カセットボンベの捨て方3選!使用期限や未使用で捨てる際の注意点も

カセットボンベの捨て方3選!使用期限や未使用で捨てる際の注意点も

本記事では、カセットボンベの捨て方を紹介します。

 

カセットボンベは中にガスが残っていることがあり、そのまま捨てると非常に危険です。

東京消防庁でも、カセットボンベによるゴミ収集車の火災、清掃局員の怪我防止のために正しい捨て方を呼び掛けています。

 

この記事を読めば、安全で正しい捨て方だけでなく、注意点や料金まで詳しく分かります。

怪我や事故を起こさないためにも、捨てる前にぜひ最後まで読んでみてください。

 

参考:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kasai/kasetto.html

カセットボンベの基本の捨て方

カセットボンベの基本の捨て方

カセットボンベを捨てる際の基本的な3つの方法は、以下の通りです。

 

捨て方 ガス抜き おすすめ度
自治体のゴミに出す 多くの自治体が必要 ★★
メーカーに引き取りを依頼する 基本的に必要
不用品回収業者へ依頼する ガス抜き不要で回収可 ★★★

 

カセットボンベを捨てる際は、自治体のルールに従って適切に行う必要があります。

安全に捨てるためには、中身の状態を確認し、以下の内容を参考に対応しましょう。

自治体のゴミに出す

多くの自治体では、カセットボンベの回収を行っています。

 

ただし、該当するゴミの種類は自治体によって異なるため、事前に確認しましょう。

以下の表に、主要な自治体の分別方法と捨て方をまとめました。

 

自治体名 分別 捨て方 穴あけの必要
世田谷区 不燃ゴミ 他のゴミと別の袋に入れる
「カセットボンベ」と記載する
なし
※中身は使い切る
千葉市 有害ゴミ 透明な袋に入れる
※ほかのゴミとは分ける
なし
※中身は使い切る
さいたま市 有害危険ゴミ 透明袋に入れる
※中身のあり・なしで袋は分ける
なし
※中身は使い切る
(中身が残っている場合は「中身あり」と書いた張り紙を付ける)
横浜市 スプレー缶 透明または半透明の袋にいれる
燃やすゴミと同じ収集日に出す
(燃やすゴミとは袋を分ける)
なし
※中身は使い切る

 

自治体によって分別の方法は違いますが、基本的に穴あけは不要です。

火気のない風通しの良い場所でガス抜きを行い、中身を完全に使い切ってからゴミに出しましょう。

メーカーに引き取りを依頼する

一部のメーカーでは、要になったカセットボンベの回収サービスを実施しています。

購入時の照明が必要であったり、回収品目に制限があったりする場合があるので、事前に各店舗へ問い合わせるのが確実です。

 

例えば、コールマンジャパン株式会社では、コールマン社製のものに限り、回収を行っています。

コールマンでは直営店でのみの回収となっており、配送による回収は一切受け付けていません。

 

また、カセットボンベを販売しているホームセンターでも、基本的に回収していないので注意しましょう。

コーナンでは買い替え時に限り、バーベキューコンロなどの回収をしていますが、中に入れて使うガス缶は回収不可です。

不用品回収業者へ依頼する

大量のカセットボンベを捨てたい場合や、ガス抜き作業に不安がある場合は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。

専門の業者が自宅まで回収に来てくれるため、安全かつ手間なく捨てられます。

 

費用はかかりますが、ほかの不用品とまとめて回収してもらえるため、大掃除や引っ越し時にも便利です。

ボンベだけでなく、バーナーやコンロなど一緒に使用する周辺機器などもまとめて捨てられます。

 

