木材ごみの処分について知りたいことのすべて
この記事では、木材や木材のごみの処分についてご説明しています。
- 家庭でDIYをした後に出た木材のごみを処分したい
- 粗大ゴミになった木製家具の処分方法を知りたい
- 大量の木材ごみを処分したい
上記のようなお悩みがある方は、この記事を参考になさってください。
目次
木材ごみとは?
木材ごみは、木くずとも言います。木材からなる廃棄物のことです。個人がDIYした際に残った木切れや家具を解体した木、庭木を剪定した枝などです。
また、業者の方が、建築や解体をした時に出る木材ごみもあります。
木材ごみの処分方法は、大きさや量によって異なる!
大きさ
処分しようと思う木材の大きさが、自治体の可燃ごみの袋に入る大きさなら、自治体が可燃ごみとして回収してくれます。
可燃ごみの大きさについては、自治体によって異なりますから、お住いの自治体のごみ回収ルールを確認しましょう。
また、木材ごみの大きさによっては、自身でごみ処理センターまで持ち込まなければならない場合が多いです。
不用品回収業者であれば、大きさを問わず回収が可能です。
量
自治体の可燃ごみ回収に出す場合、たとえ、可燃ごみの袋に入ったとしても、一度に回収してもらえる量も、自治体ごとに決まっています。まず、自治体に問い合わせるといいでしょう。
大量のごみがある場合は、4つ目の見出し「木材ごみの処分方法紹介」でご説明していますので、参考にしてください。
木材ごみの処分についての疑問
自治体の可燃ごみとして出せる?
可燃ごみとして出す場合、可燃ごみとして回収できる大きさ、量であることが必要です。大きすぎず、可燃ごみの袋に入る大きさのものなら、回収してもらえます。
可燃ごみの範囲を超えるものは粗大ごみとして扱う自治体もあります。
ただ、木材以外の素材がついているものについては、回収可能か、可燃物か不燃物かどうかも確認しましょう。
回収 or 持ち込み?
自治体の可燃ごみとして回収してもらえない大きさ、量の場合、自ら、自治体のごみ処理センターに持ち込むことも可能です。
ただ、大きな木材の場合、トラックなどが必要になる場合もあります。次章でご説明する不用品回収業者なら、取りに来てくれるので便利です。
処分は無料 or 有料?
今の時代、どんなゴミでも処分するには費用がかかります。もちろん、ものによっては、買い取ってもらえるものもありますが、とても稀有な場合です。多くの場合は、費用が掛かるものと考えておきましょう。
木材ごみの処分方法紹介
可燃ごみとして回収してもらえない場合の処分方法をご説明します。木材ごみの種類や量、大きさなどによって、処分方法を選択するといいでしょう。それぞれについて、相場の料金もご紹介していますので、ご参考になさってください。
自治体のごみ処理センターに持ち込む方法
自治体の可燃ごみの袋に入らない大きさや量の場合、ご自身でごみ処理センターに持ち込めば、処分してもらえます。(自治体によって異なりますので、持って行く前にご確認ください。)
重さなどに応じて、費用が掛かります。現金でOKなのか、リサイクル券(自治体によって呼び方が異なります。)を事前に購入する必要があるのか、予約が必要かどうかなどを問い合わせてから行くようにしましょう。
【自治体の回収、ゴミ処理センターへの持ち込み料金・相場】(自治体によって料金に幅があります)
回収してもらう場合 (箱もの家具) |
※長さは高さ・幅の合計 ~135㎝:300円 ~180㎝:800円 ~270㎝ : 1200円 ~360㎝:2000円 360㎝~: 2800円 |
ごみ処理センターに持ち込む場合 | 回収の半額 |
※ 家庭からのごみのみ受け付け。事業用ごみは受け付けないところが多い。
リサイクルショップで買い取ってもらう方法
「えーっ?!木材ごみって、買い取ってもらえるの?」という声が聞こえてきそうです。
たいていの木材ごみは処分するのに、費用が発生します。ところが、レアケースとして、買い取ってもらえる場合もあります。
どんな場合に買い取ってもらえるかというと、需要がある木材の場合です。特に、樹種が重要です。マホガニーやローズウッドなどは人気樹種です。
【高価買取が期待できる樹種】
