砂利の捨て方3選!庭や植木鉢の砂利や小石は何ゴミ?防犯砂利回収もある?
この記事では、砂利の捨て方について解説します。
砂利は処理困難物に当たるので、基本的に自治体では回収は行なわれていません。
しかし、公共の場所に埋めることは不法投棄と見なされ、最悪の場合生態系への影響も懸念されます。
安全な捨て方とその料金相場について注意点も併せて紹介し、記事後半では砂利と一緒に捨てることの多いアイテムの捨て方も確認していきます。
ガーデニングや庭造りが趣味の方はぜひお役立てください。
目次
砂利は何ゴミに分別される?
砂利は一般的に処理困難物に分類されるためほとんどの自治体では回収されていませんが、自治体によって対応に差があります。
例として、東京都世田谷区と神奈川県横浜市の対応を以下にまとめました。
自治体 | 回収 | 補足 |
東京都世田谷区 | × | 処理施設の故障の恐れがあるため回収不可 |
神奈川県横浜市 | 〇 | 燃えないゴミに出せる。ただし、一度に大量に捨てられない可能性有り。 |
最近では廃プラスチックを利用した砂利も出回っていますが、こちらも燃えるゴミ・燃えないゴミなど自治体によって分別が異なる可能性があるので、各自治体に問い合わせて指示に従ってください。
砂利の捨て方3選
ここでは、砂利の捨て方を3つご紹介します。
事業者の方は、「事業ゴミとしての砂利の捨て方」の項目をご確認ください。
もしくは、事業ゴミとして処分する必要がありますので、産業廃棄物収集運搬業許可証があるエコキャットにご依頼ください。
ホームセンターで引き取ってもらう
砂利を回収しているホームセンターはあまり多くありませんが、島忠ホームズでは一部の店舗に限り砂利の回収が行なわれています。
島忠ホームズで購入した砂利の袋に同等量の古い砂利を詰めることで回収を依頼できますが、すべての店舗で回収しているわけではないうえ、条件も異なります。
例えば、以下の3店舗のように違いますので、条件を必ず問い合わせてください。
店舗 | 回収条件 |
東京都大田千鳥店・東京都大谷田店 | 島忠で新しい砂利を購入すれば、購入した袋に詰めて持参で個数制限なく回収可能 |
京都小平店 | 砂利を3袋くらい購入して、お店の袋のまま持って行けば少量回収 |
東埼玉県浦和中尾店・大宮本店 | 回収不可 |
また、2025年6月時点で以下のホームセンターでは砂利の回収は行なわれていません。
- カインズ
- コーナン
- コメリ
- ビバホーム
- ユニディ
- ジョイフル本田
ただし、カインズでは「カインズリフォーム」として外構などのリフォームの相談ができます。
サービスの一環として砂利敷き工事も行なっているので、古い砂利を同時回収してもらえるか一度問い合わせてください。
造園業者に回収してもらう
造園業者は、庭の設計や植栽だけでなく庭のリフォーム・整地・石材の撤去なども行なっており、玉砂利・防犯砂利などの砂利や庭の石の回収も依頼できることが多いです。
砂利は少量であっても重さがあり、袋に詰めればかさばります。
スコップで砂利を回収して運び出す作業は、高齢者や一人暮らしの世帯の方には負担が大きいので、その点だけでも造園業者に任せるメリットはあると言えます。
庭を一から作り変えたいときや新しい砂利に入れ替えたいときはもちろん、その後の庭の手入れのことなども相談したいのであれば、造園業者に回収をしてもらうのがおすすめです。
ただし、造園業者が処分をすると産業廃棄物になるため、処分費用が高額になります。この場合、手軽さは造園業者ですが、金額では不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者は不要となった家具・家電を回収している印象が強いですが、実は廃材や砂利・土・石など捨て方に悩むアイテムの回収にも対応しています。
回収から運び出しまですべてお任せできるので、自分で袋詰めしてホームセンターに持ち込むのが難しい方にとっては、とても利便性が高いと言えます。
最近では、ベランダガーデニングや観葉植物を生活に取り入れる方も多く、ベランダの装飾や観葉植物に使用していた玉砂利や白砂利の捨て方で悩んでいる方も多いです。
