遇されます。
リサイクルショップで買い取ってもらう場合、冷蔵庫内部をきれいにしておく、霜などを取っておくなど、買取査定する人の印象アップにつながる準備をしておくと、少しでも買取価格がアップします。
ただ、リサイクルショップに持って行ったけれど、買取れないなどというトラブルにならないよう、事前に、買取可能か、取りに来てもらえるかなどを確認するといいでしょう。
【買取相場】
冷蔵庫の買取相場も、千差万別です。製造年、大きさ、傷やへこみ、汚れ等が考慮されます。「製造から10年以上」「修理が必要」などの冷蔵庫は、買取不可です。
春の就職・入学シーズン前には、リサイクルショップの冷蔵庫のニーズが高まりますから、他のシーズンに比べて、高い値段が付く傾向にあります。売るタイミングも大切です。
フリマアプリ・ネットオークション
【処分方法】
フリマアプリやネットオークションが、個人間で手軽に取引できると、人気が高いです。ただし、個人間の取引のため、トラブルもないわけではありません。
ただ、外観や内部の写真を撮って、説明文を書いて、サイトに出品しなければなりません。さらに、落札されると、梱包・発送をする必要があります。服や本などと違い、冷蔵庫は大きく、重いので、送料が高くかかるのがネックです。
地元の人向けの、市町村の広報やフリーペーパーなどの「売ります」コーナーや、ジモティなどの地元密着型で、直接手渡しできる方法も、梱包・発送の手間がかからない分、楽かもしれません。
【落札価格相場】
フリマアプリの場合、送料無料で出品することが多いので、送料分をオンした金額で出品する必要があります。事前に送料をしっかりチェックしておかないと、商品が落札されたけれど、かえって損をしたということになりかねませんから、注意しましょう。
リサイクルショップに売るより、中間マージンがとられないため、売れれば、高い値段になる場合もあります。
冷蔵庫の処分に関するよくある質問
冷蔵庫の処分について、よくある質問をまとめました。参考になさってください。
【Q1】冷蔵庫を新たに買いませんが、古い冷蔵庫を処分したいと考えています。処分方法はありますか?
【A1】購入店舗に処分を依頼、指定引取場所に自分で持ち込む、不用品回収業者に依頼する、リサイクルショップで買い取ってもらう、フリマアプリやネットオークションに出品するなどの方法があります(詳細は、前章参照)
【Q2】冷蔵庫の処分って、どのくらいかかりますか?
【A2】冷蔵庫の処分には、リサイクル料金(大きさによって異なりますが、全国統一料金。170ℓ以下3,740円~、171ℓ以上4730円~)と収集運搬費用がかかります。自分で指定引取場所に持ち込めば、運搬費用は不要です。
【Q3】冷蔵庫の処分費用をできるだけ安くしたい。方法は?
【A3】リサイクル料金は、家電リサイクル法で決められています。安く処分するためには、自分で指定引取場所に持って行けば、収集運搬費用を浮かすことができます。
購入時に、下取りに出す方法もあります。他の粗大ゴミも一緒に処分する場合には、不用品買取業者がおすすめです。
また、年式の新しい冷蔵庫なら、リサイクルショップで買い取ってもらう方法なら、処分料がかからないばかりか、買取代金がもらえます。
【Q4】冷蔵庫を自分で処分したいが、運べる車がない。どんな方法がありますか?
【A4】不用品回収業者に依頼すると、冷蔵庫のある場所まで引取に来てくれます。また、電話1本で、最短即日回収してもらえるので、とても便利です。
冷蔵庫の処分は正しい方法で安全に処分しましょう!
冷蔵庫の処分は、家電リサイクル法で規定されています。その方法に則って、正しく処分するよう求められています。いろいろな方法がありますので、あなたにピッタリの方法を選ぶといいでしょう。
山道の下などに、冷蔵庫が不法投棄されているのを見ることがありますが、もってのほかです。法律によって罰せられます。
家電リサイクル法で規定されているリサイクル料金がかかりますが、リサイクルのために必要なコストです。今までお世話になった冷蔵庫を正しく処分してもらう費用と考え、感謝して、処分したいですね。
冷蔵庫の処分は、エコキャットにおまかせ!
冷蔵庫を処分する方法は、いろいろあって、それぞれにメリットデメリットがありました。
不用品回収業者に依頼する方法なら、電話1本で、見積もり、最短即日回収なので、車がなくても、忙しい人でも簡単に済ませることができます。
他の不用品と一緒に回収の場合は、軽トラック載せ放題プランなどを利用すれば、安く済ませることができます。また、エコキャットでは、1点からの回収を受け付けているので、お気軽に問い合わせてみるといいでしょう。