片付けられない障害・病気をセルフチェック!大人や子供の発達障害とは
本記事では、片付けられない障害・病気をセルフチェックや大人・子供の発達障害について紹介します。
部屋を片付けようと思っても中々手をつけられない方も多いはず。
そのような方は、何かしらの障害や病気になっているか確認しましょう。
障害や病気であれば、そのままだと部屋を片付けられない可能性があります。
正しい対処法を知って、部屋を片付けられるようになりましょう。
部屋の片付けでお困りの方は参考にしてみてください。
目次
部屋を片付けられない障害・病気のセルフチェックリスト
部屋を片付けられないと思った方は、障害や病気のセルフチェックを行いましょう。
- 物を捨てられない
- 必要なものが全然見つからない
- 片付けしてもきれいにならない
- 整理整頓が苦手
- 注意を時速できない
- ケアレスミスが多い
- 忘れ物が多い
- ケアレスミスが多い
- 相手の気持ちを汲み取れない
- 夢中になって話しすぎてしまう
上記のセルフチェックリストに当てはまった数が多いと、障害や病気の可能性があります。
ただし、あくまでセルフチェックするものなので、医療機関に行って医師に診察をしてもらってください。
片付けられない障害・病気をチェック
続いて、片付けられない障害・病気には、どのようなものがあるかチェックしましょう。
ADHD(注意欠陥多動性障害)
ADHDとは、発達障害の1つです。
ADHDは集中力がない、なくしものが多いといった「不注意」や、じっとしてられない、ずっと喋っている、順番を待てないといった「多動性」「衝動性」などの特性がみられます。
日常生活の中で、計画を立てたり優先順位をつけて物事に取り組むことが難しく、部屋の片付けに影響が出てしまいます。
集中力が続かなくて途中で別のことに気を取られてしまうので、片付けができず全然部屋をきれいにできません。
さらに、忘れっぽいこともあり、物をどこに置いたのかわからなくなり、また新しいものを買ってしまうという悪循環にもなるでしょう。
ASD(自閉症スペクトラム障害)
ASDは、部屋を片付けられないと呼ばれる障害の1つです。
ASDは、言葉やそれ以外の方法で相手の考えを読み取ったり、自分の考えを伝えることが苦手です。
さらに、特定の強いこだわりや関心を持つことや、規則正しいことを好む傾向にあります。
部屋を片付けようとした際に、自分の強いこだわりが出てしまい、中々不要なものを捨てられなくなってしまいます。
部屋をきれいにするよりも、規則正しさを意識してしまい、ものを整理できなくなるのです。
ものを収集することに執着してしまい、収納しきれない量の物を溜め込んでしまうでしょう。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は、コミュニケーション能力に少し特異性がみられる症状です。
言語能力や会話能力については問題ありません。
しかし、以下のような特性があります。
- 他者とのコミュニケーションを円滑にするのが難しい
- こだわりが強い
- 柔軟な想像や思考が難しい
- 社会的に適切に振る舞うことが難しい
アスペルガー症候群の方は、急な環境の変化や柔軟な対応が苦手です。
さらに、こだわりの強さから整理整頓ができず部屋が散らかってしまうでしょう。
OCD(強迫性障害)
OCDは、強い強迫観念を持ってしまう障害です。
自分の意思や思考と違うことが頭に浮かんでしまい、それを振り払おうとしても不合理な行為を繰り返してしまいます。
例えば「今、これを集めないといけない」「このものを捨ててはいけない」といったことを考えてしまい、不要なものを集めたり、捨てられなかったりします。
そうなると、ものが溜まる一方なので、いつになっても部屋を片付けられません。
OCDは日常生活にかなりの影響を及ぼしてしまう可能性があるので、早めに対処する必要があります。
統合失調症
統合失調症は、脳の機能が誤作動を起こして考えや気持ちがまとまらなくなる精神疾患です。
自分の思考・感情・行動が1つに統合できなくなり、幻覚や妄想などの症状が見られるようになります。
統合失調症になると、ないものをあると言ったり、反対にあるものをないと思い込んだりしてしまいます。
ものの整理整頓やゴミの分別といった作業が困難です。
さらに、意欲の欠如が起こって、何もやる気が起こらず部屋の片付けもできなくなります。
うつ病
うつ病は、ストレスが引き金になって発症する心の病気です。
うつ病になると、以下のような症状が見られます。
- 食欲が落ちてしまう