▼信頼できる業者はこちらで紹介▼

状態によるカセットボンベの捨て方の違い

状態によるカセットボンベの捨て方の違い

カセットボンベの捨て方は、中身が残っているか、完全に空になっているかによって異なります。

ここでは、状態ごとの正しい捨て方を詳しく解説します。

中身なし:そのまま捨てる

カセットボンベの中身を完全に使い切った場合は、そのまま自治体のルールに従って捨てられます。

火をつけてしばらく放置しても火がつかないことや、振ってみて「シャカシャカ」という音がしないことを確認し本当に中身が空になっているか確認しましょう。

 

中身が空だと確認したら、それぞれの自治体の分別方法に従ってゴミに出してください。

中身あり:ガス抜きして捨てる

開封したものの、使い切れないまま残ったカセットボンベは、以下の手順で必ずガス抜きをしてから捨ててください。

 

1.周囲に火の気がないことを確認する。
2.風通しの良い屋外で作業を行う。
3.キャップを外す
4.ボンベの先端をコンクリートなどの硬い地面に押し付ける
5.ガスが抜けたことを確認する

 

中身が残ったまま捨てると、ゴミ収集車や処理施設での火災事故につながる危険性があります。

ガス抜きをしてガスが出なくなったら、振って音がしないことを必ず確認してください。

満タン・新品未使用:業者へ相談

満タンのままの新品未使用のものや、ほとんど使用していないカセットボンベを捨てる場合、個人でガス抜きするのは非常に危険です。

ガス抜きできないわけではありませんが、ガスの量が多いため、引火の可能性が高くなります。

 

また、ベランダや庭でガス抜きすると近隣に迷惑をかけてしまう恐れもあり、注意が必要です。

費用はかかりますが、安全かつ確実に捨てられるため、不安がある場合は業者への依頼を検討しましょう。

カセットバーナーやゴトク付きタイプの捨て方

カセットバーナーやゴトク付きタイプの捨て方

カセットボンベをセットして使うカセットバーナーやゴトクのついた器具は、カセットボンベとは分けて捨てる必要があります。

 

カセットボンベは必ず取り外し、中身のガスを完全に抜き切ってから、自治体のルールに従って捨ててください。

カセットバーナーの本体は、多くの自治体で不燃ゴミとして回収されますが、大きさによっては粗大ゴミになることもあります。

 

ゴトク付きの場合は、ゴトク部分を取り外してカセットボンベとは別で捨てます。

例えば、さいたま市ではゴトクを含むガスコンロは不燃ゴミ扱いとなっており、有害危険ゴミ扱いのカセットボンベとは分別が必要です。

 

分別不法が分からない、他の不用品と一緒に捨てたい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

業者に依頼すれば、種類に関係なくまとめて回収してくれるので、分別方法に迷わず一気に捨てられます。

カセットボンベを捨てる際にかかる費用

カセットボンベを捨てる際にかかる費用

カセットボンベを捨てる費用は、どのように捨てるかによって大きく変わります。

以下で、詳しく見ていきましょう。

自治体:数十円~数百円程度

自治体のルールに従って、カセットボンベを不燃ゴミなどで捨てる場合、基本的に費用はかかりません。

しかし、自治体によっては指定の有料ゴミ袋が必要になる場合があります。

 

その場合、ゴミ袋の購入費用として数十円~数百円程度が必要です。

費用は安価なものの、自分でガス抜き作業を行うなどの手間がかかります。

メーカー回収:無料

一部のメーカーでは、カセットボンベの回収サービスを実施していることがあり、これらのサービスは原則として無料で利用できます。

 

ただし、店舗によっては、回収の条件が定められているため、利用の際は注意が必要です。

たとえば、メーカーで購入した商品のみが対象であったり、店舗への持ち込みが必要だったりするので、事前に確認しましょう。

不用品回収業者:300円~700円程度

不用品回収業者のカセットボンベ単体での回収は、1本あたり300円~700円程度が目安です。

不用品回収業者に依頼する場合は費用がかかりますが、安全に任せられるのが大きなメリットです。

 

また、不用品回収業者の中には単品回収ではなく、トラック載せ放題プランなどを用意しているところもあります。

相場は以下の通りです。

 

