家庭の個人情報書類の捨て方!溶解サービスで安全かつ環境へ配慮した処分を
家庭で出る個人情報書類の捨て方を解説します。
家族の氏名や電話番号、口座情報や通学先など、個人情報が記載された書類は安全な方法で捨てないと情報漏洩につながりかねません。
情報漏洩は些細な油断から発生することも多いため、書類の処分時は他の家庭ゴミを捨てる時よりも慎重な対応が重要です。
この記事では、個人情報書類の安全な捨て方と注意点を解説します。
書類が山積みになっていてお悩みの方はご参考にしてください。
目次
注意して処分すべき個人情報書類の例
一つの家庭でも多数の個人情報書類を取り扱います。
そこまで重要視していない書類でも、実は個人情報が記載されているケースも少なくありません。
以下で処分時は特に注意すべき個人情報書類を挙げるのでご参考にしてください。
部類 | 具体的な書類 |
郵送・宅配関連 | 郵便物の宛名ラベル(DM、請求書、会報誌など) 宅配便の伝票(荷札・送り状) 不在票(名前・住所・電話番号) |
金融関連 | 銀行・クレジットカードの明細書 保険会社からの契約通知書、満期案内 税金・年金通知書(住民税、国民年金、所得税など) |
公的書類・行政関連 | マイナンバー関連書類 印鑑登録証明書 運転免許証のコピー |
医療関連 | 病院の領収書(氏名・保険情報) 検査結果通知書 健康診断の結果 |
教育・子育て関連 | 学校や幼稚園からの通知(成績表、保護者宛の手紙など) 塾や習い事の案内・領収書 保育園/幼稚園の申し込み書類(コピー) |
雇用・労働関連 | 給与明細書 雇用契約書の控え 源泉徴収票 |
契約・申込・保証関連 | 電気・ガス・水道の契約書・請求書 インターネット・プロバイダの契約関係書類 賃貸借契約書 |
その他 | 名刺(もらった側も含む) 見られたくないノート SNSなどの登録書類(紙で印刷したログイン情報など) |
住所や氏名、口座番号のような明確な情報が掲載されているものはもちろん、勤務先や子どもの通学先の特定につながるような書類も処分に注意しなければなりません。
書類の悪用を企む人によって必要とする情報は異なります。
あらゆるケースを考え、自身や家族の情報漏洩につながりそうな書類は慎重に取り扱ってください。
個人情報書類の家庭での安全な捨て方
家庭でも取り扱う個人情報書類の安全な捨て方を解説します。
気軽にできる方法でも個人情報の処分はできますが、情報の機密性が高いのなら一手間かかる方法を選ぶほうがより安全です。
情報の重要性に応じて、以下の4つの捨て方から選んでみてください。
シュレッダーで細断する
家庭から出た個人情報書類で、重要度が高くないものならシュレッダーで細断してから捨てるのが安全かつ便利です。
個人情報が記載されている面を細かくできるうえに、他のゴミと混ぜて捨てやすくなるので情報漏洩を防止できます。
家庭で使うなら、机に置ける「卓上シュレッダー」や、机横に置ける「デスクサイドシュレッダー」が邪魔になりにくいでしょう。
普段から書類の処分が発生する場合は「同時に細断できる枚数」や「細断速度」を、使う頻度が高くないなら省スペースにつながる製品を選ぶのがベストです。
【シュレッダーでの処分がおすすめの個人情報書類】
- クレジットカードの利用明細書(カード番号や口座番号などが書かれていない)
- 宅配便の送り状(伝票)
- 病院や薬局の領収書
- 光熱費の請求書(電気・ガスなど)
- ダイレクトメールの宛名ラベル付き封筒
ゴミ処理施設に持ち込む
個人情報書類をゴミ処理施設に持ち込んで捨てるのも安全です。
自治体の運営施設なら自治体が責任を持って処分してくれるので、信頼できる持ち込み先として利用できます。
たとえば東京都立川市では「総合リサイクルセンター」に紙類の持ち込みが可能です。
午前8時30分~正午、午後1時~午後4時の受付時間内なら自由に持ち込めるので都合に合わせた処分もできます。
他の自治体でも紙類を持ち込めるケースが多いので、ゴミ集積所に書類を置いておきたくない方などの選択肢になるでしょう。
ただし、自治体によっては持ち込んだ書類から情報が漏洩しても責任を取ってくれなかったり、シュレッダーで細断した紙類の持ち込みは禁じていたりする場合があります。
信頼できる処分方法ではありますが、持ち込む書類は吟味すべきです。
【ゴミ処理施設に紙類を持ち込める主な自治体】
自治体 | 持ち込み先 |
東京都八王子市 | 戸吹クリーンセンター 館クリーンセンター 南大沢清掃事務所 |
東京都立川市 | 総合リサイクルセンター |
千葉県千葉市 | 古紙回収庫(市内20ヶ所) |
【ゴミ処理施設での処分がおすすめの個人情報書類】
- 年賀状・喪中はがき
- 地域の回覧板コピー
- 町内会・自治会からの案内
▼子どもの教科書の捨て方を解説!捨てるタイミングや注意点は?▼
水に浸けて処分する
見られたくない書類は水に浸けることで復元できない状態にし、燃えるゴミとして捨てるのも一手です。
水に溶けやすい紙に限られる処分方法ですが、家庭でもできるので安心感は高いといえます。
