空気清浄機の捨て方!各自治体の粗大ゴミの引き取り方法や無料処分も
本記事では、空気清浄機の捨て方について紹介します。
空気清浄機は小型のものから大型のものまで、さらには加湿・除湿機能がついた高機能なものまで種類が非常に豊富です。
ゴミとして捨てる際、どのように捨てたら良いか悩む方は多いでしょう。
この記事を読めば、自治体のゴミ出しから業者への依頼まで、さまざまな捨て方が分かり、自分に最も合った方法を選択できます。
空気清浄機の捨て方に悩んでいる方は、参考にしてください。
目次
空気清浄機はそもそも何ゴミ?
空気清浄機は、多くの自治体で小型家電に分類されます。
これは、「小型家電リサイクル法」という法律に基づいているためです。
この法律は、スマートフォンやパソコンなど、リサイクル可能な金属資源を含む小型家電を資源として回収し、再利用することを目的としています。
空気清浄機もこの法律の対象となることが多く、自治体のルールに従って正しく捨てなければなりません。
住んでいる自治体によってルールは異なるため、必ず事前に確認しましょう。
空気清浄機の基本の捨て方5選
空気清浄機の捨て方は、以下の通りです。
捨て方 | かかる手間 | おすすめ度 |
---|---|---|
各自治体で粗大ゴミとして捨てる | 多 | ★★ |
家電量販店に引き取ってもらう | 中 | ★ |
リサイクルショップなどで売る | 多 | ★ |
知人・家族に譲る | 中 | ★★ |
不用品回収業者へ依頼する | 少 | ★★★ |
ここでは、空気清浄機の基本の捨て方を5つ紹介します。
各自治体で粗大ゴミとして捨てる
多くの自治体では、一定のサイズを超えるものを粗大ゴミと定めており、空気清浄機もこの規定に当てはまることが多いです。
事前に電話やインターネットで申し込みをして、収集日や手数料を確認し、指定された場所に運び出しましょう。
手数料は数百円から千円程度が一般的で、自分で持ち込みができる施設がある場合は手数料が安くなることがあります。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店では、新しい空気清浄機を買い替える際に、古いものを下取りや引き取りしてくれるサービスを提供しています。
また、買い替えをせずに回収だけしてくれる店舗も少なくありません。
例えば、ヤマダ電機では「小型家電リサイクル回収サービス」を実施しており、手数料を支払えばメーカーやサイズを問わず、空気清浄機を引き取ってもらえます。
対象外となるケースもあるので、事前に確認しましょう。
リサイクルショップなどで売る
まだ使える空気清浄機であれば、リサイクルショップやフリマサイトで売ることも可能です。
比較的新しいモデルや人気メーカーの製品は、高値がつくケースもあります。
リサイクルショップでは店頭に持ち込んで査定してもらい、その場で現金化できるのがメリットです。
ただし、買い手がつかなかったり、持ち込みの手間がかかったりするので注意しましょう。
知人・家族に譲る
空気清浄機がまだ使えるのであれば、知人や家族に譲ることを検討してみましょう。
特に一人暮らしを始める方や、新しい空気清浄機を探している方がいれば喜んでもらえるかもしれません。
譲る際は、製品の状態を正直に伝えてトラブルにならないように注意してください。
不用品回収業者へ依頼する
手間をかけたくない方や他の不用品も一緒に捨てたい方などには、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
他の方法に比べて料金が高くなる傾向がありますが、自宅まで引き取りに来てくれるため、自分で運び出す手間が省けます。
料金はかかるものの、手間が省けることを考えるとコスパは高いと言えるでしょう。
自分での運び出しが難しいような大型の空気清浄機を捨てたいときにも、非常に便利な方法です。
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空気清浄機を無料処分する方法
空気清浄機を無料処分する方法は、基本的にはありません。
ごく小型のものであれば、横浜市などでは燃えるゴミや不燃ゴミとして捨てられますが、多くの自治体は有料の粗大ゴミ回収を利用する必要があります。
指定袋がある自治体では、燃えるゴミや不燃ゴミとして出す際も袋代が必要です。
また、不用品回収業者の中には「無料回収」を謳う業者も存在しますが、利用には注意が必要です。
無料と宣伝しておきながら、積み込み料や運搬料といった名目で高額な料金を後から請求されるというトラブルも起きています。
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【自治体別】空気清浄機の捨て方
主要な自治体における、空気清浄機の捨て方を以下の表にまとめました。
自治体名 | ゴミの種類 | 捨て方 |
---|---|---|
世田谷区 | 粗大ゴミ | 事前申し込み制の戸別収集 施設への持ち込み |
千葉市 | 粗大ゴミ | 事前申し込み制の戸別収集 施設への持ち込み |
さいたま市 | 粗大ゴミ | 事前申し込み制の戸別収集 施設への持ち込み |
横浜市 | 50cm未満:燃やすゴミ 50cm以上:粗大ゴミ |
【粗大ゴミ】 事前申し込み制の戸別収集 施設への持ち込み【燃やすゴミ】 透明または半透明の袋に入れて収集日に出す |
多くの自治体が粗大ゴミとして捨てられますが、事前の申し込みが必要です。