トラック載せ放題プラン 目安の間取り 料金相場
(平車、箱車などトラックによる)
軽トラック載せ放題プラン 1R~1K 15,000円〜20,000円
1.5tトラック載せ放題プラン 1DK~2DK 30,000円~40,000円
2tトラック載せ放題プラン 2DK~2LDK 50,000円~70,000円
4tトラック載せ放題プラン 3DK以上 80,000円~要見積もり

 

このようなプランなら、複数点をまとめてトラックに載せ、リーズナブルな費用で依頼できるでしょう。

断捨離、大掃除などのシーンで業者を利用したい方にもピッタリです。

カセットボンベを捨てる際の注意点

カセットボンベを捨てる際の注意点

カセットボンベは、捨てる際に火災や事故といった大きなリスクが伴うため、正しい知識と方法で安全に行うことが大切です。

ここでは、カセットボンベを捨てる際の注意点について解説します。

消防署では回収や対応はしていない

「自分でガス抜きをするのが怖い」「消防署に持っていけば対応してくれるのではないか」と考える方もいるかもしれません。

しかし、消防署はカセットボンベの回収やガス抜き作業には対応していないので注意しましょう。

 

カセットボンベを捨てる際は、あくまでも個人の責任において行ってください。

むやみに穴を開けてガス抜きしない

以前はカセットボンベに穴を開けてガスを抜く方法が広く知られていましたが、現在では多くの自治体がこの方法を推奨していません。

穴を開ける際に火花が散り、残っていたガスに引火して爆発する危険性があるためです。

 

カセットボンベは、火の気のない風通しの良い屋外でガス抜きだけしてゴミに出しましょう。

火事・事故に十分注意する

カセットボンベを捨てる際には、中身のガスを完全に使い切りましょう。

 

さいたま市など多くの自治体では、スプレー缶やリチウムイオン電池の不正な捨て方より、ゴミ収集車での火災や事故が起きています。

また、ガス抜きを室内で行い、ガスコンロをで火をつけるなどの行動をすると、引火して火災につながりかねません。

 

火災や事故には十分注意し、自治体のルールに従って捨ててください。

参考:https://www.city.saitama.lg.jp/001/006/001/p067906.html

▼リチウムイオン電池についてはこちら!▼

怖い場合は迷わず業者へ相談する

ガス抜き作業が怖いと感じる方は、無理をせず不用品回収業者へ相談しましょう。

 

専門の業者はカセットボンベの取り扱いに関する知識と経験が豊富なので、ガス漏れや引火のリスクを最小限に抑えながら安全に捨てられます。

安心を最優先に考え、不安な場合は迷わず専門家に依頼するのがおすすめです。

カセットボンベの使用期限

カセットボンベの使用期限

カセットボンベには、明確な使用期限はありませんが、製造日から7年程度が安全に使用できる目安とされています。

使用期限を過ぎると本体のゴムパッキンなどが劣化し、ガス漏れや引火のリスクが高まるため、非常に危険です。

 

製造日が分からない、いつ買ったものか分からないようなときは、使用は避けましょう。

また、少しでも不安を感じるときも使用は避け、ガス抜きをするなどして安全に配慮しながら捨ててください。

カセットボンベの捨て方に困ったら「エコキャット」へ相談

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今回は、カセットボンベの捨て方を紹介しました。

 

カセットボンベはガス抜きが必要なほか、自治体によって捨て方が異なるため、注意が必要です。

安全かつ楽に捨てたいなら、ぜひ「エコキャット」へご相談ください。

ゴミをラクに処分するならエコキャットのサービスを活用!

 

依頼から最短即日で駆けつけ、ゴトクやバーナーなどの周辺機器もまとめて回収します。

他に捨てたい家具・家電があるときは、トラックに積み込んでリーズナブルな費用で一気に回収することも可能です。

見積もりは完全無料なので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

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