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木材の買取に関しては、扱っているリサイクルショップがとても少ないです。また、木材の状況などによっても買い取ってもらえないこともあります。持ち込む前に、買取の有無や詳細について必ず、チェックしましょう。
木材ごみ専門処理業者に依頼する方法
木材ごみを専門に扱う処理業者に処分を依頼する方法があります。ただ、どの地域にも業者があるわけではありませんので、タウンページやインターネットで業者を調べましょう。
【木材ごみ専門処理業者に回収を依頼する場合にかかる料金の相場】
再生木くずのみ | 5500円~/㎥ |
他廃棄物との混載や異素材が混ざった木材ごみ | 15800円~/㎥ |
自治体が専門処理業者を紹介してくれる場合もあります。
不用品回収業者に回収を依頼する方法
不用品回収業者に回収を依頼する方法があります。不用品回収業者なら、木材ごみがあるところまで回収に来てくれますので、便利です。
ただ、木材ごみを扱っていることを確認する必要があります。回収を依頼する前に、きちんと見積もりを取ることをおすすめします。
【不用品回収業者に回収を依頼する場合の料金・相場】
再生木くずのみ | 3000~6000円/1回 |
他廃棄物との混載や異素材が混ざった木材ごみ | 5000~10000円/1回 |
再利用や必要としている人にゆずる方法
ちょっとした棚を作ろうと思っても、板がなければホームセンターまで買いに行かなければありません。意外に高額です。
再利用を考えて、場所が許せば、適当な量をストックしておく手ももあります。
あるいは、夏休みの工作などで必要としている人がいるかもしれないので、自治体の広報誌やジモティなどの「ゆずります」コーナーに載せてもいいですね。ただ、あまり期待はできません。フリマアプリも樹種によっては値段が付くことがあります。
木材ごみを処分するときにしてはいけないこと!
処分に費用が掛かるからと安易に、以下の処分を考える人がいますが、違法です。注意が必要です。
燃やすのはダメ!
さすがに、都会の真ん中で木材を燃やす人はいないかもしれませんが、郊外のちょっとした空き地で燃やす人がいます。塗料などから煙に有害物質が含まれることがあります。火事の心配もあります。燃やすのはやめましょう。
不法投棄はダメ!
山間部のドライブコースやハイキングコースの横に、不法投棄された家具などを見かけることがあります。指定のごみ置き場以外へのごみの放棄は違法です。「廃棄物処理法」によって、ゴミ放棄は禁止されています。
個人の場合も、法人の場合も多額の罰金や懲役刑が課せられることがあります。
木材に異素材がついている場合は、要注意!
【木材に混ざっていると回収されない恐れのあるもの】
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不用品回収の場合も、不用品の分別がとても重要です。釘などの金属がついているものは、そのままで回収できるのか取り除かなければならないのかを確認しましょう。
また、異素材が混ざった木材も回収可か不可かを事前にしっかり確認しておきましょう。
木材ごみを処分するコスト
今や、どんなごみでも処分するのにはコストがかかるのは常識です。コストについては、前章で詳しく説明していますので、参考になさってください。
コストがかかるという点は、しっかり認識しておきましょう。ただ、ごみ処分のコストは、住んでいる自治体やごみの種類によってコストに大きな幅があります。
何より大切なことは、依頼する前に、しっかり見積もりを取って、「こんなはずじゃなかった!」ということのないようにしましょう。
まとめ
木材ごみを処分する方法や、処分する際にしてはいけないことなどをまとめました。ふだん、木材ごみを処分する機会というのがあまりない方にこそ、知っていただきたいことばかりです。ケースバイケースで、ベストな方法で処分してください。
不用品回収業者を利用する場合はエコキャットがおすすめです。
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利用する際は検討してみてください。
木材は、成長するのに時間がかかります。そんな木材ですから、気持ちよく、感謝して処分できるといいですね。