瓦を処分する方法とその費用について~より安くする方法も解説~

瓦を処分する方法とその費用について~より安くする方法も解説~

この記事は、瓦の処分について解説しています。

特に、瓦の処分方法・瓦の処分費用・瓦を安く処分する方法について知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください

 

瓦の処分を考えるときはまず、不要な瓦が産業廃棄物なのか、災害廃棄物なのか、個人的な不用品なのかを確認することが大切です。

それぞれの処分方法は全く違います。まずは、どれに該当するかを考えて、それぞれの処分方法について確認しましょう。

 

処分する瓦は3種類に分けられる

処分される瓦は、大きく分けて「産業廃棄物の瓦」と「災害廃棄物の瓦」、「個人的な不用品の瓦」に分けられます。

 

家の解体や屋根の葺き替えにより出た不要な瓦は産業廃棄物で、災害などによりダメになった瓦は災害廃棄物(災害がれき)、DIYなどで出た瓦は個人的な不用品です。

 

この3つの処分する瓦は、それぞれ処分方法が違います。

 

ただし、共通するのがその辺に放置すると廃棄物処理法違反となり、捕まってしまうこともあります。

例えば、家の解体時に不法投棄すると、「5年以下の懲役若しくは3億円の罰金またはこの併科」が課されます。絶対にやめてください。

 

まずは、産業廃棄物と災害廃棄物に分けて、瓦の処分方法を確認してみましょう。

 

産業廃棄物の瓦は解体業者が処分すべきもの

産業廃棄物としての瓦は自治体では処分してくれません

産業廃棄物としての瓦は、解体工事などを行った業者が責任を持って処分する必要があります。

 

そのため、解体工事の場合は、解体費用に瓦の処分費用が含まれています。

解体費と処分費は別々にせず、一緒に考えることが節約の第一歩です。

 

なぜなら、解体業者に瓦の処分を依頼しないなら、他の業者に依頼するか、業者が利用するような処分場と契約し、自分で運搬するかのどちらかを選ぶ必要があるからです。

 

現実的に考えて、自分で処分場に持って行くのは大変です。だからと言って、わざわざ他の業者に依頼してしまうと、コンクリートや木片から瓦だけを引き抜かなければなりませんし、トラックの走行距離や瓦を積む作業が2度手間になります。

 

そのため、家の解体時は、そのまま解体業者にお願いするのが一番です。

見積もりのときに納得できる金額を提示してくれる業者を選びましょう。

 

葺き替え工事の際は、工事業者か産廃業者、瓦の処分を扱っている不用品回収業者に依頼できます。

どちらにしろ、解体業者や産廃業者が責任を持って法律に則った処分をしてくれるかどうかは、事前に確認しておくと安心です。

 

災害廃棄物の瓦は自治体で処分する

災害が起きた際は、瓦だけではなく、色々なゴミの処分を自治体が行います。

なぜなら、事業活動によって出たゴミではないからです。

 

災害時に出るゴミは、家電や畳、家具などの「災害ゴミ」と、コンクリートや木くず、瓦、金属くずなど、壊れた建物を撤去する際に出る「災害がれき」に分かれます。

災害ゴミと災害がれきを合わせたものが、災害廃棄物です。

 

災害が起きた後、「仮置き場」が設置されます。災害廃棄物は自分で仮置き場に持っていく必要があります。

 

ただし、災害が起きてすぐ片づけることはせず、まずは被害を写真に撮ってください。

家の外観、各部屋の状況、車や各家財の状況、浸水した際は水が来た位置がわかるように撮ることが大切です。この写真は、被災証明書の発行や自治体支援を申し込む際、保険申請時にとても役に立ちます。

特に被災証明書の発行には、被害状況写真が必要です。必ず片付けの前に撮影しましょう。

(自治体支援を申し込む際は、罹災(りさい)証明書が必要です。この発行には写真は不要です。)

 

写真を撮り終えたら、マスクや軍手などを用意し、片づけをします。災害時もきちんと分別してください。

 