不用品回収業者であれば砂利の種類にかかわらず回収できるだけでなく、プランター・シャベル・はさみ・置物などのガーデニング用品や植物・土・鉢植えなどもまとめて回収可能です。
即日回収にも対応している不用品回収業者が多いので、とにかく早く一度にまとめて片付けたいときにとてもおすすめです。
事業で使用していた砂利は事業ゴミ扱いになる
砂利を使用するのは個人の住宅だけではありません。
ホテル・旅館・飲食店・美容室・オフィスビルなどの庭やアプローチ部分でも、防犯砂利や玉砂利がよく使われています。
これらの施設で事業に伴い使用していた砂利は、事業ゴミとみなされます。
事業ゴミは廃棄物の種類によって事業系一般廃棄物または産業廃棄物に分けられますが、砂利は産業廃棄物に分類されるのが一般的です。
そのため、産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に委託して捨てるのがスタンダードな方法です。
次の項目でより詳しく解説します。
事業ゴミとしての砂利の捨て方
事業者が砂利を捨てるときは、以下の方法を利用するのがおすすめです。
- 造園業者に依頼する
- 産業廃棄物収集運搬業者に委託する
- 産業廃棄物収集運搬業許可証を持つ不用品回収業者に依頼する
外構・植栽スペースの定期的なメンテナンスに伴い古い砂利を捨てるときは、造園業者に整備と一緒に回収を依頼すると効率的です。
一方で、砂利を捨てるだけであれば、産業廃棄物収集運搬業者に委託するのがオーソドックスです。
ただし、改装や閉店に伴い植木鉢・棚などの什器もまとめて捨てたいときや、定期契約ではなくスポット的に利用したいときは、エコキャットのように産業廃棄物収集運搬業許可証を持つ不用品回収業者がおすすめです。
即日回収や深夜・早朝など営業の前後での作業も柔軟に依頼できるので、業務に支障をきたさずに砂利やその他の不用品を手放せるという点で大きなメリットがあります。
その時々の目的に合わせて、一番メリットが多い方法を選択しましょう。
砂利を捨てるときの料金相場
砂利を捨てるときにかかる料金の相場を以下にまとめました。
ただし、砂利にはいろいろな種類があります。
1センチ角の庭に敷き詰める一般的な砂利やから、庭石を細かくしたもの、防犯砂利、化粧砂利、玉砂利、黒玉石などさまざまです。
そのため、砂利の種類によっては金額が変わる可能性があるため、必ず見積もりを依頼してください。
捨て方 | 料金相場 |
ホームセンターで引き取ってもらう | 砂利の購入金額(購入した砂利と同数量での引き取りは不可の店舗もあり) |
造園業者に回収してもらう | 1kgあたり約25円〜40円 |
不用品回収業者を利用する | 30円~40円/kg |
1平米を埋めるのに必要な砂利は約60kg~80kgと言われています。
造園業者に依頼する場合、例えば10平米の庭に敷き詰めている砂利を捨てるのであれば、砂利の量は少なく見積もっても600kgにも及ぶため、回収に15,000円~24,000円ほど料金がかかります。
さらに、砂利の種類や回収量によっては料金がさらに高くなる可能性があり、ホームセンターでは回収自体を断られることも考えられます。
一方で、不用品回収業者に依頼すれば種類・量にかかわらず砂利の回収を依頼できます。料金相場は単品回収で約30円~40円/kgです。
自分で回収・袋詰め・運搬をする必要がないため、力仕事が難しい方や高齢の方にもおすすめです。
また、砂利以外にも不用品を捨てたい場合は、トラックに載せられる範囲内で不用品をまとめて回収してもらえる「トラック載せ放題プラン」をぜひご活用ください。
複数のアイテムを砂利と一緒に回収してもらえるため、自治体の粗大ゴミ回収のように1点ずつ回収手続きをする必要もなく、時間・手間・コスト面でも非常に効率的です。
以下に、トラック載せ放題プランの料金相場をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
