PSPのバッテリーの捨て方は?膨らんだ場合の処分方法もプロが伝授
本記事では、PSPに内蔵されているバッテリーの捨て方を紹介します。
PSPのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われており、処分の際は怪我や事故に十分な注意が必要です。
捨て方を間違えると、火災や爆発といった大きな事故を招きかねません。
この記事を読めば、正しい捨て方が分かるだけでなく、安全にPSPのバッテリーを手放せるでしょう。
膨張している場合の扱いも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
PSPのバッテリーとは
PSPはソニーが販売していたポータブルゲーム機で、中にはバッテリーが内蔵されています。
まずは、バッテリーの概要や公式サイトが推奨している捨て方について見ていきましょう。
PSPのバッテリーはリチウムイオン電池
PSPに内蔵されているバッテリーは、リチウムイオン電池です。
このバッテリーはすでに生産終了となっているため、公式ストアなどからは購入できず、故障した際の修理・交換は自己責任となります。
また、リチウムイオン電池は発熱や発火の危険があり、捨てる際も注意が必要なものです。
PSPを丸ごと、バッテリーが入ったまま捨てると思わぬトラブルになりかねません。
公式サイト推奨の捨て方
PSPを販売していたSONYの公式サイトには、バッテリーを取り外す手順と捨て方が記載されています。
バッテリーを外す手順は、以下の通りです。
1.電源を切る
2.接続しているケーブル類を外す
3.ドライバーで6ヶ所のネジを外す
4.シールドラベルを剥がしてバッテリーを外す
5.コネクターを抜く
外したバッテリーはコネクターの金属部にセロハンテープなどを貼って絶縁し、回収ボックスに入れるなどして、リサイクルすることを推奨しています。
PSPのバッテリーの捨て方
PSPのバッテリーの主な捨て方は、以下の3つです。
捨て方 | 手軽さ | 安全さ |
---|---|---|
自治体のルールで捨てる | ★ | ★★ |
家電量販店などの協力店に持ち込む | ★★ | ★★ |
不用品回収業者へ依頼する | ★★★ | ★★★ |
それぞれの詳細を詳しく見ていきましょう。
自治体のルールで捨てる
余計な費用をかけたくない場合に便利なのが、自治体のルールに従って捨てる方法です。
以下、主要な自治体のリチウムイオン電池の捨て方を紹介します。
自治体名 | 捨て方 |
---|---|
さいたま市 | 外したもの:絶縁して電池回収ボックス(白色) 外れないもの:小型家電回収ボックス(黄色) ※膨張して熱を帯びたものは市の処理施設へ |
船橋市 | 「充電式電池」と書いて不燃ゴミに出す ※他の不燃ゴミとは分けて出す |
千葉市 | 市施設やJBRCの回収協力店で回収する ※破損・膨張しているものも可 |
横浜市 | 小型充電式電池リサイクルボックス(黄色い回収缶)に入れる ※破損・膨張しているものは不可 |
世田谷区 | 小型充電式電池リサイクルボックスに入れる |
港区 | 不燃ゴミに出す ※他の不燃ゴミとは分けて出す 協力店の回収ボックスに入れる |
多くの自治体が回収ボックスなどで回収していますが、いずれも絶縁処理が必要です。
セロテープを貼るなどして絶縁処理を行い、回収ボックスまたは不燃ゴミなど各自治体のルールに従って捨ててください。
ただし、不燃ゴミとして出せる自治体で捨てる場合は、必ず他の不燃ゴミとは分けて袋に入れましょう。
家電量販店などの協力店に持ち込む
家電量販店などの「JBRC協力店」には、リチウムイオン電池を回収するボックスが設置されています。
協力店に登録している企業の例は、以下の通りです。
- イオントップバリュ株式会社
- 株式会社ヤマダホールディングス
- 任天堂株式会社
- ソニー株式会社
- イケア・ジャパン株式会社
ボックスを設置している店舗としては、ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店が中心です。
自治体で捨てるときと同じく、絶縁処理をした上でボックスに入れましょう。
不用品回収業者へ依頼する
PSPのバッテリーの捨て方として、最も安全でおすすめなのが不用品回収業者へ依頼する方法です。
不用品回収業者は取り外したバッテリーのみでも安全に回収してくれるだけでなく、PSPから外していないものでも依頼可能です。
本体ごと処分したい、膨張したバッテリーや熱を帯びたバッテリーが怖くて捨てられないといった場合でも、プロのスタッフが安全に処理します。
また、分別や運び出しも全てスタッフが対応してくれるほか、深夜・早朝を含む即日対応も可能です。
バッテリーに異変が生じたら、すぐに連絡を取りましょう。
火災やケガ、爆発など少しでも不安がある場合は不用品回収業者への依頼がベストです。
トラック載せ放題プランを利用すれば、各種サイズのトラックにまとめてゴミを載せられ、一気に回収してもらえます。
複数のゴミを一気に処分したい場合は、利用を検討しましょう。
トラック載せ放題プラン | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
---|---|---|
軽トラック載せ放題プラン | 1R~1K | 15,000円〜20,000円 |
1.5tトラック載せ放題プラン | 1DK~2DK | 30,000円~40,000円 |
2tトラック載せ放題プラン | 2DK~2LDK | 50,000円~70,000円 |