仮置き場が閉鎖された後は、瓦が被害を受けたことがわかる被災証明書の交付申請をしましょう。

被災証明書と身分証明書を用意したら、自治体の回収方法に則った方法で処分をしてください。

大抵は少量なら定められた日に一般ゴミと同じようにゴミ集積所に出すことが出来ますが、大量なら自身で各処理施設へ搬入する必要があります。まずは、自治体に確認してください。

 

ただし、各自で処理施設に搬入することが不可能なときは、自分で産廃業者や瓦を扱う不用品回収業者に依頼する必要があります。この場合は有料です。注意をしてください。

 

因みに、罹災証明書とは、家屋などの被害程度を証明するものです。申請後、調査員が現地調査をしてから発行されるため、即日発行はできません。

被災証明書は、家屋や車、倉庫、家財などの被害事実を証明するもので、原則即日発行が可能です。

両方ともとても大切なものなので、被災したら申請することをおすすめします。

 

DIYで出た瓦は自分で処分先を決める

DIYなど、個人的な作業で出た瓦のゴミは、自分で処分先を決めなければなりません。

前述の通り、自分で処分場に持って行くか、業者に依頼するかのどちらかなので、不用品回収業者に依頼するのが一番スムーズでしょう。

 

ただし、条件を満たせば自治体でも回収してくれるところはありますので、お住いの地域のゴミの分別を調べてみてください。

この記事でも後程詳しく解説します。

 

自分で瓦の処分をする方法

次に、自分で瓦を処分しなければならないときの方法を解説していきましょう。

 

自治体のゴミ回収で処分する

瓦は、大体の自治体のゴミ回収では処分できません

ただし、細かく粉砕したり、条件を満たせば回収してくれるところもまれにあります

 

自治体では瓦は処分できないことがほとんど

瓦を細かく粉砕したとしても、東京23区の自治体のゴミ回収ではほぼ処分できないのが現状です。

 

回収してくれる自治体の例として、以下の2つを記載しましょう。

東京都町田市 5ℓの指定収集袋で1袋までなら、燃えないゴミ
千葉県松戸市 こぶし大の大きさに粉砕すれば、燃えないゴミ

 

お住いの地域でも、上記のように回収してくれるかもしれません。

瓦を自分で処分する際は、一度確認してみてください。

 

不用品回収業者に処分を依頼する

瓦の処分は不用品回収業者でも対応できます

 

産業廃棄物を受け入れられる業者もあれば、DIYなど、個人的な作業で出た瓦だけしか受け入れられない業者もあります。

まれに、対応できない業者もありますので、依頼する際は事前に確認してください。

 

また、不用品回収業者なら、トラック積み放題プランがある業者が多いので、不用品が沢山ある方がお得に処分できます。

屋根の葺き替え工事をしたり、DIYでたくさんの瓦が出たときなどは、不用品回収業者を検討してみてください。

 

瓦をリサイクル業者や買取業者へ売る

瓦は、特殊な工程を踏めば再利用できます。

瓦を再利用したい際は、解体業者や建築業者、産廃業者、不用品回収業者などに尋ねてみると良いでしょう。

 

瓦チップとして再利用する

瓦は水はけが良い良質な砕石として利用できるうえ、園芸店などでも瓦を再利用した砂利(瓦チップ)が販売されています。

 

特に、瓦チップは安価でテラコッタ色の庭づくりができると好評です。

水はけの悪い場所に使用すれば高い吸水性を発揮します。

さらに、瓦の多孔質素材は、ニオイ成分を吸着するため、鳥や動物の糞尿被害の強い味方でもあります。

 

ただし、瓦の再利用には専用機材が必要で、まだ浸透しているとは言えません。

その業者で扱っているとは限らないため、いくつかの業者に尋ねてみることをお勧めします。

 

また、金属屋根は下取りしてくれる業者もあるので、そのような業者を選んで解体や葺き替え工事をすると良いでしょう。

 

瓦の処分費用

瓦を処分するにはいくらかかるのでしょうか?

