洗濯機の処分方法と費用目安は?手軽で安い捨て方がよくわかる!
本記事では洗濯機の処分方法や処分にかかる費用について紹介しています。
重くて運び出しが大変な洗濯機を無理なく手軽に処分する方法についても、わかりやすく解説しています。
洗濯機をお急ぎで処分したいかたや、処分の手間を減らしたいかたはぜひご検討ください。
目次
洗濯機はリサイクル家電の対象品目
洗濯機のような大きな不用品を処分する際、真っ先に思いつくのは自治体の粗大ゴミ回収です。
しかし洗濯機はリサイクル家電の対象品目に定められており、自治体の粗大ゴミでは収集できないルールとなっています。
リサイクル家電の対象品目は、販売店などが引き取り、家電メーカーでリサイクル処分することが定められているためです。
もしもこのルールを無視して不適切に処分を行った場合、「不法投棄」や「不法焼却」などの違法行為として罰せられる場合があります。
「不法投棄」などの違法行為には、5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金が課せられることがあるため、正しく処分する必要があるのです。
下記のような洗濯機すべてが「リサイクル家電」としてリサイクルの対象となります。
- 洗濯乾燥機
- 全自動洗濯機
- 二層式洗濯機
- 小型洗濯機(排水機能付き)
洗濯機処分のリサイクル処分でかかる費用は?
リサイクル家電をリサイクル処分する場合は、基本「収集運搬料金」と「リサイクル料」などの費用が必要です。
「収集運搬料金」は業者が洗濯機を回収し、リサイクル処分場などへ運ぶ際に必要となる費用です。
「リサイクル料」はメーカーや洗濯機の型式などによって、あらかじめ料金が決められています。
一般的に収集運搬代行業者が依頼者から預かり、処分場で洗濯機を引き渡す際に支払う形となります。
収集運搬料金の目安は?
取集運搬料金は、収集運搬代行業者が任意で設定できる料金です。
そのため業者によって費用が大きく異なってきます。
たとえば家電量販店などに収集してもらう場合は、下記のような料金がかかってきます。
販売店 | 収集運搬料 | |
---|---|---|
買い替え時 | 買い替えなし | |
ヤマダ電機 | 1,650円 | 不可 |
ビックカメラ | 1,650円 | 6,000円 |
ヨドバシカメラ | 550円 | 不可 |
ジョーシン | 1,100円 | 3,300円 |
ケーズデンキ | 1,650円 | 不可 |
エディオン | 2,750円 | 3,850円 |
コジマ | 2,530円 | 不可 |
100満ボルト | 1,650円 | 2,750円~3,850円 |
※100満ボルトは、他店で購入した場合でも引き取り可能です。
※その他、家電量販店に直接持ち込むことで収集運搬料を安くしてもらえる場合もあります。詳しくは販売店へお問い合わせください。
上記のような家電量販店以外にも、自治体で紹介してくれる業者(家電回収協力店や委託回収代行業者)などを利用することも可能です。
その場合は、その業者が設定した収集運搬料がかかります。
なおリサイクル処分場所へ自身で直接持ち込む場合は、収集運搬料はかかりません。
洗濯機のリサイクル料金
洗濯機のリサイクル料金は、製造・販売メーカーによって異なります。
製品の種類やサイズによる料金の違いはありません。
この料金は、どの収集運搬代行業者に回収依頼をした場合でも、変わることはありません。
対象品目 | リサイクル料 |
洗濯機各種 | 2,530円~3,300円 |
メーカーごとのリサイクル料金は、下記のページでご確認いただけます。
>>再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)
(https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html)
洗濯機を安全に売却・処分する方法
洗濯機を処分するさいは、「売却・譲渡」または「リサイクル処分」の2通りの方法があります。
購入してから年式が浅くキレイな状態のものは、売却や譲渡を検討するのもよいでしょう。
古くて汚れが目立つため引き取り手がない物や、すでに壊れてしまっている洗濯機などはそのままリサイクル処分する方向で考えます。
「売却や譲渡」そして「リサイクル処分」と、それぞれの処分方法や手順を紹介していきます。
売却:リサイクルショップに買取してもらう
年式が浅くきれいな状態の洗濯機は、リサイクルショップで高値で買い取ってもらえます。
大きくて重量もある洗濯機をショップまで運び込むのは困難です。できれば出張買取査定などに対応しているリサイクルショップを利用しましょう。
出張買取可能なショップであれば、買取が決まれば作業員が運び出しと運搬をしてくれます。
きれいに掃除をした状態で査定をしてもらうと、査定額がアップする場合もあります。
ゴミや糸くずは取り除き、ほこりや洗剤汚れなどもきれいにふき取った状態で査定してもらうとよいでしょう。
売却・譲渡:ジモティで売却または譲渡する
洗濯機のような大きくて配送が困難な品物は、近隣でほしいと思っている人に譲る方法がおすすめです。
