終活における身辺整理のやり方6ステップ!捨てるべきものや処分の方法も
本記事では、終活における身辺整理のやり方を紹介します。
身辺整理は身の回りのものや情報、人間関係などを整理してスッキリとさせる行動です。
就活の一環として行われるケースが多いものの、人生の節目や快適な生活を送るために行われることも少なくありません。
この記事を読めば、正しい方法で身辺整理ができるだけでなく、不用品の楽な処分方法も分かります。
スムーズに身辺整理を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
身辺整理とは
身辺整理は持ち物や財産などを整理し、不要なものを処分したり必要なものを整理したりすることです。
終活の一環として取り組む人が多いですが、引っ越しや心機一転したいときにも行われます。
身辺整理は終活のうちの1つ
終活における身辺整理は、単に身の回りの物を片付けるだけでなく、今までの振り返りをしながら、今後の生き方を見つめ直す前向きな活動です。
「終活」の1つとして位置づけられるケースの多い身辺整理ですが、実は終活以外で行う方も少なくありません。
引っ越しや結婚といった人生の節目、心機一転して新しい生活を始めたい時などにも行われます。
身の回りの物や人間関係などを整理して見つめ直すことで、自分自身の価値観や本当に大切なものを明確にできるのがメリットです。
身辺整理と断捨離の違い
身辺整理と断捨離は、どちらも不要なものを手放すという点で共通しています。
簡単に言うと断捨離は「モノ」を捨てること、身辺整理はそれ以外の人間関係や情報も整理することです。
終活における身辺整理と聞くと、大変なメージがありますが、まずは断捨離からと考えると気軽に取り組みやすくなるでしょう。
まずは不要なものから捨てていき、その後に人間関係や情報の整理へとつなげるとスムーズに進められます。
▼断捨離のやり方についてはこちら!▼
身辺整理で捨てるべきものリスト
身辺整理では、「モノ」だけでなく「人」や「情報(デジタルデータ)」など、さまざまなものを整理するのが基本です。
ここでは、捨てるべき基本的なものを紹介していくので、迷った際の参考にしてください。
服や雑貨など身の回りの不用品
身辺整理で最初に捨てるべきなのは、以下のような身近な不用品です。
- 過去1年以上着ていない服
- サイズが合わない服
- 使っていない食器調理器具
- 古くなったタオル
- 思い出の品
- 不要なレシートや期限切れのクーポン
- 古い取扱説明書
- 本・CD・DVD類
例えば、1年以上着ていない服や昔の書類、使っていない雑貨やゴミ類などは先にまとめて処分します。
ノベルティでもらったものや景品など、使用目的が定まっていないものも手放すのがおすすめです。
また、似たような用途のものが複数ある場合は1つを残して捨てる、思い出の品は写真に撮るなどして現物は手放すなど工夫をしましょう。
本・CD・DVDは、「いつか読む(観る)かもしれない」という理由で置いておくと、いつまでも捨てられません。
限られたスペースに収まりきらないものは、処分を検討してください。
▼洋服の捨て方はこちらでも詳しく解説▼
家具・家電
長年使用していない家具や家電があれば、手放すことを検討しましょう。
特に、大型の家具・家電は空間を圧迫しやすく、1~2点処分するだけでも一気に部屋がスッキリします。
先に大きなものから処分すると部屋に空きスペースができ、その後の片付けもスムーズに進めやすくなるでしょう。
壊れているものはもちろんですが、一定期間以上使っていないものも処分するのがおすすめです。
趣味関係(推しグッズ等)
趣味で集めていたコレクションも、スペースを圧迫しやすいものの1つです。
手放すことに抵抗を感じる方もいますが、本当に気に入っているものだけを厳選して残すと、より愛着がわきます。
今後も続けていく趣味の道具は残し、もうやらないと決めたもの、興味の薄れたものは手放しましょう。
自動車・不動産
身辺整理で見落としやすいのが、自動車や不動産などといった金額の大きいものです。
