トラック積み放題で粗大ゴミを処分する注意点や相場について
目次
はじめに
粗大ゴミは、効率的に処分するべきものです。引越しや遺品整理、ゴミ屋敷の清掃などの場合は特に、粗大ゴミが大量に出る場合があります。そのような場合は、トラック積み放題プランがおすすめです。
この記事では、トラック積載量の具体的な例や、トラック積み放題の注意点や相場などを記載しています。
トラック積み放題とは言え、生ゴミや危険物など原則積載できないゴミもありますので、ぜひご一読ください。
粗大ゴミ回収の種類
粗大ゴミを回収に出す場合、まず選ばなければならないのが、行政と民間業者のどちらに出すかです。
行政の場合は、1つの粗大ゴミに対して、安くて200円で済むというメリットがありますが、粗大ゴミを家の中から外に出すまでにとても手間がかかる、というデメリットがあります。
特に、粗大ゴミが多数ある場合は、行政の粗大ゴミとして処分できるか否かの分別作業と、粗大ゴミを回収場所まで運ぶ作業の2つが、大きな負担となるでしょう。特に、回収場所が道路など、公共の場である場合は、粗大ゴミを大量に出すことはできません。
そのため、引越しや遺品整理、ゴミ屋敷の清算などで沢山の粗大ゴミを処分したい場合は、民間業者に委託する方が簡単に処分できます。
なぜなら、民間業者に委託すれば、粗大ゴミの分別や運びだし、簡単な清掃までを業者が行うため、依頼者は何もしないで済むからです。
そのうえ、行政の料金プランが単品回収のみに対し、粗大ゴミ回収業者ならではの便利なプランも用意されています。
粗大ゴミ回収業者のプラン
一般的な粗大ゴミ回収業者には、料金プランが2つあります。それは、単品プランと、トラック積み放題プランです。
単品プラン
単品プランは、その名の通り粗大ゴミをひとつずつ回収します。行政との違いは、即日回収が可能な点です。
どうしてもすぐに粗大ゴミを処分したい場合は、民間業者に委託すると、すぐに処分ができます。
トラック積み放題プラン
トラック積み放題プランは、パックプラン、定額プランとも言われています。こちらは、トラック1台分の固定金額を支払えば、トラックに載せられるだけの粗大ゴミを処分可能です。
トラックの種類は多くて以下の4種類の積載量となります。
- 軽トラック
- 1.5トントラック
- 2トントラック
- 4トントラック
トラック積み放題で回収される粗大ゴミの量
各トラックの積載量は、目安として部屋の大きさを割り当てることができます。
軽トラック | 1K |
1.5トントラック | 1DK |
2トントラック | 2DK |
4トントラック | 3DK以上 |
これらはあくまでも目安ですが、1Kと1DKは単身世帯、2DK以上は家族連れ世帯(一軒家)として考えると、より計算しやすいでしょう。
また、例えば軽トラックの荷台は約2.8㎡なので、A3サイズのダンボールに置き換えると、18個程です。
これらを具体的な家具に置き換えると、以下のようになります。
- 高さ130cmまでの冷蔵庫
- 洗濯機
- テレビ
- ベッドマット(シングル)
- 本棚(3段程度)
- 1人用こたつ
- 高さ120cmまでのタンス
このように考えると、ハンディ掃除機やトースター、衣類など小ぶりの物なら隙間に入る可能性はありますが、ソファーや布団、衣装ケース、掃除機や電子レンジ、椅子、化粧台などは別途処分する必要があるでしょう。よく考えてトラックの大きさを選ばなければなりません。
トラック積み放題の注意点
トラック積み放題は、トラックの積載量さえ間違えなければとても便利に見えますが、注意するべき点があります。
1.粗大ゴミ回収業者の人数
粗大ゴミ回収業者に依頼する際に、トラックの大きさだけではなく、作業人数も確認する必要があります。なぜなら、粗大ゴミ回収業者の人数が少ないと、依頼者も粗大ゴミの搬出を手伝う必要があるからです。
そのため、事前に人数確認をし、より多い人数を用意してくれる業者を選ぶと楽でしょう。