ジモティなどのサービスを活用し、近隣でほしいと思っている人へ安価で売却したり、無料で譲ったりするとよいでしょう。
その際、自身の負担を減らすため発送などは行わず、譲渡する相手に直接引取りに来てもらうのがベストです。
譲渡前には動作確認などを行い、きれいに掃除をした状態で引き渡すようにすることも大切です。
処分:購入した家電店などで引き取ってもらう
- 処分費用:リサイクル料+収集・運搬料金(持ち込みの場合は不要・または割引)
不要な洗濯機を処分する場合、もっともオーソドックスな方法が、購入店への引取り依頼です。購入店がどこか覚えているようであれば、店舗へ連絡をして引取りに来てもらいましょう。
ただし小売店によっては新たな商品購入の際(同等商品の買い替え時)にしか、引取りに対応していないケースもあります。
小売店によって対応が異なる部分ですので、心配な場合は小売店のホームページや電話などで確認しましょう。
処分:家電回収協力店にリサイクル処分を依頼する
- 処分費用:リサイクル料+収集・運搬料金
自治体でアナウンスしている「家電回収協力店」に、回収依頼することも可能です。家電回収協力店は、自治体のホームページや広報誌などで公表されています。
リサイクル料はどの家電回収協力店に依頼しても同じですが、収集・運搬料金はその協力店や委託先回収業者によって異なります。収集・運搬料金の目安は3千円~1万円程度、プラスリサイクル料がかかる計算です。
また家電回収協力店や委託先回収業者によっては、「屋内からの運び出しは行わない」という対応をしているところもあります。
この場合は、依頼者自身が玄関先まで運び出さなくてはならないため注意が必要です。
この店舗でなければいけないという決まりはありませんので、何店か電話で問い合わせを行い、費用や対応面で利用しやすいところに依頼するとよいでしょう。
指定引取場所に直接持ち込む
- 処分費用:リサイクル料
自身で洗濯機を運ぶ手段があるのであれば、指定引取場所へ直接持ち込むことも可能です。指定引取場所とは、自治体ごとに認可を受けた家電4品目を引き取るための拠点です。
RKC 指定引取場所検索
(https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/)
基本的には月曜日~土曜日、9:00~12:00、13:00~17:00が受付日時です。ただしそれぞれの施設によって営業日や受付時間、休業日などが異なることもあるので注意が必要です。
予約不要の施設がほとんどですが、直接持ち込む際は事前に受付日時などを確認の上で持ち込みます。
指定引取場所に洗濯機を持ち込み、処分依頼する場合の手順は以下のとおりです。
- リサイクル料金を調べる
- 郵便局でリサイクル料金を振り込む
- 振替払込受付証明書を郵便局券の「指定引取場所控」片に貼る
- 指定引取場所を確認する
- 家電リサイクル券と一緒に洗濯機を持ち込む
- 洗濯機の右側面上部に家電リサイクル券を貼る
- 指定引取場所で洗濯機を引き渡す
リサイクル料は郵便局で事前に支払うため、指定引取場所の現地では金銭のやり取りは必要ありません。
買取・処分:不用品回収業者
- 処分費用:リサイクル料+収集・運搬料金
お住まいの地域に対応している不用品回収業者に、回収処分を依頼する方法もあります。
不用品回収業者の多くは屋内からの運び出し作業も任せられるため、自身で運び出せない場合には非常に便利です。
処分費用の目安としては収集運搬料として5千円~1万5千円程度、プラスリサイクル料がかかる形となります。
買取可能な業者の場合であれば、リサイクル処分ではなく買取または引取りにて対応してもらえる場合もあります。この場合、処分ではないためリサイクル料は不要です。
即日で回収してもらえる業者も多くあり、電話一本で回収に来てもらうことができます。
自分で運び出すのがむずかしい場合や、すぐにでも処分したい場合、処分か買取か状態をみて対応してもらいたい場合などに便利な手段です。
洗濯機の処分は不用品回収業者がおすすめ!
不要になった洗濯機を処分する方法は、譲渡や売却も含めるとさまざまな手段があります。
なかでももっとも手軽でおすすめなのは、不用品回収業者による回収処分です。
不用品回収業者をおすすめする理由は以下の通り。
- 電話1本ですぐに回収してもらえる
- 都合のいい日時に回収依頼ができる
- 設置場所からの運び出しに対応している
- 買取や引き取りに対応している業者もある
- 処分費用の比較がしやすい
- ほかの不用品もまとめて依頼できる
ほかの処分方法と比べると費用は少しかさみますが、それ以上にメリットと感じられる点がたくさんあるのがおすすめする理由です。
回収料金に運び出し費用が含まれているケースも多いので、追加費用などを気にすることなく依頼できるのも利点です。
ただし不用品回収業者のホームページ上では、リサイクル料金の金額は記載されていないこともあります。見積もり相談をする際は、必ずリサイクル料金について確認の上、回収依頼すると安心です。
ほかにも不要な品がある場合は、まとめて回収してもらうことによって1点当たりの費用が割安となることもあります。
ついでに処分したい品があるときは、ぜひあわせて見積もりをしてもらうことをおすすめします。