この記事は、仏壇の処分について、以下のことを記載しています。

• 仏壇のご供養について
• 仏壇の処分方法
• 仏壇処分の相場

 

さまざまな理由で仏壇を処分しなければならない方はぜひ、この記事を読んでから、業者を選んでみてください。

特にこの記事では、仏壇を処分できるところごとに、おすすめの処分理由を記載しています。

 

仏壇は理由があって処分するものなので、処分理由に合った業者を選びたい方は特に、ご一読ください。

 

仏壇処分の際のご供養とは

仏壇を処分する際、まず知っておきたいのが供養についてです。仏壇処分のために行う供養は閉眼供養と呼ばれています。

まずは、閉眼供養の逆、開眼供養から解説しましょう。

 

開眼供養とは

仏壇を購入したときのことはわからない、という方もいるかもしれませんが、仏壇を購入すると開眼供養をします。

 

開眼供養は宗派によって違う言い方をすることもあります。例えば、御魂（みたま）入れ・お性根入れ・入仏式などです。

仏壇や仏像、お墓、ご位牌などを新しく作成するとき、僧侶による読経を行います。これが開眼供養です。

 

閉眼供養とは

開眼供養をすることでお浄めや魂入れを行い、形だけのものに霊魂が宿ります。

だからこそ、仏壇に開眼供養を行っているなら、処分する際、閉眼供養をしなければならないのです。

 

これは、御魂抜きやお性根抜きとも呼ばれ、魂を抜いて役割を終わらせる法要です。これを行わないと、ご先祖様の霊魂が宿ったまま処分することになってしまい、縁起が悪いと考えられます。

 

仏壇を処分するときは、開眼供養を行っているかを必ず確かめましょう。

特にご位牌を一緒に処分する際は、必ず閉眼供養を行ってください。

 

もちろん、開眼供養を行っていなくても、供養してあげてから処分することで気持ちが救われると共に、今までの感謝の気持ちを表すことにもなります。

できるだけ自治体の粗大ゴミなどに出すときは、あらかじめご供養をしてください。もしくは、きちんとご供養をしてくれる処分方法を選ぶことをお勧めします。

 

仏壇の処分方法

仏壇を処分するシーンは、買い替え・遺品整理・生前整理・住環境の変化・後継者不足があげられます。

まずは、仏壇の処分を引き受けてくれる業者などについて確認しつつ、業者ごとに合う処分理由を見てみましょう。

 

仏壇を処分してくれる業者などは以下の７つがあげられます。それぞれの特徴を解説します。

• 仏具店に依頼
• 自治体の粗大ゴミに依頼
• リサイクル店に依頼
• 菩提寺に依頼
• 仏壇処分専門業者に依頼
• 不用品回収業者に依頼
• 遺品整理業者に依頼

 

仏具店

仏具店に依頼することをおすすめするのは、仏壇を買い替えるときか、購入したお店がわかっているときです。

 

特に買い替える場合は新品の仏壇の割引サービスや、処分費用の割引サービスがあることもあります。お店によっては処分費用が無料というところや、搬出をしてくれるお店もあるので、買い替え時は一番便利です。さらに、日程調整がつきやすく、ご供養も行ってもらえるというのもポイントです。

 

また、処分したい仏壇を購入したお店に持って行けば処分してくれるところもあるので、お店がわかっている場合は連絡してみると良いでしょう。

 

自治体の粗大ゴミ

自治体の粗大ゴミに依頼すると安価に済む上、処分理由に左右されません。

しかし、自治体や仏壇の大きさによっては対応していないところもありますので、一度お住いの自治体に確認をしてください。

 

また、解体をすれば燃えるゴミとして出せるので、最も安価に済ませたいときはこの方法を選ぶこともできます。

ただし、自治体のごみ収集や粗大ゴミは、ご供養を行ってくれません。供養の必要が無いと考える方や、事前に供養をお願いできる方にしかおすすめできません。

 

リサイクル店

リサイクル店に依頼する場合は、そのお店が仏壇を取り扱っているか否かをまず確認してください。

 

取り扱っていれば買取してくれるため、幾らかのお金も手に入りますし、誰かが使ってくれるかもしれません。

まだまだきれいで使える仏壇というなら、リサイクル店に依頼するのもひとつの手です。ただし、ご供養はしてくれないので、ご供養をしてから依頼することをおすすめします。

 

また、リサイクル店に依頼する際も、仏壇処分の理由は問いません。

 