4tトラック載せ放題プラン | 3DK以上 | 80,000円~要見積もり |
▼リチウムイオン電池の捨て方はこちらでも解説▼
PSPバッテリーの捨て方に関する注意点
PSPのバッテリーはリチウムイオン電池なので、扱いには十分な注意が必要です。
以下で、安全に捨てるために覚えておきたいポイントを紹介します。
事前に絶縁処理を行う
PSPの本体からバッテリーを取り外したら、必ず捨てる前に絶縁処理をしてください。
絶縁処理とは、他の電池や金属類とバッテリーが接触した際に、ショートするのを防ぐためのものです。
一般的には、金属端子部分を電気を通さないテープで覆って処理します。
絶縁テープと呼ばれるものも販売されていますが、ガムテープやセロテープで覆っても問題ありません。
無理に力を加えようとしない
自治体で捨てたり、回収ボックスに入れたりする場合は、バッテリーの取り外しが必要になるケースがあります。
PSPはドライバーでネジを外し、中のバッテリーを取り外しますが、ネジ穴が潰れていると外せません。
無理に外そうとして強い力を加えたり、フタをこじ開けようとしたりするとケガや事故のリスクが高まり、非常に危険です。
取り外せないと判断した場合は、そのままでも回収してくれる不用品回収業者への依頼を検討しましょう。
濡らさないようにする
PSPのバッテリーをはじめとしたリチウムイオン電池は、濡らすと感電や漏電の危険があります。
例えば、雨の日に回収ボックスの設置店まで持ち込む際は、ビニール袋に入れるなどして濡れるのを防ぎましょう。
濡れたまま放置すると発火やショートの危険性が高まるので、十分に注意してください。
万が一、バッテリーを濡らしてしまったときは電源などは入れず、水気を拭き取って乾かしておきます。
他のゴミに混ぜて捨てない
船橋市や港区では、リチウムイオン電池を燃えないゴミとして出せますが、必ず他のゴミとは分けて出さなければなりません。
その理由は、他のゴミに混ざって収集車などで圧縮されると、爆発して火災に発展する危険があるためです。
実際に令和6年には茨城県守谷市の常総環境センターで、不燃ゴミに混入したリチウムイオン電池が原因とみられる火災が発生しています。
大きな火災に発展し、処理施設の機能が停止してしまいました。
また、東京都武蔵野市にあるクリーンセンターでも、混入したリチウムイオン電池による小さな火災が毎月10件以上確認されています。
バッテリー単体はもちろん、取り外していない小型家電をそのまま捨てることで、火災が発生しているケースも少なくありません。
事故や火災を防ぐためにも、必ず自治体のルールに従って捨てるか、不安なときは不用品回収業者などに依頼しましょう。
▼おすすめの業者はこちらをチェック▼
膨張したPSPバッテリーの捨て方
PSPのバッテリーをはじめ、モバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池は、経年劣化などで膨張します。
膨張したバッテリーと熱を帯びたバッテリーは発火や爆発の危険が高いため、扱いに注意が必要です。
ここでは、膨張してしまったバッテリーの扱い方とともに、安全に捨てる方法を紹介します。
膨張したバッテリーと熱を帯びたバッテリーの扱い方
膨張したバッテリーと熱を帯びたバッテリーは、放置すると発火や爆発の危険があり、最悪の場合は大規模な火事に発展します。
寝ている間に発火したり、爆発したりするリスクもあるので慎重に管理しましょう。
基本的には使用は避けて通電はせず、近くに可燃物を置かないようにして管理を徹底するのがおすすめです。
また、膨張したり発熱したりして危険なバッテリーを補完するための耐火袋なども販売されています。
専用の袋がない場合は、スチール製など燃えない容器の中に入れて一時的に保管してください。
高温多湿になる場所、直射日光などは避けて涼しいところに置きましょう。
安全に捨てる方法
膨張したバッテリーと熱を帯びたバッテリーを捨てる方法としては、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
千葉市など一部の自治体では膨張や発熱していても回収ボックスに入れられたり、処理施設に持ち込むことで捨てられたりします。
しかし、持ち運ぶ際の衝撃で火災や爆発などの事故が発生するリスクもゼロではありません。
一方、不用品回収業者へ依頼すれば自宅までバッテリーを回収に来てくれるので、安心して全て任せられます。
また、PSPの充電器や他の周辺機器を一緒に捨てたい場合でも、まとめて依頼可能です。
もちろん、分別やバッテリーの取り外しといった作業も必要ないので、楽に捨てることができます。
PSPバッテリーの処分は「エコキャット」にお任せ!
https://eco-cat.net/
今回は、PSPのバッテリーの捨て方を紹介しました。
PSPのバッテリーはリチウムイオン電池なので、捨て方には注意が必要です。
膨張したバッテリーを安全に捨てたい、PSP本体ごと捨てたい、他の不用品も一緒に回収して欲しいといった場合は、ぜひエコキャットにお任せください。
バッテリーはもちろん、PSP本体や周辺機器も一緒にまとめて回収します。
地域を絞った巡回で効率よく回収し、リサイクル・リユースを徹底することで費用を抑えているのも特徴です。
また、お得なトラック載せ放題プランを利用すれば、大量の不用品でも一気に手放せます。
深夜・早朝でも柔軟に対応し、お急ぎの場合は最短即日での回収も可能です。
見積もりや見積もり後のキャンセルは完全無料なので、ぜひ一度ご相談ください。