猫がかかりやすい病気TOP3と原因|病気の予防はできる?

猫がかかりやすい病気TOP3と原因|病気の予防はできる?

猫を飼う環境もだんだんと良くなり、猫の平均寿命は今や15歳を超えています。20年以上長生きする猫も少なくありません。飼い主は長い猫との生活の中で猫が病気になってしまうことも想定しておかなくてはなりません

 

今回は猫がかかりやすい病気TOP3とその原因はあるのか、そして病気の予防のために飼い主ができることを紹介します。

 

 

猫がかかりやすい病気TOP3

猫がかかりやすい病気として、ペット保険での請求内容から以下の病気が挙がっています。

 

  • 第1位:慢性腎臓病
  • 第2位:膀胱炎
  • 第3位:結膜炎

 

それぞれの原因や対策を見ていきましょう。

 

 

猫の病気第1位:猫の慢性腎臓病への対策

猫がかかりやすい病気のトップは慢性腎臓病などの「腎臓」にかかわる病気です。猫の祖先ははもともと砂漠で生活していた生き物で、腎臓で尿を濃縮して排泄しています。そのため、腎臓には大きな負担がかかり、腎臓のネフロンという尿を作る組織が徐々に壊れていきます。

 

【1】猫の慢性腎臓病の症状は?

慢性腎臓病は、猫の宿命ともいえる病気です。飼い主が病気に気づくことはできるのが、かなり病気が進行してからのことが多いです。病気の初期に気づかないのは、食欲低下や体重減少などの目に見える症状が慢性腎臓病の末期にしか現れないからでもあります。猫の慢性腎臓病の症状は以下のようなものです。

 

  • 嘔吐
  • 多飲多尿
  • 毛艶が悪い
  • 食欲低下
  • 体重減少

 

【2】猫の慢性腎臓病の原因は?

徐々に機能が低下する慢性腎臓病になる猫は、15歳以上の高齢猫では80%を超えます。猫が慢性腎臓病になる原因ははっきりとは分かっていませんが、ウィルスの影響やあまり水を飲まないことで歯肉口内炎などが影響していると考えられています。

 

【3】猫の慢性腎臓病の治療は?

腎臓の壊れた組織は元に戻すことができないため、猫の慢性腎臓病を治す方法はありません。そのため、動物病院での治療は食事療法や投薬も行います。食事療法や投薬を行うことで、猫が慢性腎臓病であっても長生きできることが知られています。

 

【4】猫の慢性腎臓病の予防は?

猫の慢性腎臓病の予防は飼い主が日ごろの猫の様子を観察することと、水を飲む量を増やし、腎臓への負担を減らすことが予防となります。年に一回健康診断を受けることて早期発見につながります。また、猫が水を飲む量を増やすために、常に新鮮な飲み水を用意しておくことが重要です。猫の歯肉炎が慢性腎臓病の予防になるとも言われており、歯磨きなどのデンタルケアにも気を配りましょう。

 

 

猫の病気第2位:猫の膀胱炎への対策

猫がかかりやすい病気第2位は膀胱炎です。慢性腎臓病と同様、水を飲む量が少ないことが膀胱に結晶を蓄積する原因になるとも言われています。膀胱炎で排尿することができない時間が長くなると死に至ることもあるので飼い猫の様子がおかしい場合にはすぐに動物病院に連れて行きましょう。

 

【1】猫の膀胱炎の症状は?

猫の膀胱炎はメスに比べ、オスの方がかかる可能性が高いと言われています。これはオス猫の方が尿道が狭いため結石が蓄積しやすく、より大きくなりやすくなるからです。猫の膀胱炎の症状は以下のようなものです。

 

  • 頻繁にトイレに行く
  • 尿の量が少ない
  • 血尿が出る
  • トイレではない場所での排尿
  • 食欲低下
  • 元気がない

 

猫の膀胱炎は尿道に結石ができたことで排尿がうまくいかず、激しい痛みを伴うこともあります。尿が全く出なくなってしまうと尿毒症になってしまい、嘔吐や体温低下の症状が見られます。膀胱炎は突然起きることもあるため、猫のトイレの様子は日頃から観察しておくと良いでしょう。

 

【2】猫の膀胱炎の原因は?

ブドウ球菌や大腸菌等の細菌が尿道に入り込み、膀胱が炎症起こすことが原因です。また膀胱に溜まった結晶や結石が膀胱や尿道を傷つけ、傷口に細菌が入り込むことも原因です。

 

膀胱炎は検査をしても、結石や細菌が発見されない「突発性膀胱炎」もあります。突発性膀胱炎の原因ははっきりとはしておらず、猫の尿が濃縮することで膀胱粘膜が刺激を受けやすくなって異常が起きることが原因の1つだと考えられています。

 

【3】猫の膀胱炎の治療は?

