掃除機の捨て方は?粗大ゴミや小型家電リサイクルに出す際の料金や注意点
この記事では、掃除機の捨て方を5つ解説します。
掃除機の平均寿命は約7年と長いため、「以前はどう捨てたんだっけ?」と捨て方を覚えていない方も多いのが掃除機です。
掃除機の捨て方は様々存在するため、個々の状況に合わせて一番楽な方法を選べます。
掃除機の種類や捨て方によっては、無料で手放すことも可能です。
捨て方別の詳細な説明や料金、注意点などを解説するので、掃除機の捨て方にお悩みの方はご覧ください。
掃除機の捨て方は?どのゴミに分類されるか紹介
掃除機と言っても、ハンディクリーナーやコードレス掃除機、ロボット掃除機など、多くの種類が存在します。
そのため、「小さな掃除機でも粗大ゴミとして捨てるべき?」「簡単に捨てる方法はないの?」といったように頭を悩ませる方も少なくないでしょう。
ここでは「5つの掃除機の捨て方」を解説するので、掃除機の捨て方に悩む方や、できるだけ楽に掃除機を手放したい方はぜひご覧ください。
【分類:粗大ゴミ】自治体に回収してもらう
掃除機の最も一般的な捨て方が、粗大ゴミとして自治体に申し込みを行ったうえで回収してもらうことです。
特に、コード式掃除機やコードレス掃除機のような大型機種は自治体指定のゴミ袋に入らないため、一般ゴミとして捨てることは困難となります。
まずは自治体の公式ウェブサイトを確認し、粗大ゴミ一覧表に掃除機が掲載されている場合は、正しいルールと順序に則って捨てるようにしましょう。
【分類:小型家電リサイクル法の対象品】家電量販店で回収してもらう
掃除機の2つ目の捨て方は、「小型家電リサイクル法」の対象品として家電量販店で回収してもらうことです。
「小型家電リサイクル法」とは、小型家電の中に含まれるレアメタルや貴金属、鉄などの再資源化を推し進めるための法律です。
この法律では、掃除機も含めて全28品の小型家電が対象品として定められており、再資源化できる事業者やメーカーに引き渡すために家電量販店が窓口となって回収を実施しています。
非常に多くの家電量販店が小型家電の回収に対応しているため、粗大ゴミの回収日を待たずに掃除機を捨てたい方に特におすすめです。
【分類:小型家電リサイクル法の対象品】無料の回収ボックスを利用する
※この方法はロボット掃除機やハンディクリーナーのような小型機種を捨てたい方におすすめの方法です。
掃除機を捨てる方法として、小型家電リサイクル法の対象品を捨てられる「回収ボックス」を利用することも挙げられます。
回収ボックスには長さ約30センチ程度の小型家電を投入できるため、気軽に小型家電を手放しつつ、リサイクルに協力することもできます。
自治体によって庁舎やスーパー、家電量販店といった様々な場所に回収ボックスが設置されているので、小型の掃除機を簡単に手放したい方は近隣にボックスがないか探してみるのもおすすめです。
【分類:一般ゴミ】指定袋に入れて集積所に捨てる
自治体によっては、掃除機を指定のゴミ袋に入れて一般ゴミとして捨てることができます。
実は、小型家電リサイクル法の対象品は一般ゴミとして捨てられる自治体も少なくありません。
たとえば、横浜市では「バッテリーの外せない小型掃除機」は、燃やすゴミの袋とは別の袋に入れることで、燃やすゴミの日に捨てることが可能となります。
また、千葉市では、内蔵バッテリーを外したうえで切断してゴミ袋に入る場合は「不燃ゴミ」として捨てることができます(切断しても袋には入らない場合は粗大ゴミ)。
住んでいる地域次第ではわざわざ粗大ゴミの申し込みを行わなくても掃除機を簡単に手放せるのです。
粗大ゴミ回収業者に回収してもらう
「引っ越しに備えてできるだけ早く掃除機を手放したい!」「今日にでも掃除機を捨てる方法はないの?」
このように考えている方におすすめしたいのが、粗大ゴミ回収業者に掃除機を回収してもらう方法です。
粗大ゴミ回収業者は、粗大ゴミ指定されている物に加えて、自治体では回収が難しいような大きなゴミや不用品でも最短即日に回収することができます。
家からの運び出しにも対応しているので、わざわざ外に粗大ゴミや不用品を持っていく必要もなければ、内蔵バッテリーを外す必要もありません。
電話やLINEで予約すれば、その後は負担なく掃除機を捨てることが可能です。
【捨て方別】掃除機を捨てる時の料金は?