詳しく確認してみましょう。

 

産業廃棄物の瓦の処分費用:1万円/トン+運送費

産業廃棄物としての瓦の処分費用は自治体により異なりますが、首都圏では瓦1トンにつき、だいたい1万円程度です。

これに加えて、解体現場などから処分場までの運送費がかかります。

建物から撤去した瓦は、自治体の処分場まで直接持ち込む必要があるからです。

 

そのため、20平米の住宅で総額10万円ほどになります。

 

ただし、屋根の面積は勾配により変わります。この金額はだいたいのものと心得てください。

自社トラックを有している業者なら、よりお得に依頼できるため、見積もりのトラック代については必ず確認しましょう。

 

また、2004年以前の住宅の古い瓦には、有害なアスベストが含まれている可能性があります。

アスベストが使われている瓦の処分には追加の処理が必要です。解体工事もアスベストが飛散しない処理をした上で行わなければなりません。

そのため、30坪の住宅で、60万円程度追加でかかると思っておいてください。

災害廃棄物の瓦の処分費用:無料+運送費

前述の通り、仮置き場が閉鎖された後は自分で処理施設に搬入する必要があります。

これは、処分にはお金はかかりませんが、運送費はかかるということです。

 

また、自分で処理施設に搬入できないときは、業者に依頼する必要があり、全額自己負担になります。

 

不用品回収業者での瓦処分費用:2万円/トン

4tトラック載せ放題プランの料金は、安くて8万円ほどです。

20坪の家屋で出る瓦は4tほどなので、2万円/トンの計算になります。

 

こうしてみると瓦の処分にはかなりお金がかかります。

しかし、個人で処分することは全く現実的ではありません

 

瓦の処分は解体業者や産廃業者、不用品回収業者に依頼することになりますが、より安くする方法は無いのでしょうか?

 

瓦の処分を安く依頼するには相見積もりが有効

家の解体業者や産廃業者、不用品回収業者に瓦の処分を依頼する際は、まずホームページと口コミを確認し、良さそうな業者をいくつか選んでください。

 

このときのポイントは、以下の通りです。

ホームページのポイント

  • 住所や電話番号などの会社概要が記載されているか
  • だいたいの金額が書かれているか
  • ビフォーアフターなどの実際の写真が掲載されているか

口コミのポイント

  • 星の数ではなく、内容をチェックする

 

特に口コミは情報の宝庫です。

スタッフの対応と金額についての2つを記載する人が多く、大いに役立ちます。

ただし、きちんと読まなければわからないことも多いです。

 

例えば、星の数を少なくつけていても、内容は凄く良いことを書いているときもあります。

これは単に間違えたと考えられます。

 

他にも、星の数が多く、「とても気さくに対応してくれて楽しかったです」と書かれていたとします。

しかし、これはある人にとっては「しゃべってないで早く作業してほしい」「口が軽そうで情報を漏らしそう」と等と感じるかもしれません。

本当にその業者が自分に合っているかどうかは、きちんと口コミの内容を確認しなければわからないのです。

 

そして、少なくても3件の業者に絞ったら、相見積もりを利用しましょう。

相見積もりとは、同じ依頼でいくつかの業者から見積もりを取ることです。

いくつかの業者に見積もりを取ることで価格競争が起こり、お互いに値下げしてくれます。

 

そして、単に金額が安い業者を選ぶのではなく、見積もりの内約が明瞭でわかりやすいか、業者の住所や電話番号、担当者名が記載されているか否かも注意して確認してください。

 

瓦の処分は明瞭会計・スタッフによる完全作業のエコキャットへ

エコキャットは事業ゴミも扱っているので、瓦の処分も可能です。

ついでに家具や家電、布団などの一般廃棄物もあれば、よりお得に回収してもらえます。

 

もちろん、相見積もりも可能、他社より高い場合は値下げしてもらえます。

そのうえ、WEB限定クーポン券があるので、必ずホームページを確認してみてください。きっとお得に依頼できます。

 

さらに嬉しいのが、スタッフが全ての作業を行ってくれることです。

依頼人は何もしなくて良いため、腰を痛めたり手を怪我したり、慣れない運搬で家を傷つけることもありません。

楽に安く瓦を処分したいときは、エコキャットに相談してみてください。

 

もちろん、瓦の量も問いません

ちょっとした屋根の修理で出た瓦、解体工事で出た瓦、落ちてきてしまった瓦など、何でも依頼できます。

即日対応・深夜、早朝の対応も可能なので、忙しい方にもおすすめです。

瓦の処分方法で迷ったときにはぜひエコキャットにご相談ください。

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