お正月飾りはいつからいつまで飾れる?捨て方をしめ縄の処分方法と共に解説
本記事では、お正月飾りの捨て方を詳しく紹介します。
一年のはじめに年神様をお迎えし、一年の幸せを願うために飾るのがお正月飾りです。
華やかな飾りつけで新年を迎える準備は楽しいものですが、捨て方や飾るタイミングに不安を覚える方も多くいます。
そこで今回は、お正月飾りをいつからいつまで飾るのか、詳しい期間や正しい捨て方をまとめました。
門松やしめ縄の捨て方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
お正月飾りとは
お正月飾りとは、年神様を自宅にお迎えし、良い年のスタートを切るための飾りです。
主に、以下のようなものを指します。
- 門松
- しめ飾り
- 鏡餅
- 干支の置物
年神様が降りてくるときの目印となる門松、不浄なものが入らないように結界を張るしめ飾り、年神様の宿る場所であり豊作を願う鏡餅などが代表例です。
このような飾りを玄関や家の中に飾ることで、年神様を丁重にもてなす準備が整い、家の中に清らかな福を呼び込むとされています。
お正月飾りはいつからいつまで飾る?
続いて、お正月飾りをいつからいつまで飾るのか、種類ごとに紹介hします。
飾り始めの時期
お正月飾りを飾り始めるのは、一般的に12月13日の「正月事始め」以降が適しているとされています。
正月事始めは、年神様をお迎えするための自宅の大掃除など、新年の準備を始める日とされているためです。
特に、適していると言われているのは、クリスマスが終わった25日以降、28日までとなります。
29日は「二重苦(にじゅうく)」を連想させる縁起の悪い日、31日は「一夜飾り」とされて神様に対し誠意がないと見なされるため、割けましょう。
遅くとも、12月28日までに飾り終えるのが理想的です。
飾り納めの時期
お正月飾りを片付ける日は、地域によって「松の内」の期間が異なるため、それに合わせて納めます。
松の内は正月事始めで神様が自宅に来てから、お帰りになるまでの期間のことで、基本的な期日は以下の通りです。
- 関東地方を中心とした多くの地域:1月7日
- 関西地方を中心とした一部の地域:1月15日
この松の内が過ぎたら、できるだけ早く片付けを行いましょう。
ただし、お正月飾りは種類によっても片付ける期間が異なるため、以下もあわせて参考にしてください。
- 門松としめ飾り:「松の内」の期間が終わったら捨てる
- 鏡餅:「鏡開き」の日に捨てる
- 破魔矢:1年飾ってから捨てる
鏡開きは一般的に1月11日で、その日に手や木づちで割って餅を食べます。
破魔矢は厳密にはお正月飾りではなく、1年中飾り続けることができるので、翌年の正月に神社へ持ち込むなどして捨てるのが基本です。
お正月飾りの捨て方
お正月飾りは神聖なものなので、捨て方にも配慮が必要です。主な捨て方と、それぞれの特徴をまとめました。
捨て方 | 手軽さ | 料金相場 |
---|---|---|
神社で「どんど焼き」をしてもらう | △ ※時期や場所に制限あり |
無料~数百円程度 |
古札納所(こさつおさめしょ)に持ち込む | △ ※神社により対応が異なる |
無料~数百円程度 |
各自治体でゴミとして捨てる | 〇 ※分別の必要あり |
無料~数百円 |
不用品回収業者に依頼する | ◎ ※自宅に回収に来る |
数千円程度 |
以下で、各捨て方の詳細を紹介します。
神社で「どんど焼き」をしてもらう
お正月飾りを最も清らかに、正式に処分する方法が神社で実施される「どんど焼き」です。
関東近郊では、以下のような場所で行われています。
- 鳥越神社
- 鎮守氷川神社
- 神明社
- 愛宕神社
どんど焼きの日程は神社によって異なり、持ち込みの期間や条件が求められているケースもあるので、注意が必要です。
燃やすことで年神様が宿ったお正月飾りを天に返し、一年の無病息災や五穀豊穣を願います。
この方法で捨てるなら門松やしめ飾りから、プラスチックや金属などの燃えない飾りを外し、天然素材の部分だけを持ちこみましょう。
古札納所(こさつおさめしょ)に持ち込む
どんど焼きの日程に都合が合わない、あるいはどんど焼きを実施している神社が近くにないときは、神社に常設されている「古札納所」に納めましょう。
古札納所に納められたお正月飾りは、後日神社でまとめてお焚き上げされます。
多くの神社では、いつでも受け付けていますが、神社によって異なる場合もあるので事前確認が必要です。
また、遠方に住んでいるなど神社への持ち込みが難しい場合は、郵送でお焚き上げを受け付けている神社もあります。
郵送であれば、自宅に残っているお守りなどもまとめてお炊き上げしてもらうことが可能です。
埼玉県の剣神社をはじめ、複数の神社で郵送での受付を対応しているので、確認の上で送りましょう。
▼お守りの捨て方はこちらで解説!▼
各自治体でゴミとして捨てる
自分でお正月飾りを捨てたいときは、各自治体のルールに従って捨てるのも1つの手です。
主要自治体の捨て方を、以下にまとめました。
自治体名 | 捨て方 |
---|---|
千葉県柏市 | 燃えるゴミ ※指定袋に入らないものは粗大ゴミ |
埼玉県川口市 | 燃えるゴミ ※40cmを越えるものは粗大ゴミ |
神奈川県横浜市 | 燃えるゴミ ※50cmを越えるものは粗大ゴミ |
東京都港区 | 燃えるゴミ ※30cmを越えるものは粗大ゴミ |
小さいものであれば、基本的には燃えるゴミとして捨てられます。