自動車や不動産は金額が大きく、相続にも関わってくるため、手放す場合は家族などとも相談あしながら慎重に手続きを進めましょう。
また、売却や処分には時間や手間もかかるので、早めに進めることが大切です。
特に不動産は、売却や維持管理に多額の費用がかかるケースも少なくありません。
自身のライフプランに合わせて、今後も所有し続けるか売却するかを判断しましょう。
人間関係
身辺整理には、人間関係の整理も含まれます。
長年連絡を取っていない知人や会うと疲れてしまう友人など、付き合いが負担になっていると感じる人間関係を見直してみましょう。
無理をして付き合いを続けるのではなく、本当に大切にしたい人との関係を深めていくことが重要です。
人間関係を整理すると、年賀状などのやり取りに関する負担も軽減できます。
情報(デジタルデータ)
身辺整理の際には、SNSのアカウントや会員登録しているサイトの情報、写真・動画のデータなど情報も整理します。
例えば、有料のサイトに会員登録している場合、残された家族や親族がログインできないと、登録を解除できません。
不要なサイトから退会するのはもちろん、登録しているサイトの情報を整理しておくことも大切です。
写真や動画に関しても、不要なものは削除して整理しましょう。
身辺整理で残すべきものリスト
身辺整理は、不要なものを手放すだけでなく、本当に大切なものを残すことも重要です。
身辺整理をする際に、以下のものは絶対に捨てないようにしてください。
- 身分証明書・パスポート
- 年金手帳・各種保険証
- 印鑑登録証明書・実印
- 預金通帳・証券類
- 土地の権利書・登記済証
- 健康診断の結果
身分証明書や保険証などは、金融機関での手続きや医療機関の受診といった、さまざまな場面で必要になります。
年金手帳や各種保険証は再発行が可能ですが、手続きに手間と時間がかかるので捨てないようにしましょう。
また、土地の登記所などは普段使う機会は少ないですが、紛失すると再発行が難しいため、厳重に保管してください。
身辺整理のやり方
身辺整理を効率よく進めるためには、計画的に行うことが重要です。
ここでは、身辺整理のやり方について解説します。
1.まずは準備を整える
身辺整理を始める前に、まずは目標を設定しましょう。
「年末までにリビングを片付ける」「アルバムを整理する」など、具体的な目標を立てることでモチベーションを維持できます。
また、整理するものの全体像を把握するために、まずは家の中にあるものをすべて書き出してみるのもおすすめです。
2.捨てるものと残すものを分ける
実際に整理を始める際は、「捨てるもの」「残すもの」に分類します。
このとき、「いつか使うかも」という漠然とした理由で残さないようにしましょう。
迷った場合は、「1年間使わなかったものは捨てる」など、自分なりのルールを決めておくとスムーズに進められます。
3.不要なものを処分する
分類が終わったら、いらないと判断したものを処分します。
この段階ではゴミとして処分するだけでなく、必要に応じて売却や譲渡も検討しましょう。
処分方法は後述しますが、不用品回収業者に依頼するなど、効率の良い方法を選択することで、身辺整理をスムーズに進められます。
4.残ったものを整理・整頓する
不要なものを処分したら、残ったものを整理・整頓していきます。
同じ種類のものはまとめて収納したり、使用頻度に合わせて配置したりすることで使い勝手が良くなります。
収納ケースなどを活用して、見た目もすっきりと整えましょう。
ただし、収納ケースを増やしすぎると、ものが溢れる原因になってしまうので、最小限に抑えるのがおすすめです。
5.貴重品・重要書類を整理する
身辺整理の中でも特に重要なのが、財産・貴重品・重要書類の整理です。
貴重品や書類などは、紛失すると大きなトラブルに発展しやすいため、慎重に対応する必要があります。
ファイリングするなどして、常に分かる場所に置きましょう。
6.エンディングノートなどを作成する
身辺整理の最終段階として、エンディングノートを作成するのがおすすめです。