ただし、人数が多いと人件費がかかります。トラック積み放題プランの費用が、人件費込みなのか否かは業者により異なります。事前に確認してください。
2.軽トラックは道路交通法で最大350kgまで
軽トラック積み放題を選ぶ場合は、積載面積だけではなく、重量も考える必要があります。なぜなら、道路交通法で350kgまでしか積載できない決まりがあるからです。
この重量には、運転手や同乗者の体重も入りますので、重量のある洗濯機や冷蔵庫、置物などを積む際は、特に気をつけてください。
3.トラックのスペースが余らないように
トラックのスペースが余ると、単品で処分した方が安くなってしまうことがあります。特に、粗大ゴミの数が3~5点の場合は、単品価格をしっかり計算した上で、依頼するようにしましょう。
4.一般廃棄物処理業許可証の有無を確認する
悪徳業者は、一般廃棄物処理業許可証を持っていないことがあります。そのため、回収した粗大ゴミを不法投棄や不正輸出されることがあるため、事前に一般廃棄物処理業許可証の有無を確認してください。
一般廃棄物処理業許可証の有無は、ホームページや名刺などで確認できます。
特に、遺品整理や空き家処分の場合は依頼者の目が行き届かず、盗難や大事なものに傷をつけられる被害に合う可能性が高いため、ホームページで作業実績や口コミなども良く確認して、粗大ゴミ回収業者を選んでください。
トラック積み放題の相場
トラック積み放題は、だいたい以下の値段で利用できます。比較検討の参考にしてください。
軽トラック | 15,000円 |
1.5トントラック | 35,000円~40,000円 |
2トントラック | 50,000円~60,000円 |
4トントラック | 80,000円 |
以上の値段よりも格段に安い場合は、悪徳業者の可能性が高いため、契約しないようにしましょう。
また、急がない場合は、最低でも3社から見積もりを取るようにすると、比較検討が簡単に行えます。そして、大抵の粗大ゴミ回収業者は現地見積もりなので、同日に見積もりしてもらうと、価格競争が起きやすく、より安価に仕上がる可能性があるでしょう。
トラック積み放題で原則回収できない粗大ゴミ
トラック積み放題は、衣類や食器、書籍やCD、ゴミ袋に入ったゴミなども一緒に処分できるため、とても便利です。しかし、何でも詰め込めるわけではありません。
一般的に、粗大ゴミ回収業者が回収できる粗大ゴミは、リサイクルできるものと、解体すれば一般ゴミとして出せるものの2種類です。
そのため、以下のようなものはトラック積み放題でも原則回収できませんので、注意をしてください。
また、場合によっては回収できる業者もあるため、一度粗大ゴミ回収業者に確認をとってください。
- 医療系廃棄物
- 建築系廃棄物(廃材や鉄筋などは回収可)
- 危険物
- 可燃物(ライターやスプレーなど)
- 生ゴミ
- 動物の死骸
- 特殊重量物(ピアノや金庫など)
- 血液が付着したもの
- 液体
- 土
- 法律に違反するもの
これらのゴミは、地域により回収方法が異なります。決して放置はせずに、行政に確認をとってきちんと処分しましょう。
まとめ
引越しや遺品整理などで粗大ゴミを処分する際、トラック積み放題プランを選ぶととてもお得に回収可能です。ただし、トラックにスペースが余る際は、逆に高くついてしまいますし、トラック積み放題では処分できないものもあります。
トラックに載せたい粗大ゴミがどのような種類でどの程度あるのか、事前によく確認してから依頼しましょう。また、軽トラック積み放題の場合は、粗大ゴミの量だけではなく、重量にも気を配ってください。
そして、粗大ゴミ回収業者の人数や一般廃棄物処理業許可証の有無、作業実績などは依頼する前に確認しましょう。
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