菩提寺

信心に厚く菩提寺があるという方は、どんな理由で仏壇を処分する場合でも一度菩提寺に相談することをおすすめします。

菩提寺では主にお焚き上げで処分しますが、お寺によっては業者を紹介することもあるでしょう。いずれにしても必ずご供養を行ってくれるので、特に安心です。

 

ただし、お焚き上げで処分する際は、仏壇の運搬は自分で行うか、業者に依頼する必要があります。さらに、処分費や供養費はお布施なので、相場はだいたいでしかありません。檀家以外はお断りしているお寺もあるので注意をしましょう。

 

仏壇処分専門業者

あまり数は多くありませんが、仏壇処分を専門にしている業者もあります。その業者の対応エリアに住んでいるなら、こうした業者に依頼するのもスムーズです。必ずご供養がつくうえ、仏壇の搬出に慣れています。

 

そしてもちろん、仏壇処分の理由は問いません。

 

不用品回収業者

住環境の変化や後継者不足で仏壇を処分する方や、仏壇が大きすぎて自分で搬出できないという方は、不用品回収業者に依頼するのも手です。

中には、ご供養を行ってくれるところもあるので、そうした業者を選ぶと良いでしょう。

 

ただし、単体で頼むと高くつく可能性があるので、一度見積もりをもらうか、他の不用品と共に依頼し、トラック積み放題プランを選ぶことをおすすめします。その場合、家具や家電などの買取を行っている業者に頼めば、更に費用が抑えられるでしょう。

 

遺品整理業者や生前整理業者

遺品整理や生前整理で仏壇を処分するなら、遺品整理業者か、遺品整理を扱っている不用品回収業者がおすすめです。

 

こうした業者はしっかりとご供養してくれるため、安心です。遺品整理も一緒に依頼するときは、遺品整理士が在籍している業者を選ぶとなお良いでしょう。買取してくれる業者なら、少しお得になることもあり得ます。

 

もちろん、仏壇処分だけで依頼することができる業者もありますので、他に処分品がない場合は、こうした業者を選べば安心です。

 

仏壇処分の費用について

仏壇を処分するには、どんな方法でも費用がかかります。

仏壇の処分を依頼できるところ別に相場を確認してみましょう。ただし、仏壇の大きさ次第で上下します。

 

仏具店	無料～80,000円（仏壇の大きさや購入するか否かにより変動）
自治体の粗大ゴミ	500円～2,000円
リサイクル店	費用はかからない
菩提寺	30,000～70,000円（運搬は別）
仏壇処分専門業者	20,000～90,000円（ご供養込み）
不用品回収業者	単品回収の供養込みで20,000円前後、供養なしで5,000～10,000円。軽トラック積み放題なら14,800円～（供養なし）
遺品整理業者	18,000円～50,000円（供養込み）

一番安価なのはやはりリサイクル店です。ただし、運搬は自分で行う必要があるため、注意をしましょう。仏具店も搬出に来てくれるお店ばかりではありません。よく確認してから利用してください。

 

また、自治体の粗大ゴミに出すことはおすすめできませんが、出すことはできるので、先にご供養をしてから依頼しましょう。

 

まとめ

仏壇は先祖を祀る大切なものです。

わけあって処分する際は、その理由に適した業者を選び、供養することも忘れないでください。

 

また、仏壇には沢山の引き出しがあります。

ひと昔前まではここに通帳など大切な物を入れる方が多かったため、処分する前に一度確認するようにしましょう。

 

仏壇の処分はエコキャットへ

エコキャットは不用品回収業者ですが、遺品整理や生前整理、引越しに伴う不用品回収も行っています。そして、どちらの場合でも家具や家電、遺品の買取も可能です。

 

遺品整理や生前整理で仏壇を処分したい方、引越しなどによる住環境の変化によって処分しなければならない方、自分たちで搬出しなければならない業者しか見つからない方はぜひ、エコキャットにご相談ください。

 

エコキャットではきちんとご供養をしてから仏壇を処分します。

遺品整理の場合は遺品整理士がきちんと対応し、柔軟な遺品整理サービスを提供しますので、仏壇だけの処分でも問題ありません。

故人様の愛用品や思い入れのあるものなど全て供養しているので、安心してご利用頂けます。

 

また、搬出はもちろん、仕分け作業や梱包も全てエコキャットが行います。重たい仏壇でも安心してご利用ください。

出張見積もりは完全無料です。ぜひ一度ご相談ください。