木材の処分方法と費用をプロが解説!安い捨て方と注意点とは?

木材の処分方法と費用をプロが解説!安い捨て方と注意点とは?

この記事は、木材の処分方法と費用についてを詳しく解説しています。

DIYやキャンプなどで木材が余ったものの、燃えるゴミなのか粗大ゴミなのか、自治体で処分できるのか、木材の処分には悩むことが多いでしょう。

 

この記事を読めば、処分方法と費用がわかります。

そのうえ、不用品回収業者を安く利用する方法や、木材の間違った処分方法も確認することができます。

 

ぜひ、この記事を木材の処分に活用してください。

 

不要な木材が事業ゴミの場合は、こちらの記事を参考にしてください。

木材の処分方法7選

木材の処分方法7選

木材の処分方法は以下の7つあります。

詳しく解説するので、自分に合った方法を見つけてください。

  • 自治体で処分する
  • ゴミ処理場に持ち込む
  • リサイクルショップに売却する
  • オークションやフリマアプリで販売する
  • 木材専門業者に持ち込む
  • DIYで再利用する
  • 不用品回収業者に依頼する

 

また、不用品回収業者以外の処分方法を利用する際は、木材に金属や釘がついていたら取り外してください

誤って大けがをする可能性があるからです。

 

どうしても金属や釘が取れないときは、不用品回収業者に相談するか、一度自治体などの相手先に問い合わせてみてください

 

自治体で処分する

木材を自治体で処分するなら、事前にお住いの自治体の規則を調べてください。

なぜなら、自治体によって規則が全く違うからです。

ランダムに自治体の規則を調べてみました。

練馬区 木くず・木の枝:長さ50cm・直径10cn以下に切り、直径30cm以内に束ねて可燃ごみ
(大量に出る場合は管轄の清掃事務所に問い合わせ)
小平市 木くず:燃やすゴミ
木の枝・幹(直径10cm未満):長さ50cm×直径30cm未満の束にし、1回の収集で5束までは「燃やすごみ」
木の枝・幹(直径10cm以上):長さ1m×直径30cm未満の束にして粗大ゴミ。1本の直径が20cm以上の場合は問い合わせ
※業者がせん定したものは市には出せません
市原市 木材:ゴミステーションに出す場合は太さ5cm以内、⾧さ50cm以内にして燃やすゴミ

 

ゴミ処理場に持ち込む

木材が多量にあり、地域の回収に出せないときは、ゴミ処理場に直接持ち込むことも可能です。

ただし、こちらに関しても自治体ごとに決まりが変わります。

細かく記載されている自治体を確認してみました。

所沢市
※1回に搬入できる量は、2tトラック1台程度まで
※2台以上で搬入する場合は、事前にクリーンセンターへ連絡
丸太及び角材
長さ:1.5m以内
太さ:丸太の場合、直径30cm以内
角材の場合、30cm四方以内
※竹は、可能であれば90cm以内に切る
※丸太や角材等で太いものについては、なるべく短く切る
板材
長さ:1.5m以内
厚さ:10cm以内
幅 :50cm以内
ベニヤ板及びベニヤ合板(コンパネ)
90cm四方以内
※1回の搬入につき10枚まで
市原市 多量にあり持ち込む場合は、太さ10cm以内、⾧さ50cm以内にする

 

このように、市区町村によって規則が違うため、必ずお住いの自治体の規則を調べてから、搬入してください。

 

リサイクルショップに売却する

木材は、DIYの人気により個人で買い付ける方がいるため、リサイクルショップでも売却することができます。

ただし、リサイクルショップで売れる木材は、当然「需要のある木材」です。

そのような木材は、以下のようなブランドものです。

  • マホガニー
  • ローズウッド
  • ヨーロピアンウォールナット
  • 木曽檜
  • 高野杉
  • ケヤキ
  • スネークウッド

また、リサイクルショップによっては宅配買取や訪問買取をしている業者もあるので、量が多い場合はこうしたサービスを利用してください。

 

オークションやフリマアプリで販売する

以下のようなブランドものの木材ならばオークションでも売却することが可能です。

  • マホガニー
  • ローズウッド
  • ヨーロピアンウォールナット
  • 木曽檜
  • 高野杉
  • ケヤキ
  • スネークウッド

 

これらのようなブランドものではなく、ちょっとした木材でもまとまった量があれば、フリマアプリやジモティーなどでも譲ることができるかもしれません。

 

ただし、これらのサービスを利用する際は、以下のことを念頭に入れてください。

  • 全く売れないこともある
  • 売れるまで場所を取る
  • 値下げが必要なことがある
  • 出品者が送料を負担した方が売れる傾向にある
  • 自分で梱包・配送する必要がある
  • 木材にデメリットがある場合はきちんと写真やコメントに残す必要がある

 