掃除機を捨てる時の料金は捨て方によって大きく異なります。
基本的に自身で指定場所まで搬出する場合は安く、逆に家の中からの搬出も任せられる場合は高くなるのが一般的です。
各方法のおおよその料金を参考に、ベストな捨て方を探していきましょう。
【粗大ゴミとして捨てる場合】200円〜500円程度
掃除機を粗大ゴミとして捨てる場合は、おおよそ200円から500円程度の料金が発生します。
粗大ゴミの料金は自治体や項目ごとに異なるため、捨てる前に申し込み専用窓口か、自治体公式サイトで確認してから捨てることが重要です。
以下の表では関東の一部自治体の掃除機を捨てる際の費用を紹介しています。
自治体別・掃除機を捨てる際の費用(関東エリア) | |
自治体 | 掃除機を捨てる際の費用 |
千代田区 | 300円 |
港区 | 400円 |
新宿区 | 400円 |
文京区 | 400円 |
北区 | 400円(持ち込み200円) |
川崎市 | 300円〜600円程度 |
横浜市 | 200円 |
座間市 | 500円 |
さいたま市 | 550円 |
上尾市 | 250円〜500円程度 |
所沢市 | 500円程度 |
千葉市 | 390円 |
船橋市 | 370円 |
【小型家電としてリサイクルする場合】無料〜
掃除機を小型家電としてリサイクルする場合は、回収ボックスを利用するか、家電量販店に回収してもらうかで料金が異なります。
まず、庁舎やスーパー、家電量販店の店頭などに設置された回収ボックスに掃除機を捨てる場合は料金は発生しません。
ただし、回収ボックスには長さが30センチを超える物は入らないため、無料で手放せる掃除機は実質ロボット掃除機やハンディクリーナーといった小型機種に限られます。
コード式掃除機・コードレス掃除機を手放したい場合は直接持ち込んで、店舗ごとの料金を払うようにしましょう。
主要家電量販店の掃除機回収料金 | |
ヤマダ電機 | 1,100円 |
ケーズデンキ | 1,100円 |
ヨドバシカメラ | 1,100円 |
ビックカメラ | 1,958円(3辺合計160cmの段ボール1箱分の料金・他の小型家電も詰め込み可) |
エディオン | 550円(縦+横+高さの合計が120cm以下で重さが10kg以下) |
【一般ゴミとして捨てる場合】指定袋の料金分
指定袋に入る場合のみ、掃除機を一般ゴミとして捨てられる自治体も存在します。
「燃えるゴミ」か「燃えないゴミ」かは自治体で異なりますが、この方法なら袋代だけで掃除機を捨てられるため大変リーズナブルです。
【粗大ゴミ回収業者】定額プランなら掃除機以外も捨て放題
粗大ゴミ回収業者は家の中からの運び出しや即日回収に対応できる分、回収料金は他の捨て方と比べて少し高い傾向にあります。
ただし、定額で規定量までなら捨て放題の「トラック載せ放題プラン」を提供している業者を利用すれば、掃除機以外の粗大ゴミや不用品、ゴミなどをまとめてお得に捨てることができます。
搬出が難しいソファーやデスクはもちろん、粗大ゴミとして捨てられないテレビや洗濯機、冷蔵庫などの回収にも対応しているため、引っ越しが控えている方や、一気に断捨離を行いたいという方には特におすすめです。
掃除機以外にも捨てたい物がある場合は、家具・家電の搬出も含めた全作業を依頼できる粗大ゴミ回収業者のお得なプランを活用してみましょう。
【トラック載せ放題プランの料金相場表】
トラック載せ放題プラン | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
軽トラック載せ放題プラン | 1R~1K | 15,000円〜20,000円 |