しかし、大きいものは粗大ゴミ扱いとなり、事前の申し込みや予約などが必要です。
また、しめ飾りや門松に含まれる金属やプラスチックは、分別してから捨てなければなりません。
さまざまな種類のお正月飾りを捨てるとなると、手間と時間がかかるので注意しましょう。
不用品回収業者に依頼する
引っ越しや大掃除などで他にも大量の不用品が出る場合は、不用品回収業者にお正月飾りの回収を依頼することも可能です。
業者によっては、お正月飾りを供養してから捨ててくれるサービスを提供しているところもあります。
不用品回収業者であれば、前の年に飾っていた破魔矢なども一緒に回収してもらえるため、手間がかかりません。
最短即日で自宅に来てくれるので、急いで処分したいときも安心です。
また、プラスチックや金属など複数の素材が含まれがちなお正月飾りを、分別せずに捨てることができます。
他の不用品を一緒に捨てたい、楽にお正月飾りをまとめて捨てたいといった場合は、依頼を検討しましょう。
お正月飾りとは違う!しめ縄の捨て方
お正月には、しめ飾りと呼ばれるものを飾りますが、これとは別に自宅の神棚などに一年中飾られているのが「しめ縄」です。
神棚のしめ縄は、その場の清浄さを保つ結界としての役割を一年間果たします。
お正月飾りのしめ飾りとは違い、毎年12月に新しく交換するのが基本です。
古いしめ縄を捨てる際は、神社のお焚き上げや古札納所に納めます。
不用品回収業者に依頼すれば、お正月飾りやしめ縄などをまとめて回収してらうことができ、非常に便利です。
不用品回収業者ならまとめて回収可能!
お正月飾りをまとめて捨てたいなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者に依頼すると、以下のようなメリットが得られます。
- 複数の不用品をまとめて捨てられる
- 分別の必要がない
- 大きな門松やしめ飾りも楽に手放せる
- 自宅に回収に来てもらえる
複数のお正月飾りでも自宅に回収に来てもらえるため、楽に手放せるのが大きなメリットです。
玄関の外に置くような大きな門松、立派なしめ飾りでもプロのスタッフが運び出して回収してくれます。
また、お正月に一緒に捨てることが多い「だるま」なども合わせて捨てられるのが嬉しいポイントです。
自宅に来てくれるので、自分で神社やゴミ捨て場などまで運ぶ手間も一切ありません。
【不用品回収の費用相場】
トラック載せ放題プラン | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
---|---|---|
軽トラック載せ放題プラン | 1R~1K | 15,000円〜20,000円 |
1.5tトラック載せ放題プラン | 1DK~2DK | 30,000円~40,000円 |
2tトラック載せ放題プラン | 2DK~2LDK | 50,000円~70,000円 |
4tトラック載せ放題プラン | 3DK以上 | 80,000円~要見積もり |
▼だるまの処分方法はこちらで解説!▼
自宅でお正月飾りをお清めする方法
神社へ納められない場合でも、感謝の気持ちを込めて自宅でお正月飾りを清めてから処分する方法があります。
燃えるゴミとして出す際の、丁寧な作法として実践しましょう。
キレイにお手入れをする
まずはお正月飾りのホコリを軽く払い、キレイな状態にします。
門松などの大きなものは、可能な限り分解しましょう。
ただし、分解には手間と時間がかかるほか、怪我の危険もあるので十分注意してください。
お正月飾りを白い布の上に載せる
清浄な場所で作業するため、自宅のテーブルなどに白い布や半紙を広げます。
布や半紙がないときは、新しい新聞紙でも構いません。
その上に、門松やしめ飾りなどのお正月飾りを乗せましょう。
酒・塩で清める
お正月飾りに「これまでありがとう」と感謝の気持ちを伝えながら、清酒と粗塩で清めます。
まず粗塩を左・右・中央の順に軽く振りかけ、その後に清酒も同様に軽く振りかけましょう。
簡単な作業ではありますが、心をこめて対応することが大切です。
白い布でお正月飾りをくるむ
清めたお正月飾りを、最初に広げた白い布で丁寧に包みます。
この時、門松やしめ飾りが飛び出さないようにきっちりと包みましょう。
サイズの大きいお正月飾りを清める場合は、大きめの布や新聞紙を用意すると安心です。
ゴミ袋に入れて捨てる
包んだお正月飾りは、他の燃えるゴミとは別の新しい透明なビニール袋などに入れ、指定日にゴミとして出します。
他のゴミとは分けて自宅から運び出し、最後まで丁寧に扱いましょう。
ただし、飾りの中に複数の素材があるときは、まとめて捨てずに必ずルールに従って分別してください。
不用品回収業者であれば、分別をせずに回収してくれます。
お正月飾りをまとめて捨てるなら「エコキャット」へ
https://eco-cat.net/
「門松が大きすぎて自宅で分解が難しい」「お正月飾りだけのために神社へ行く時間がない」とお困りの方は、不用品回収業者「エコキャット」にご相談ください。
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最短即日で自宅まで回収に伺うため、運び出しの負担も一切ありません。
迅速かつ丁寧な対応で、初めて不用品回収業者を利用する方でも安心です。
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見積もりは完全無料なので、ぜひ気軽にご相談ください。