トラック載せ放題プラン | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
---|---|---|
軽トラック載せ放題プラン | 1R~1K | 15,000円〜20,000円 |
1.5tトラック載せ放題プラン | 1DK~2DK | 30,000円~40,000円 |
2tトラック載せ放題プラン | 2DK~2LDK | 50,000円~70,000円 |
4tトラック載せ放題プラン | 3DK以上 | 80,000円~要見積もり |
砂利を捨てるときの注意点
ここで、砂利を捨てるときに注意すべき点について2つ解説します。
公共の場に埋めるのは不法投棄になる
玉砂利やプラスチック製の砂利でなければ問題ないと考える方もいるかもしれませんが、砂利であっても私有地以外に捨てたり埋めることは不法投棄とみなされます。
道路脇・河川敷・公園など公共の場に砂利を埋めたり置いていったことが万が一発覚すれば、罰則の対象となる可能性も否定できません。
不法投棄の罪を問われた場合、個人には5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、法人には3億円以下の罰金がそれぞれ科されます。
例え少量だったとしても、私有地以外に埋めて手放すという方法は絶対にやめましょう。
山や川に撒くのは生態系に影響するのでNG
不要になった砂利を自然に還そうとする方も少なくありませんが、人工的に加工された砂利も多いので、山や川などに撒く方法も望ましくありません。
特に、玉砂利や防犯砂利などは着色をはじめとした加工が施されていることも多く、環境にとって有害な物質が使われていれば生態系への影響も考えられます。
人の手が作ったものはそのまま自然に還せるものではなく、捨てるために別途処理が必要なことも多いので、環境にもきちんと配慮して適切な方法で捨てましょう。
砂利と一緒に出るアイテムの捨て方
最後に、砂利と一緒に排出されることの多いアイテムの捨て方を紹介します。
土
砂利と同様に土も多くの自治体では回収していないことがほとんどですが、まれに回収している自治体もあります。
例えば、東京都足立区では1世帯につき月1回まで20Lを上限として家庭用の園芸土の回収を無料で実施しています。
また、ホームセンターによっては古いものをサービスで回収していることがあるので、これらを利用するのも一つの手です。
ただし、どちらの方法でも土・砂利を自分で袋に詰める作業が発生するだけでなく、土に砂利が混じらないように注意しなければいけないことが多いので、手間や労力がかかります。
他にも捨てたい不用品がある方や自力で砂利・土を運ぶのが難しい方は、不用品回収業者の利用もぜひご検討ください。
土の処分方法について知りたい方はこちら!
観葉植物
観葉植物などは、ほとんどの自治体で燃えるゴミとして捨てます。
ただし、砂利や土など鉢の中の内容物を取り出したり、植木鉢の素材ごとに分別や捨て方を分けたりさまざまなプロセスがあるため、観葉植物を捨てるのは容易ではありません。
フラワーショップによっては植木鉢などと一緒に観葉植物を有料で回収していることもあるので、サイズが大きく手に負えないものなどはプロに依頼して捨てるのもひとつの手です。
東京近郊の不用品回収業者や安く処分する方法を知りたい方はこちら!
砂利の捨て方でお悩みならエコキャットへ!
https://eco-cat.net/
砂利の捨て方でお悩みなら、エコキャットにぜひご相談ください。
エコキャットは、不用品回収サービスをメインで提供している業者です。
少量~大量の砂利や、土・観葉植物・ガーデニング用品などの回収もまとめてお引きしており、回収・運び出し・分別などもすべてお任せいただけます。
もちろん個人のお客様だけでなく、法人のお客様の砂利やその他の不用品の回収も行なっていて、ご連絡をいただいた日にお見積もりから回収まで対応することも可能です。
業務の合間や営業の前後にご依頼していただければ、効率良く砂利や不用品を手放せるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。