1.5tトラック載せ放題プラン | 1DK~2DK | 30,000円~40,000円 |
2tトラック載せ放題プラン | 2DK~2LDK | 50,000円~70,000円 |
4tトラック載せ放題プラン | 3DK以上 | 80,000円~要見積もり |
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掃除機を捨てる時の注意点
掃除機を捨てる時の注意点を3つ解説します。
これらを守らないと自治体から注意を受けたり、回収員などが怪我をする事故に発展したりする恐れがあるため、必ず守るようにしましょう。
コードレス掃除機などは充電式バッテリーを外してから捨てる
コードレス掃除機などを捨てる際には、必ず充電式バッテリーを外してから捨てるようにしましょう。
充電式バッテリーは強い衝撃が加わると液漏れや発熱が起こり、最悪のケースでは火災事故の原因となる恐れがあります。
東京都江東区の粗大ゴミ処理施設でも、リチウムイオン電池の発火をきっかけにゴミの分別などに使われるコンベアが焼けてしまう火災事故が発生しました。
このような事故は、ゴミの排出者が家電本体とは別に充電式バッテリーを捨てるだけで防ぐことができます。
リサイクルという観点だけではなく、火災や事故を防ぎ、人命を守るという意味でも分別して捨てることは非常に重要です。
以下では、使用率が高いダイソン掃除機のバッテリーの外し方を紹介するので、捨てるか検討している方はぜひご覧ください。
【ダイソン掃除機のバッテリーの外し方】
- 握り手部分にある外側ネジをプラスドライバーで外す
- 握り手部分の底部にある2ヵ所のネジを外す
- バッテリーを引き抜く
基本的に、ダイソンの掃除機のバッテリーは上記の手順で外すことができますが、機種によっては手順が異なることもあります。
必ず取扱説明書を読み、安全な方法でバッテリーを扱うようにしてください。
自治体のルールに則って捨てる
掃除機を捨てる際は、自治体ごとに定められたルールに従うようにしましょう。
自治体ごとにゴミ捨てルールが異なるのは、それぞれのゴミ処理施設の機能や収集過程に最適化しているからです。
「他の自治体では大丈夫だから」といった気持ちでルールを守らずにゴミを捨てると、処理施設での事故や収集作業員の怪我に繋がる恐れがあります。
人の命を守るためにも、ゴミ捨てルールは必ず遵守してください。
事業所で利用した掃除機は「事業ゴミ」として捨てる
事業所から排出されたゴミや不用品は、たとえ家庭ゴミと同じ物でもすべて「事業ゴミ」という扱いになります。
もちろん掃除機も事業者から排出されれば事業ゴミとなるので、家庭ゴミ集積所に出したり、粗大ゴミとして捨てたりすることはできません。
掃除機は事業ゴミのなかでも「事業系一般廃棄物」に分類されるため、自治体指定の処理業者に委託して捨てることが求められます。
掃除機の捨て方にお悩みならエコキャットにご相談を
掃除機は様々な方法で捨てられる家電ですが、他の不用品も一緒に手放したい場合や、とにかく早く捨てたい場合は、「エコキャット」にご相談ください。
東京・神奈川・埼玉・千葉の関東4県の粗大ゴミ回収に対応しており、予約から最短25分で現場に伺うことが可能です。
支払いは分割払いや後払い、クレジットカード払いなど、多くの方法に対応していることから、できるだけ出費を抑えたい方にもご利用いただきやすくなっています。
お客様のご要望に沿ったプランの提案も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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