木材専門業者に持ち込む

木材をウッドチップなどに加工する業者の中には、木材の買取をしている業者もあります。

大きな木材や伐採していない木でも買取できるケースもあれば、大きさなどを問う場合もあるので、問い合わせてから持ち込みましょう

ただし、あまりにも大量にある場合はトラックなどを借りる必要があるため、お金と手間をよく考えてからにしてください。

 

また、こうした専門業者は買取ってから加工・販売をするため、買取できる木材は、腐敗や汚れなどがあると買取れないこともあります。

 

DIYで再利用する

不要になった木材を、再度DIYで再利用するのも地球にやさしいエコ活動になります。

近年、DIYブームのおかげで、さまざまな動画やサイトで加工方法や再利用方法が手軽に調べられるので、手持ちの木材で作れるものがないかどうかを探してみるのもまた一興ではないでしょうか。

 

不用品回収業者に依頼する

木材は不用品回収業者でも処分できます。

不用品回収業者ならば、量やブランド、材質などの制限はありません

 

自分で搬出する手間もお金もかからず、分別・梱包・搬出・簡単な掃除は全てスタッフが行います

単品でも回収できますし、他の不用品とともに大量に処分することも可能です。

 

木材の処分費用まとめ

処分方法 費用
自治体で処分する 無料~数1,000円(木材の量による)
ゴミ処理場に持ち込む 無料~数1,000円(木材の量による)
リサイクルショップに売却する 無料
オークションやフリマアプリで販売する  無料~数1,000円
(サイトの手数料・振込手数料・出品手数料・送料)
木材専門業者に持ち込む 無料
DIYで再利用する  無料~数1,000円
不用品回収業者に依頼する 単品回収の最低価格は1,000円~3,000円

 

不用品回収業者を安く利用する方法

不用品回収業者を安く利用する方法

大量の木材を安く処分したいときや、単品でも自分で運べないときは、不用品回収業者がおすすめです。

不用品回収業者を安く利用するには、以下の2つの方法があります。

  • 多くの不用品をまとめて処分する
  • 相見積もりをする

それぞれについて詳しく解説するので、少しでも安く木材を処分してください。

 

多くの不用品をまとめて処分する

不用品回収業者には、トラック載せ放題プラン(定額プラン)があります。

トラックに載れば、どれだけ積んでも定額料金で済みます。

木材が大量にある場合や、他にも不用品がある場合は、こうしたプランを利用すると良いでしょう。

 

トラック載せ放題プランの相場は以下の通りです。

優良業者の中にも相場よりも安い業者があるので、そうした業者を選ぶとより安く済みます。

不用品回収定額プラン 目安の間取り 料金相場
カゴ台車積み放題プラン みかん箱16箱ほど 12,000円~
軽トラック積み放題プラン 1R~1K 28,000円~40,000円
1.5tトラック積み放題プラン 1DK~2DK 45,000円~60,000円
2tトラック積み放題プラン 2DK~2LDK
(トラックによる)
60,000円~80,000円
4tトラック積み放題プラン 3DK以上 80,000円~お見積もり

 

相見積もりをする

相見積もりとは、いくつかの業者に見積もりを出してもらい、価格競争を起こさせることを言います。

最低3社に依頼してください。

時間がない際は、わざと同じ日に3社に依頼し、ブッキングさせることでその場で値下げさせることも可能です。

 

その際は、同時にスタッフの対応も見ておいてください。

不用品がたくさんある場合は、トラック載せ放題プランの相場をよく理解しておくと、より話が進むでしょう。

もちろん単品回収の場合でも、相見積もりをして値下げ交渉をすることが出来ます。

 

安くする方法は簡単でも、優良業者の見極めは難しいため、こちらの記事も参考にしてください。

 

木材の間違った処分方法

木材の間違った処分方法

家庭や一般企業から出た木材などを、庭や空き地、公園などでドラム缶や焼却炉などを使って燃やすことを「野焼き」と言います。

野焼きは、どんど焼きや焼畑などの一部例外を除いて、廃棄物処理法第16条の2により原則禁止されています。

 

これに違反すると、個人の場合は「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科される」可能性があります。
法人の場合は、「3億円以下の罰金」です。

 

野焼きが法律で禁止された理由は、以下の4点です。

  • 煙や悪臭によるトラブルや、生活環境の悪化を招く恐れがあること
  • ダイオキシンなどの有害物質の発生
  • 火災の原因のひとつであること
  • 大気汚染の原因のひとつとなっていること

 

木材を自分で燃やして処分することは危険なだけではなく、法律違反になる可能性があるためやめましょう。

 

そしてもちろん、不法投棄も同じく廃棄物処理法違反で罰せられます。

不法投棄は、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金又は併科ですし、未遂の場合も罰せられることがあります。

必ず正規の処分方法を利用してください。

 

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