【個人情報書類を水に浸けて処分する方法】
- バケツに水を汲む
- シュレッダーやハサミで細断した書類をふやけるまでつけておく
- インクが滲んで内容が見えない状態になったら取り出す
- しっかり絞って他のゴミと混ぜて捨てる
このステップで処分を進めれば、個人情報を盗み見られる可能性は大幅に下げられます。
なお、手で掴めないくらい紙がふやけたとしても排水溝などに流すのはNGです。
詰まりの原因になるため、必ず取り出して家庭ゴミとして処分してください。
【水につけた処分がおすすめの紙】
- 水に溶けやすい紙全般
- 柔らかい紙
不用品回収業者の溶解サービスを利用する
特に重要度が高い機密文書などは、不用品回収業者の溶解サービスを使って処分するのがおすすめです。
水と機械を使って物体をバラバラにするのが溶解で、元の原型がない状態まで溶かせることから個人情報書類の捨て方として最も安心といえます。
バケツの水につけるのも一種の溶解ですが、業者が行う溶解サービスでは溶解前後の作業が省けるので、処分の負担を最小限に抑えられるのが強みです。
溶解された紙は再生紙としてトイレットペーパーなどに生まれ変わるので、リサイクルに貢献できる方法でもあります。
ホッチキスの分解や裁断後の処分が面倒に感じるなら、「エコキャット」の溶解サービスをご検討ください。
中間処理場で溶解してから紙として再活用するため、個人情報を守りつつ資源の有効活用ができます。
引っ越し大手の「クロネコヤマト」でも溶解サービスを提供していますが、対象は法人のみです。
なかなか捨てづらい書類は、ぜひエコキャットに処分をご依頼ください。
【溶解サービスでの処分がおすすめの個人情報書類】
- ホッチキスなどが付いた大量の書類
- 家族や知り合いの情報が記載された書類
個人情報書類を捨てる時の注意点を解説
個人情報書類を捨てる時の注意点を3つ紹介します。
情報の漏洩を防ぐことはもちろん、条例を守ってゴミを捨てるためにご参考にしてください。
実態のわからない業者に処分依頼しない
実態のわからない業者に個人情報書類の処分を依頼するのは危険です。
会社情報や処分工程など、顧客にとって必要な情報をあえて隠している業者は信頼性にかけます。
こういった業者に個人情報書類の処分を依頼すると、書類が適切に処分されたか最後までわかりません。
また、処分を装って情報を抜き取られて悪用されるケースも考えられます。
個人情報を守ることは、家庭を守ることと同じ意味です。
業者に処分を依頼するなら、会社の実態や処分方法がわかる相手に絞ることが欠かせません。
【業者選定時に見ておきたいポイント】
- ホームページに会社所在地と電話番号が記載している
- 料金体系が明確
- ネットの口コミ評価が高い
- 処分方法が紹介されている
- 問い合わせがすぐつながる
▼無料回収をアピールする業者は危険!業者選びのコツは以下の記事でも解説!▼
自身で焼却処分しない
個人情報書類を自身で焼却処分するのもNGです。
紙類のように、家庭ゴミとして捨てられるものを焼却することは「野焼き」にあたります。
法律・条例違反となりかねない行為で、罰せられると「5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、またはその両方」が科せられます。
また、ドラム缶や自作の焼却炉で紙類を燃やすと、仮に有害物質が発生しても抑制できず環境や近隣住民に悪影響を与えかねません。
安全性に欠けるうえに、罪を背負うことになる可能性のある方法は選ばないように注意してください。
ミックスペーパーの袋から内容が見えないようにする
神奈川県川崎市のように、紙類全般を「ミックスペーパー」として資源回収する自治体もあります。
もし重要度の低い個人情報書類をやむを得ずミックスペーパーとして出す場合は、情報が外から読み取られないように工夫することが欠かせません。
多くの自治体では紙袋や透明・半透明の指定袋に入れて排出するため、詰め方によっては氏名や住所などが袋越しに見えてしまう可能性があります。
個人情報が記載された面を内側に折り込む、別の紙で包む、紙袋の口をしっかり閉じるなど、内容が外から確認できないようにし、安全に処分を進めてください。
個人情報書類の捨て方に悩んだら「エコキャット」にご相談ください!
https://eco-cat.net/
家庭で溜まりがちな個人情報書類の処分に不安があるなら、「エコキャット」に相談してみてください。
エコキャットなら、封筒や契約書のコピー、明細書など、家庭から出る個人情報書類を安全な溶解サービスで処分できます。
加えて他の不用品も手放せるので、引っ越しや遺品整理など、自宅を一気に片付けたい時にも便利です。
支払い方法は現金・クレジットカード・銀行振込に対応しています。
相談・見積もりは完全無料で、当日の追加作業がない限り請求額も変わりません。
家庭から事業者まで、あらゆる場所で排出される個人情報書類の溶解に対応しているので、情報を守りながら確実に処分を進めたい時はお気軽にご相談ください。