横浜市は小型のものであれば燃やすゴミとして出せるものの、分別や運搬などの手間がかかります。
特殊な機能付きの空気清浄機の捨て方
空気清浄機には、以下のような特殊機能の付いたものもあります。
- 加湿機能付き
- 冷房機能付き
- 除湿機能付き
- 扇風機付き
いずれも通常の空気清浄機と同様の捨て方ができるケースがほとんどですが、中には注意が必要なものもあります。
例えば、除湿機能付きの空気清浄機の場合、横浜市では空気清浄機ではなく、除湿機の項目で粗大ゴミ収集の予約が必要です。
また、冷房機能付きの空気清浄機はフロンガスが使われているケースがあり、事前に確認しなければなりません。
フロンガスを含む場合は、許可を得た業者などに依頼して回収をしてもらいます。
不用品回収業者なら、上記のような特殊な機能を持つ空気清浄機でも、種類に関係なく回収可能です。
空気清浄機のフィルターの捨て方
空気清浄機本体を捨てる際、フィルターの捨て方にも注意が必要です。
多くの空気清浄機に使われている紙製フィルターや活性炭フィルターは、基本的に燃えるゴミとして捨てられます。
ホコリや汚れが付着しているため、飛散を防ぐためにビニール袋などに入れてしっかりと口を閉じ、捨てるのがおすすめです。
プラスチック製の枠が付いているHEPAフィルターなどは、自治体によって不燃ゴミやプラスチックゴミに分類される場合があります。
フィルターは、必ず本体から取り外してから個別に捨てましょう。
自治体によってルールが異なるため、事前の確認が必要です。
空気清浄機を捨てる際の注意点
空気清浄機を捨てる際には、発火や事故に気を付けるなど、いくつかの注意点があります。
安全に捨てるためにも、以下の内容を参考にしてください。
ゴミとして捨てる場合はサイズを確認する
自治体によって粗大ゴミの定義は異なるため、必ず確認が必要です。
多くの自治体では、一辺の長さが30cmを超えるものを粗大ゴミとしていますが、横浜市のように50cm以上を粗大ゴミと定めているところもあります。
そのため、ごく小さい空気清浄機や卓上タイプのものは、不燃ゴミや燃えるゴミとして捨てられる可能性があります。
正しい分別をしないと、回収してもらえなかったり不法投棄と見なされたりするので注意が必要です。
発火や事故に気を付ける
空気清浄機は、発火や事故に注意しなければなりません。
特に、バッテリーが内蔵されているタイプの空気清浄機は、誤った捨て方によって火災を引き起こすリスクがあります。
リチウムイオン電池やニカド電池などの充電式電池が内蔵されている場合は、取り外して適切に捨ててください。
このような電池は、強い衝撃が加わったり、高温になったりすると発火する危険性があります。
自治体の指定する回収ボックスや家電量販店の回収サービスを利用するなど、安全な捨て方をすることが大切です。
不用品回収業者であれば、バッテリーを含めて丸ごと回収してくれます。
▼バッテリーの捨て方はこちらもチェック▼
大きいものは無理に運ぼうとしない
大型の空気清浄機は、重量があるため運搬が困難です。
無理に運ぼうとすると、壁や床を傷つけたり腰を痛めたりする原因になります。
特に、粗大ゴミとして戸別収集を利用する場合は、指定された場所まで自分で運び出さなければなりません。
運び出すのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者なら自宅まで回収に来てくれるため、自分で運ぶ手間を省くことができます。
空気清浄機を捨てる際にかかる料金
空気清浄機を捨てる際にかかる料金を、以下の表にまとめました。
捨て方 | 料金相場 |
---|---|
自治体の粗大ゴミ | 500円~1,000円程度 |
家電量販店の引き取り | 550円~2,200円 |
不用品回収業者 | 1,000円~2,000円程度 |
自治体の粗大ゴミとして捨てる場合、料金は500円~1,000円程度が相場です。
家電量販店の回収は、店舗やサービス内容によって異なりますが、550円~2,200円程度が相場となります。
不用品回収業者に依頼する場合の料金相場は、空気清浄機だけを回収する「単品回収」の利用で1,000円~2,000円程度です。
他のものも一緒に捨てたい場合は、パック料金を利用できる業者もあります。
複数のものをまとめてリーズナブルな費用で回収できるので、比較しながら検討しましょう。
空気清浄機を捨てるタイミング
以下のような症状が見られたら、空気清浄機の買い替えを検討しましょう。
- 異音・異臭などのトラブルがある
- 機能が物足りなくなった
- 効果を感じられなくなった
空気清浄機から異音がしたり、異臭がしたりする場合は内部のモーターや部品に異常が出ているサインです。
そのまま使い続けると、火災の原因になる場合もあるので買い替えを検討しましょう。
効果が感じられなくなったり、機能が物足りなくなったときも買い替えのタイミングです。
空気清浄機を捨てるなら「エコキャット」へ
https://eco-cat.net/
今回は、空気清浄機の捨て方を紹介しました。
空気清浄機は種類によって捨て方が異なるケースがあり、分別や収集依頼にも手間がかかります。
今すぐに捨てたいなら、「エコキャット」へご相談ください。
今すぐに駆け付けられるのはもちろん、大型のものや特殊なタイプの空気清浄機でも柔軟に対応します。
他の家電・家具なども一気に回収できるので、断捨離や大掃除の際にもおすすめです。
バッテリー式のものでも、取り外さずにそのまま回収できるので、発火や火災が心配な方もぜひご利用ください。