細菌性膀胱炎の治療は、軽度であれば食事療法や投薬を行います尿検査で成分を確認しながら、療養食を使い、薬を飲ませることで完治することも多いです。ただし、大きくなりすぎた結石が原因の場合には開腹手術が必要な場合もあるため、日ごろの食事と飲水量に気をつけましょう。

 

【4】猫の膀胱炎の予防は?

猫の膀胱炎の予防策としては、まずはトイレを常に清潔にしておくことです。猫はきれい好きな生き物なので、汚れたトイレがストレスとなり、排尿を我慢してしまうことが膀胱炎などの病気につながります。また、汚れたトイレでは細菌が繁殖しやすくなります。1日に1回以上はトイレの掃除をかかさないようにしましょう。

 

また、慢性腎臓病と同様、猫が水をたくさん飲める環境も整えることも予防になります。猫が飲む水は水道水でかまいませんが、こまめに取り換え、食器類もしっかりと洗うようにしてください。また猫によって汲み置きの水を好まない子もいます。水を循環させるようなペットグッズを利用するのもおすすめです。

 

どうしても飲水量が少ない猫の場合には、食事をドライではなくウェットタイプに切り替えるのもおすすめです。ドライタイプでも飲むことを促進するタイプのものなら自然と飲水量が増えます。猫の好みに合わせた、飲み水に混ぜる液体状のサプリメントなどもあります。

 

猫の膀胱炎の予防策としては「たくさん飲み、たくさん排泄できる」ことが重要です。猫にとってストレスのない環境づくりも予防策として重要なことなのです。

 

 

猫の病気第3位猫の結膜炎への対策

猫がかかりやすい病気第3位は結膜炎です。人間の結膜炎と同じ症状もあり、外から見て異常がわかるので比較的発見しやすい病気だと言えます。

 

【1】猫の結膜炎の症状は?

結膜とは、まぶたの内側、瞬膜、白目の部分を覆う粘膜のことです。結膜が炎症を起こすことで結膜炎になります。猫の目の病気の中では最も多い病気で、特に子猫は結膜炎にかかりやすいと言われています。 猫の結膜炎の症状は以下のようなものです。

 

  • 結膜が真っ赤になっている
  • 涙や目やにが多くなる
  • まぶたが腫れる
  • 目を気にしてこする

 

【2】猫の結膜炎の原因は?

猫の結膜炎の原因はさまざまあり、複合的に引き起こされる場合もあります。ヘルペスウイルス、カシリウイルス、レオウイルスなどのウイルスに感染することで結膜炎を引き起こします。猫ヘルペスウイルスによる病気としては結膜炎以外にも発熱などの別の症状がでることもあります。

 

また、人間と同じように異物が目に入ってしまい結膜炎にかかってしまうことがあります。空気中を舞っているチリやホコリも結膜炎の原因の一つです。猫にもアレルギー症状の一つとして結膜炎を発症することもあります。

 

【3】猫の結膜炎の治療は?

結膜炎の症状が見られたらなるべく早く動物病院に連れて行きましょう。異物が原因の場合には、まれに自然治癒することもありますが、民間療法で病気の症状が進行してしまった例もあります。治療法としては目薬をさすことが主に行われます。結膜炎の原因によっては、何種類かの目薬を処方されることもあります。

 

【4】猫の結膜炎の予防は?

ウイルス感染からの結膜炎を予防するにはワクチン接種が最も有効です。年に1回の予防接種を行うことで、結膜炎以外の病気も予防することができます。室内飼いの猫であれば、病気にかかりにくいと考えるのは危険です。飼い主が外からウイルスを持ち込むことも十分にありえるのです。

 

散歩に出かける猫の場合にはワクチン接種は5種~8種、室内飼いの猫の場合には3種~5種のタイプがいいとされています。いずれも猫の体には負担がかかり、猫によってはワクチンが合わない場合もありますので、獣医に相談して飼育環境や猫の年齢や体調に合わせて選びましょう。

 

多頭飼いの猫の場合、室内であってもケンカをして目に傷がついてしまうこともあります。ストレスから免疫が下がることもあるため、猫が1人になれる安心できる場所を作ることも予防になります。どうしても相性の悪い猫同士は別の部屋で分けて飼うなどの工夫も必要です。

 

 

まとめ

命あるもの、病気になってしまうことは避けられないことではあります。猫の病気は猫の生態による原因も大きいです。しかし、猫の生活する環境をしっかりと整え、デンタルケアや爪切りなどのお手入れをこまめに行うことで、すべてではなくとも予防できるとも言われています。

猫のお部屋を清潔に保ち、食事や水への気配り1つで、病気にかかりにくくすることもできるのです。ぜひ自分の飼っているお部屋の環境を今一度見直してみてください。

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