エンディングノートには、自身の財産・口座の情報・連絡先・介護や延命治療に関する希望などを記載します。
法的な効力はありませんが、万が一があったときに家族が困らないようにするための大切な情報となるめ、準備しておきましょう。
市販のエンディングノートを使用すれば、記載する内容も分かるので、初めての方にもおすすめです。
身辺整理で出た不用品を処分する方法
身辺整理を進めていくと、たくさんの不用品が出てきます。
ここでは、身辺整理で出た不用品を処分する方法を4つ紹介します。
ゴミとして捨てる
1つ目の方法は、自治体のルールに従ってゴミとして捨てる方法です。
一般的には費用をかけず捨てられますが、一度に出せる量に限りがあるケースが多く、多量のゴミの処分には向きません。
また、自治体によってルールが異なったり、粗大ゴミは収集までに時間がかかったりします。
すぐに処分したい場合は、別の方法を検討しましょう。
リサイクルショップで売る
アンティーク品の家具や製造から数年の新しい家電などは、リサイクルショップに持ち込んで売却することも可能です。
しかし、流行遅れの洋服や使用感の強い一般的な家具などは、引き取りを断られる場合もあるので注意しましょう。
持ち込みや手続きには手間も時間もかかるので、すぐにスッキリさせたいときには向きません。
友人・知人に譲る
誰かに使ってもらいたいものがある場合は、友人や知人に譲るのも良い方法です。
近くに住んでいる友人や知人がいるなら、何か欲しいものがないか聞いてみましょう。
ただし、相手に譲る際はて品物の状態を正直に伝え、相手が本当に必要としているかを確認することが大切です。
無理に押し付けたり、後からトラブルになったりしないよう、お互いが気持ちよく受け渡しできるよう配慮してください。
不用品回収業者へ依頼する
楽に不用品を処分したいなら、不用品回収業者への依頼が最もおすすめです。
不用品回収業者は大型の家具・家電でも一気に回収してくれるほか、最短即日で駆けつけてくれます。
もちろん、自身での運び出しや運搬も一切必要なく、安全に処分が可能です。
分別方法が分からなかったり、塗料やボンベなど扱いが難しいものだったりしても、プロのスタッフが正しい方法で回収します。
不用品1点から回収する「単品回収」のほかに、各種サイズのトラックに不用品を積んで一気に回収できる以下のような「トラック載せ放題プラン」などを使えば不用品1点にかかる単価が安くなるため、多量のゴミでもリーズナブルな費用で依頼可能です。
【首都圏のトラック載せ放題プランの相場】
トラック載せ放題プラン | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
---|---|---|
軽トラック載せ放題プラン | 1R~1K | 15,000円〜20,000円 |
1.5tトラック載せ放題プラン | 1DK~2DK | 30,000円~40,000円 |
2tトラック載せ放題プラン | 2DK~2LDK | 50,000円~70,000円 |
4tトラック載せ放題プラン | 3DK以上 | 80,000円~要見積もり |
また、片付けや掃除の代行に対応している業者もいるので、身辺整理を楽に進められます。
掃除の代行に対応している業者であれば、身辺整理から不用品の回収まで一気に任せられるでしょう。
身辺整理は「エコキャット」にお任せ!
https://eco-cat.net/
エコキャットでは不用品回収をはじめ、片付けや掃除の代行も行なっています。
宅内の掃除や片付けを手伝って欲しい、その際に出たゴミをすべて回収して欲しいといった依頼も可能です。
また、深夜・早朝などの対応もできるため、仕事をしている方でも気軽に利用できます。
最短即日で駆けつけられるので、「今日のうちに最後までスッキリさせたい」といった要望も叶います。
トラック載せ放題プランやお得なキャンペーンの用意もあり、費用もリーズナブルです。
見積もりやキャンセル料は一切かからないので、少しでも気になった方はぜひ気軽にご相談ください。