- 気分が落ち込む
- 物事に集中できない
- やる気が起きない
- 寝つきが悪くなる
うつ病の方は何をするにもやる気が起きなかったり「部屋を片付けられない自分なんてダメだ」と自分を責めたりしてしまいます。
そのように症状が重くなると、部屋を片付けるどころか生活することが困難になってしまうのです。
認知症
認知症は、脳内の情報伝達が滞りがちになる病気です。
記憶や理解力が低下してしまい、物忘れがひどくなったり、整理や掃除などを行う認知機能に影響が出たりします。
例えば「どこに物を置いたのかわからない」「片付けの仕方を忘れてしまう」といった状況になってしまいます。
認知症は自分では気づけないケースが多いです。
気づかないうちに認知症になっており、部屋を片付けられない状態になっているかもしれません。
セルフネグレクト
セルフネグレクトとは、病気やショックな出来事などが原因で、自分自身を労わらずケアを放棄・放任すること賞状のことです。
セルフネグレクトになると、部屋が片付いていないことに気づかないほどやる気がなくなってしまいます。
部屋の片付けの意欲がないので、自分だけでは部屋をきれいにできません。
セルフネグレクトの方は、周囲のサポートを拒否してしまうこともあるため、病気を治すことに専念する必要があります。
障害があると部屋の片付けをできない理由
続いて、障害があると部屋の片付けをできない理由を紹介します。
自分のコントロールが難しい
障害があると、感情や行動などをコントロールすることが難しいです。
自分のコントロールができないと、状況に応じて動いたり行動を制限したりするのが困難です。
そのため、部屋を片付けようと思って、中々できない状況になってしまいます。
部屋を片付け始めても、違う場所が気になってそっちの片付けに気をつられてしまうでしょう。
記憶が抜け落ちてしまう
障害がある方は、短期記憶の容量が小さいので記憶が抜け落ちてしまいます。
例えば、散らかっているものをまとめて箱に入れて整理しようと考えても、箱に入れて整理するまで記憶できません。
そして、散らかっている物をまとめて終わりにしてしまうでしょう。
障害があると、時間が経つと物事を忘れてしまう可能性があるので、本格的に部屋の片付けをできません。
集中できない
障害があると、集中できない傾向にあります。
特にADHDのような障害を患っている場合、集中力をコントロールすることが難しいです。
部屋の片付けをしている途中で、集中力が切れたり、他のことが気になったりしてしまいます。
優先順位をつけられない
障害がある方の中には、物事の優先順位をつけることが苦手な方が多いです。
自分がやるべきことや必要なことの判断ができず、部屋の片付け手順やものの処分などがしづらくなります。
さらに、必要ないものを買ってしまい、ものが余計に増えることになってしまうでしょう。
障害があって部屋を片付けられない時の対処法
続いて、障害があって部屋を片付けられない時の対処法を紹介します。
医療機関を受診する
障害がある方は、医療機関を受診しましょう。
障害や病気は自分だけではどうすることもできません。
どんなに努力をしたとしても、症状が改善されないでしょう。
医師の診察を受けて適切な治療をすることで、症状が良くなってきます。
そうなれば、自分だけでも徐々に部屋をきれいにできるようになります。
部屋を片付けられない障害だと感じたら、精神科医や臨床心理士などに現状を伝えて相談しましょう。
不用品回収業者を頼る
障害で部屋を片付けられないなら、不用品回収業者を頼ることも1つの方法です。
不用品回収業者は、不用品の分別・仕分け・運び出し・運搬・処分といった一連の作業を行っています。
面倒な作業を任せると、自分で部屋を片付けなくてもきれいにできます。
また、片付け方のアドバイスを不用品回収業者からもらえば、障害の治療が落ち着いて自分で片付けられるようになった時の参考になります。
常に部屋が整理されてきれいな状態を保てるようになるでしょう。
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周囲の人を頼る
障害がある方は周囲の人に頼るのもおすすめです。
自分だけではどうすることもできないので、周囲に力を借りれば部屋をきれいにできます。
特に家族であれば、人に話せないことでも相談しやすいでしょう。
部屋を片付けられないと悩んでいる方は、身近な人に頼ってみてください。
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